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AA  作者: 碧乃苑
39/46

※怪談とか怖い(恐い)話が苦手な人は注意してください。

  因みに作者も怪談は大っっっ嫌いです。

  そのくせ恐い内容の本とか映画を見たがる変人です←

  まぁ、作者に文章力は無いので気軽に読んでください…多分。




「ねぇねぇ、心利ちゃん」


それは、雨が激しく降る4月中旬のこと。


時折遠くから雷の音がして、空は光る。


私は図書委員会がやっと終わって、教室に戻る最中だった。


急に背後に気配を感じ振り向くと、そこには同じ図書委員の子が立っていた。


「こんな話、聞いたことある?」


「話?」


私が尋ね返すと、その子は小さく笑って私と同じ言葉を繰り返した。


「話。この学校の、七不思議」


「七、不思議?」


この学校に七不思議があったなんて初耳だった。

だから私は、興味本位でその()を聞くことにした。


「この学校はね、戦争中に死んだ人達の死体が埋めてあった所の上に建てられたんだって。だから、時折出るらしいよ。幽霊が」


「ふーん」


そんな調子で七不思議は話されていく。

でも聞いた話はどこにでもあるような「トイレに女の子の霊が」とか「階段の段数が多くなる」だとかいう、ありきたりな話ばかりだった。


そんなことを思いながら話に付き合っていると、いつの間にか六つ目の怪談の話は終わっていた。


「じゃあ、私そろそろ帰るね」


話し終えたのを確認しその場を離れようとした時、左手首を圧迫感が襲った。


「いっ……えっと、何?」


それは話をしていた図書委員の子が、私の手首を掴んでいたからだった。


「何で帰るの?まだ話は終わってないよ」


ゆっくりと、言葉を紡ぐその子の口。


握られた手首の圧迫感は増していく。

それと同時に伝わってくるはずの体温は、なぜか異様に冷たかった。


「話は終わってないって……七不思議の七つ目は誰も知らないんじゃ……それに、知るとよくないっていうし」


「そうだね。でも聞かなくちゃ」


「……え」


「だって、あの子(・・・)は簡単に引っかかってくれないでしょう?あなたを使えば、あの人(・・・)は上手くいくって、言ってたもの」


「あの、人?」


左手の圧迫感と共に襲ってくる激痛を堪えながら、私は言った。

それが最後だった。


カクッと心利の体の力が抜けると同時に、手首を掴んでいた子も、その場に崩れ落ちた。


そんな人一人いない廊下に、靄がかかり始める。

それは、ゲームの開始を意味していた。







怪談…私こういうのムリなんですよ。遊園地の絶叫系は好きだけど、お化け屋敷行くと別の意味で絶叫してましたもん;;;あー、マジ恐い。本気と書いてマジと読むぐらいに恐い。私、深夜活動する人なのに← ということで、ここから本格的に2シリーズ目突入。今までの文字化け編以降の話はこの話をするための導入みたいな。え、導入が無駄に長いって?気のせいですよ←まぁ、そのうちギュッとまとめたいと思いますが。 ていうか、前回に引き続き後書き長いっ!

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