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疑いと決意

中学生3年生、15歳、天音雫です。

何かと至らない点があると思いますが読んでいただけると嬉しいです。

奇しくもレン達も、零のように直立して硬直していた。


解体されたのが零ならば。もしも、そうならば。


全員が考えている事が、同じだろう、というのが口に出さずとも分かる。


丁度その時、扉が勢いよく開き、場違いな明るい声が重苦しい室内に響き渡った。


「みんなぁ〜!!準備はできたかなぁ?」


ステージ用の衣装を着て溌剌とした笑顔を浮かべる男ーノアはみんなの顔をぐるりと見渡した。


その視線に思わず全員が怯む。


それは、その目に宿っているのがショーで人を楽しませるという感情でなく、新しいおもちゃを見つけたことに関する喜びという感情であり、その狂気を、感じ取ったからだった。


「で、できました、よ!」


無理に声を張り上げ明るく応じるリアムにレンは続ける。 


「ああ、準備万端だ。いつでもオーケーだな。」


「それはそれはぁ…随分と気合が入ってるねぇ?僕も楽しみになっちゃうなぁ?」


「あんたはいつも十分楽しんでるでしょ?」


相変わらず笑顔を浮かべながら言うノアに全員が無理矢理調子を合わせる。


この光景も、今日で終止符が打たれる。


それにノアが勘づいているのではないかという恐怖が、その場にいる全員を襲った。


それでも、

「準備、ーーーー万端だ」


レンは胸に手を当て、強い決意を宿すのだった。



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