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74.第十八章 教会総本山奪還作戦

  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 凡そ半月程でグラッキー領の完全奪還とマーメイド族との条約を概ね整え、協力を取り付ける事に成功。

 会談の後は交易品の宣伝を兼ねて、ダモクレス料理を堪能して貰った。

 流石に戦が終わった後に傭兵一本だけというのも問題があると思ったからだ。


 流石に海底資源や養殖漁業等は彼ら任せにするしかない。長老方には色々悩んで貰う事にして、結局マリリン王女も聖戦軍に傭兵として参加する事になった。

 とはいえ現状ではスポット参戦。海や川周辺に限る予定だ。


 ちょっとミレイユ王女が守護騎士エルゼラント卿を連れ、兄の元へ全速帰還したがまあ婚約に不満があった訳では無いので。どっちかと言えば婚家に貢献?



 北上が終わり、聖戦北方面軍は西への進軍を再開した。


「イザベラ大司教の居場所が判明しました。

 ラスクーバ高山の教会総本山〔大聖堂〕に立て籠もる帝国軍の下で、今も囚われの身である御様子です。」


 グレイス宮廷伯の報告を聞いたのは、ミレイユ王女も戻って来た時だ。


 実はダモクレス船には最初から船底、それも水中に潜らないと把握出来ない位置に派手な紋章が描かれている。

 マーメイド族の存在を意識していた事もあるが、一番は帝国船と見分けるために偽装帝国船の証拠として用意したものだ。

 なので帝国海域周辺で、通商破壊作戦決行が決まった。


 閑話休題。

 ラスクーバ高山周りに布陣した聖戦北方面軍だが、進軍速度は義勇軍の頃と比べ明らかに遅く、足並みも乱れがちだった。


 何故なら北軍の総指揮官こそアレスではあるが、今迄軍の中核を成していた旧義勇軍は大部分が聖都包囲軍として残っている。

 総数こそ一万程度に膨れ上がっているが、今回北軍側に参陣しているのは二千に留まっている。そこに王子二人体制のダモクレス、ハーネル連合が千と傭兵五百、聖王諸侯軍が千。この段階で約四千五百。

 ここにカトブレス大公軍一万が加わっている。


 ハイクラスのみの旧義勇軍部隊に対し、聖王諸国軍は主力のみに留まる。

 一方でカトブレス大公軍は主力を聖都攻めに残した帰国軍中心の為、大多数基礎クラスという状態だ。一番数の多い部隊が全体の足並みを遅くしていた。


 この状況はカトブレス公にも予想外だった。旧義勇軍側の進軍速度が明らかに早過ぎるのだ。アレス王子の梃入れによって殆どが魔狼ガルム騎兵と化している。

 精鋭部隊こそ追従出来るが走り鶏部隊でギリギリ、軍馬は無理。歩兵は論外。

 移動距離に配慮され近場の担当に回ったにも関わらず、陥落は一番遠い旧義勇軍が圧勝、次いで聖王国軍を交えたダモクレス軍。

 カトブレス軍の戦果が一番悪く遅かった。


(精鋭を城攻めの為に残したとはいえ、流石にこれは拙いのぅ……。)


「大公殿、今回の総本山奪還作戦は貴公の軍に麓の包囲網を任せる。

 申し訳無いが麓の封鎖中に貴公の部隊から弱卒五千を外し、その者達に帰国を優先させて貰えないだろうか。」


「……済まんな、今回はお言葉に甘えさせて貰おう。

 儂もここまで差が出るとは思っておらなんだわ。」


 流石にこの話を軍議の場に持ちだすのは憚られる。アレスは私的な相談という形を取って、カトブレス公の天幕を訪れていた。


「大軍を動かす機会など長年ありませんでしたからな。

 ご理解頂けて何よりです。」


 立場上カトブレス公からは兵を減らすとは言えなかっただろう。

 今回の戦は聖王国に対してどれだけ労を折れるかという側面もある。

 彼らは今迄帝国に強く出られなかった分、聖王国にはそれ以上の出血を見せねばならないのだ。そして同様に、成果も求められる側だ。

 非常時に役に立たないのであれば、大公の権限など無用の長物だ。


「助言をさせて頂くなら今後の為に、聖都包囲網の軍も精鋭中心に機動力のある軍で纏め直す事をお勧めします。

 移動距離が延びると行軍速度の差が、露骨に戦略の差となって現れます。」


 事実、アレスの今迄の戦果はまさにそれだ。視野の広さと機動力が幾度も戦局を覆し続けている。今迄の義勇軍の戦術は全て共有され、目を通させて貰った。


「よし!いっそ儂等も全軍ガルム騎兵だけに絞るか!

 二千もあれば十分戦果は出せるしな!」


「ちょっと爺さん?!包囲網、包囲網だからな!

 今回だけは麓を閉鎖出来る兵力残せよ?!」


 この大公、最前線に出る気配しか感じない。


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 ラスクーバ高山は、唯一神と精霊を崇める神官達の組織〔教会〕の総本山として知られている。


 神の教えを正しく伝承し、神に与えられた神聖魔法を広める事を教義としているこの組織は、神官達の修行を推奨しつつ必要以上の政治介入を禁じている。

 例えば司教以上の地位に就く為には、王権と貴族位の放棄が義務だ。

 もし何らかの事情で還俗した場合、公的な破門として扱われ二度と総本山に足を踏み入れる事が禁じられる。

 要は神より俗世を優先する者は信用ならんという話だ。だが神聖魔法を広める旨を教義としている以上、俗世を断つ事も許されない。

 斯くして司教以上の者は指導者として正しい教えの継承を優先した者達であり、総本山に常駐出来るほど徳を積んだ特別な者達とされる。


 だが真相は違うのだ。司教達は、LV3以上の神聖魔法を最低一つ以上修得する事が義務であり資格とされている。

 何故なら。秘された大司教の真の役割は、最高位の神聖魔法にして魔龍ヨルムンガントを封じた封印魔法【ラグナロク】の継承にあるからだ。


 そして。封印魔法【ラグナロク】の秘匿手段、継承法。

 それらを把握する者は現在、イザベラ大司教ただ一人となっていた……。




「くそ!いっそさっさと始末してしまえば良いものを!」


 闇司祭ブレイドは悪態を付いて近くの教壇を蹴り飛ばす。

 だがもし大司教を殺害しても【封印魔法(ラグナロク)】を継承する手段が失われなければ意味が無い。最悪な事に、恐らくは他に継承出来そうな候補が一人いる。

 元帝国の聖女ことヴェルーゼ・ヨルムンガント第三皇女だ。


 そもそも【封印魔法】は歴代の大司教が代々継承し続けた神聖魔法だ。縛りこそあれど優秀な常人になら習得出来る程度の魔法な筈だ。

 皇女が継承出来ないのなら、一体誰が修得出来るというのかという話だ。

 継承手段が分からぬまま大司教を殺害しても、最悪皇女が自力で継承手段を探し当てでもしたら全ての労力が水泡に帰する。


 このままでは暗黒教皇アルハザードの命を果たせぬまま終わってしまう。

 だが現状の兵力で聖戦軍を返り討ちに出来るかと言えば、無謀の一言だ。


「や、闇司祭ブレイド。聖戦軍が麓を包囲しました!」


「分かっている!今から〔リビングドール〕達を起こす!」


 怯える闇神官の不甲斐無さに溜息を洩らしつつ、既に武装を纏い終えたブレイドはそのまま広間の奥へ向き直る。


「聞いての通りだ諸君!いかな古の英雄達を従えども、所詮奴等は死者。致命的な弱点がある!奴等には囮しか務まらん!

 我らが信仰を知らしめる要は、諸君ら〔闇騎士団〕にこそあると知れ!」


「「「おぅっ!!」」」


 暗がりの中で黒色の騎士達が、一糸乱れず呪いの剣を抜き放つ。


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 ラスクーバ高山は三つの登山路からなり、最終的に一つの門へと続いている。

 一見して多くの信者達を迎え入れるために見える巨大な山門は、実の所外部の敵を跳ね返す、自然の要害を利用した防衛線だ。

 裏事情を知っていれば納得だが、教会は元々暗黒教団という敵の侵略を想定した構造になっているのだ。


 故にこの高山を攻めるには少数精鋭、特に山門へと続く最も太い道こそ安全だ。

 多くの兵で攻め入る時思わず探したくなる迂回路にこそ、不信心の証として公然と罠を仕掛けられる。

 下から登れる脇道など、袋小路や上から一方的に覗ける奇襲場所等、山と仕掛けが施されていると思って良い。


「くそ!連中ここの攻略法を知っているのか?

 全然脇道に逸れやがらねぇぞ!」


 既に一度総本山を攻略した事のある帝国軍にとって、脇道の罠は籠城に備え可能な限り復活させた頼みの綱の一つだ。


 自分達がかつて嵌った事がある数々の仕掛けは、使う側となれば如何にも頼もしく映っていた。進軍の最中に自分達は、上官に幾度と無く裏口を探せと叱責されて死刑宣告の如く袋小路まで走らされた。

 だが聖戦軍は、逆に脇道に逸れるなと、防衛線に届く程の声で厳命する程だ。

 自分達の上官との落差を知らされる度、上に上に追い詰められる度、自分達の将は無能なのではないかと不安に苛まれる。


「「「【中位氷槍檻(ディスアイシス)】ッ!!」」」


 幾つもの氷槍が軋みを上げて山門に突き刺さり、遂に軋みを上げて内に砕ける。

 山門を突き破って突入した騎士達に、砂塵が弾けて炎の渦を打ち払う。

 それは守備兵を巻き込んでの攻撃であったがために、帝国兵の士気は完全に崩壊して中庭を逃げ惑った。




「どうやら敵の想定を上回った様だな。」


 敵はどうやら籠城による時間稼ぎがお望みらしい。山門に続く複数の道は網の様に交錯し、最初に一つに絞らない事で自然と数が溢れ行列が出来易くなっている。

 脇道を探させるのであれば、大聖堂側から下る道に狙撃兵を配置し高所から襲撃すれば良い。少数で多数を迎え撃つのが総本山のコンセプトだ。


 だから最初っから一つの道のみを使って最速で山門を目指した。但し最前列部隊は山門付近の合流地点で山を下り、今は治療を受けさせている。

 初手に【障壁魔法(シールド)】で固めたナイト部隊を進軍させ、山門突入は機動力に長けた魔騎士部隊と交代させて一息に強行突破した。

 力押しだがこれが最も進軍速度が速い。ゲームでは騎士に囲まれた中庭の守将を討伐する事で内部マップに突入する二連戦エリアだった。

 だが不思議と中庭には弱卒しかいない。だがどうやら守りを捨てた訳ではないと気付いたのは、中庭に〔アンデッド〕部隊が突入して来たからだ。


「うわぁ、やっぱり帝国兵は捨てて来たか。」


 訂正。気付いたというのは正しくない。予想はしてた。

 こんな重要拠点にハイクラスが指揮官だけとか、誰も信じねぇよ?どうせ役に立たないならアンデッドにして再利用してしまえとかその程度だろう。

 正直捨て駒にするならせめて先に降ろして補給隊狙わせろとか言いたくなるが、このアンデッドも含めて足止め兼時間稼ぎだろう。

 流石に罠の類までは分からないので密偵との連携は不可欠だが。


「アンデッドは後続とプリースト隊に任せろ!

 騎士団は罠に警戒しつつ強行突破だ!敵に準備時間を与えるな!」


 旧義勇軍の精鋭部隊が先陣を切れば、たかがアンデッドには止められない。早々に乗騎を降り石造りの神殿内に突入し、〔大聖堂〕内の捜索を開始する。

 慌てた闇神官達が護衛のアンデッド達を盾に魔法を放つが、はっきり言ってカモにしかならない。

 ここは捜索と敵の手勢を削る意味を兼ねて、左右の調査を優先し二手に分かれて突撃させるとしよう。右翼の指揮官は兄アストリア達に任せる。


 アレスは守護騎士エルゼラントと共に左翼の聖王諸国軍を率い、左側への進軍を開始するが。その前に廊下の先から金属鎧の軍靴が地鳴りを上げる。


「先手必勝!【真空斬り】ッ!!」

「まとめて焼き払え!【炎舞薙ぎ】ッ!!」


「「「【真空斬り】ッ!!」」」

「「「【炎舞薙ぎ】ッ!!」」」


 号令と共に放たれた真空の刃が炎を引き裂き、続く部隊の魔剣技が炎と突風を巻き散らす。両者の姿が瞬く間に揺らぎ、互いの姿を覆い隠した。


(伏兵?!物陰だろうと金属鎧の騎士達がか?)


「突撃だ!このままアレス王子の首を取る!」

「焦らず潰せ!ようやく手柄首を追い詰めたぞ!」


 遠い間合いから放たれる鎌鼬により、一面が炎で埋め尽くされた代わりに突撃の勢いは大分削れた。けれど敵将は被害構わず強引に切り込んだ。

 互いに先陣を切ったが故の交錯。次手に構え直す前に両者の剣戟が鍔迫り合いを打ち弾く。突進の勢いは互いの両腕が弾き飛ばした。


 周囲では次々と乱戦が始まり、距離を詰めての金属音と悲鳴が辺りを埋める。

 白基調中心の聖王諸国軍に対するは、総員黒一色の統一された騎士鎧。

 煙に紛れてまるで黒い波打ち際の様に、乱れた境界線がアレスと敵将ブレイドの脇に広がってゆく。周囲では無言で剣を振るう騎士達という異様な光景に、諸侯騎士達に動揺が広がる。


(黒色の騎士団?暗黒教団由来の……、まさか闇騎士?アレは只の暗黒教団所属なだけの魔騎士とナイトだった筈だろ?)


 不意に脳裏に思い出す。作中ではイベント扱いで唐突に出現する、暗黒教団が率いる騎士団は常に闇騎士、闇騎士団と呼ばれていた。

 ゲーム的都合を優先したかの様な登場振りだが、ゲーム的な裏付けデータは存在していないのでイベント騎士団だの優遇モブだの散々ネタにされていた。が。


(ま、まさかネタじゃなくて本当に出現前限定の特殊能力があった?!

 うわ、何だこの『伏兵待機(使用済み)』って!マジでゲーム登場段階で消える能力持ちだったんかい!?)


 『必殺』の一撃がアレスの首元を薙ぎ、動揺から我に返らせる。考え事の所為で自覚症状より遥かに追い詰められている。


「戦いの最中に考え事とは余裕だな!貴様の無配伝説、その首と共に貰ったぞ!」

「はっ!言えるほど強いかな?!」



「姫様、許可を。」

「許します。一時、我が夫の援護を。」



 次の瞬間、まるで霞の様に吹き抜け、敵陣の真っ只中で雷が渦を巻く。全身を金属鎧で覆った筈の闇騎士達が、まとめて薙ぎ払われて宙を舞う。

 たった一撃。振るわれたのは【落雷剣】。この場の多くの騎士が震える筈の有り触れた魔剣技。

 だがそれだけで幾人もの闇騎士達の息の根を止め、戦場の空気を塗り替える。


 守護騎士エルゼラント。聖王国最強の騎士の全力は、それ程までに重い。


 皆が動揺する一瞬に、アレスは即座に周囲を見渡し戦況を把握し切る。


「エルゼラント卿、一時全体の指揮権を預ける!頼めるか!」

「っ!?承知した!」


 別れた別動隊、そして中央から来る術士隊を引き受けたヴェルーゼ皇女の戦力ははっきり言って薄いとすら言えた。程無く中央は片が付くだろう。


 舌打ちする闇司祭ブレイドの剣戟を捌き、切り返してこれ以上魔剣技を使う隙を与えない。闇司祭とは《闇神具》を与えられた者の称号で在って、少数派ではあるが彼の様にクラスとしては魔騎士等のプリースト以外も存在している。

 だが一人に集中出来るのならば、このブレイドという男の実力はこれまでの戦場で相対し続けた強敵達とはまるで足らない。

 それこそ今傍らで兄アストリア達が引き受けている〔リビングドール〕の方が、確実に手強かっただろう。


 必殺剣【パワー】。魔力を漲らせて筋力を高める。だが足りない。

 剣戟を弾きながら振り返る。『必殺・裂帛』。魔力で筋力を高める点は同じだが【魔剣技】には劣るとされた『必殺』スキル。

 正直アレスは、『傭兵四極』が魔剣技以下だとは全く思っていない。あれは別のアプローチによる奥義の模索、別系統の進化図の秘技だ。


(もっと鋭く!もっと一瞬に!無駄を極限まで削ぎ落す!)


「お、おのれ!この程度!」


 『必殺・迅雷』。全身の魔力を震わせ、一瞬だけ反射神経を跳ね上げる一閃。

 ブレイド『必殺』の一撃を『見切り』刃で凌ぎ、切っ先に流しながら半歩傾け切り返す秘剣――『反撃・流し切り』に繋げるアレス。


 負った手傷に対し、立て直そうと後ろに一歩下がるブレイドを『見切り』、裂帛のタイミングを狙い澄まし『必殺・裂帛』の一撃でその胴を薙ぎ払う。


 『必殺』スキルは既にものにしている。だがこれも致死の一撃。アレスは確かな手応えを以って、『必殺・()()』の修得を確信した。


「生憎、奇襲以外は大した事無かったが。

 練習台としちゃあ、中々の手応えだったぜ?闇司祭騎士殿。」



――この半刻後、アレス王子は絹を引き裂く様なあられもない悲鳴を上げた。

 何が?!と思った方は、待て次回w



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