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第46話 王子とオエステ領? (ギャグ回)

いたずら好きの統治だと……。

第46話 王子とオエステ領?


世界樹娘たちの名付けが終わり

トゥーラン領の情勢にもめどがついたアーサーは

エルフの侵攻があったオエステ領の視察に向かったのだった。


ソレイク「オエステってどういう意味なんだろう?」

ティア「古文書では西の意味です」 (スペイン語で西の意味です)

アーサー「とにかく戦争が終わってから復興する前に侵略を受けたから、

     戦争におびえている住民が多いようなんだ」

スプレ「でも、エルフたちは倒したんでしょ?」

ルフィア「家が焼かれたり、略奪を受けたりすると後が大変なのよ」

アーサー「むしろロギオンの屋敷みたいに強力な防衛体制でも作るか」

一同「それはやめろ」と以前デモ隊を鎮圧した戦力の強さを知っているので

みんなに駄目だと言われた。

ソレイク「あれはどこの魔王の城ってくらいの戦力ですぞ」


アーサー「レーザービームをを出す肖像画とか良いと持ったんだが」

ルフィア「私の肖像画でやらなければね」とアーサーをにらむ

なまじ美人な分迫力があった。

アーサー「なら、武人の石像からレーザービームで」

ティア「こないだ作っていたソレイクさんの胸像?」

ソレイク「こんどは私ですか、やめてください」

アーサー「熊のぬいぐるみでいくか」

スプレ「それも怖い」


アーサー「冗談は置いて、ガーゴイルとか無人戦力の配備は検討しているんだよ」

ルフィア「アーサーなら本当にやりかねないわ」

ソレイク「同意見です」

ティア「でもガーゴイルなんで危なくないですか?」

アーサー「大丈夫だ戦闘力でも殺傷力は低いから」

ルフィア「えっ? 弱いと防衛戦力にならないわよ」

アーサー「俺のガーゴイルが弱いとでも?」


沈黙の後

ソレイク「弱いというよりタチが悪そうです」


といきなりガーゴイルを配備したアーサー

ルフィア「それでどういうガーゴイルを配備したのよ?」

アーサー「正確に言うとガーゴイルとゴーレムだ」

ソレイク「ゴーレムって人形のですか?」

アーサー「人型だけではないけどね、

     そういう戦力が表立つと不安になるから」


といってその夜

窃盗に入った泥棒サイト

泥棒「警備がざるだぜ。 今日もお宝をいただくぜ」

と寝入っている民家に入ると

背中にカエルがいつの間にか入り込み背中をペロッと

泥棒「ギャ——」

と騒ぎを聞きつけた警邏に捕まった。


暴漢サイト

女性に襲い掛かろうとした暴漢は

暴漢「うお——」

女性「キャー」

とやっているところに

毛虫型ゴーレムが大量にへばりつく

暴漢「ギャ—— かゆいよ おかーちゃん」

とこれも警邏に確保されて


と犯罪を犯そうとしたものは小型ゴーレムの餌食になったのであった。


警邏から報告を聞いたアーサー達は

アーサーを除いて微妙な顔をしていたのは言うまでもなかった。


ルフィア「もう少しましなゴーレムはないの?」

アーサー「でも死傷者0だよ」

ソレイク「死んでないけどトラウマになります」


そして昼間はなっていたゴーレムは

すりサイト

スリ「おっ。鈍そうなおばちゃん発見。カモだぜ」

とすれ違い際に財布をかすめ取るが

ピエロ型ゴーレムが「マジックショーです」

とスリをした財布を浮浪者のパンツとすり替えて

お金の代わりにパンツを出して変質者として御用になり。


強盗サイト

店に入って

強盗「金目の物をよこせ!」

メイド型ゴーレム「かしこまりました」

とでかい鐘がっふてきて鐘に閉じ込められたり

スカートの中から骸骨標本のゴーレムが出てきて抱くついて捕獲したり

ほかのピエロゴーレムに大量のニセ札をつかまされたり

(本物は凛々しい建国王の肖像画描かれているのだけど、あっかんベーをしています)


とオエステの犯罪者たちは散々な目にあったのであった。


ルフィア「偽札作って大丈夫なの?」

アーサー「あっかんベーしてれば明らかに使えないでしょ」

ソレイク「そちらはそうですが、警邏のものが鐘が重いと陳情が入っていますよ」

アーサー「うっ…… 別のものにするか」

ティア「これで犯罪減るの?」とこぼしていたのであった。

ルフィア「それにしてもまともなゴーレムないの?」


ちなみにガーゴイルは目に見える番兵として活躍していたのであった。

一応並行して住宅の復旧の指示や、炊き出しなどまともなこともやっています。


しばらく王子はゴーレムを操作して犯罪者たちを愉快犯として取り締まっていたが、

警備兵の練度の上昇や、食料がいきわたってきたことや、住居が復旧するにつれて

治安が回復していくのであった。


治安が回復してくると、ゴーレムをオートマタとして公表していき

オエステの職人たちにその技術を伝えていきいつしか

そのゴーレムたちの姿は実用より外見や美術、芸術性を求めていく形になり


オエステはしばらくは愉快犯の街とささやかれていたが、

いつしか芸術の街として発展していくのであった。


そしてオエステの子供たちは母親などに

「悪いことをすると怖いカエルや、毛虫や、変なピエロに襲われるからね」

と教育を受けてしまい、カエルや毛虫が苦手なのは普通だが、

ピエロやメイドが苦手な人が多い街になったのであった。


ゴーレムって地味なイメージだけどギミックいじると危険かもしれません。

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