1/46
プロローグ
残酷描写とまではいかなくても、流血表現があります。
苦手な方は引き返してください。読んでしまった後に責任はとれません。
作者の文才では雰囲気なんてありませんけど。
銀色の古びた鍵を差し込むと、簡単にその扉は開いた。
今まで試行錯誤していたのが馬鹿らしくなるぐらい、あっさり開いた木製の扉。
その先は、まるで地獄にでも繋がっているのではないかというぐらい暗く、鳥肌が立つぐらいの恐怖を覚えた。
しかし、一度やると決めた以上引き返すわけにはいかない。
一歩。
高級な皮製のブーツがレンガ造りの床を叩いた瞬間、底のない暗闇が視界を包んだ。