第5話 王子と世界樹?と王様
生産チートで手に入れるとしたら世界樹。
ほかの作品さんだといつの間にか種を入手していたりしますけど転生したら王子では?
第5話 王子と世界樹?と王様
司祭と騎士の事件から数日後
王城の地下室(工房)にて
アーサーは試験管の中から小さな苗を取り出してポットに植えなおしていた。
ルフィア「アーサー何やったんの?」
アーサー「苗を育てているんだよ」
とルフィアは苗を見て
ルフィア「何の木なの?」
アーサー「植物図鑑に載っていないから樹種はわからないなただ、
世間では世界樹と言われているみたいだけど」
スプレ「世界樹——————!」と絶叫する妖精
ルフィア「どこで手に入れるのよ? 店にも売ってないし、生えてもないでしょ」
とあきれた目で見るルフィア
アーサー「宝物庫から葉っぱを失敬して組織培養してみたんだけど」
ルフィア「宝物庫荒らしは重罪よ。」
アーサー「育てて新しい葉っぱを入れとけば問題ないでしょ」
スフレ「絶対大騒ぎになるよそれ」
——3日後
アーサーの部屋で
植木鉢に移し替えた世界樹を見て
ルフィア「なんで3日でそんなに大きくなるのよ?」
アーサー「成長促進魔法をかけたから」
メイドA「何の木ですか?この木夜に発光して怖いんですけど……」
アーサー「ただの観葉植物だよ。光るのは成長促進魔法の影響だよ(さすがに世界樹とはいえんわ)」
ルフィア「……(世界樹を観葉植物呼びするのってアーサーぐらいよね)」
メイドがいなくなって
ルフィア「この苗どうするの?」
アーサー「離れの離宮の裏庭に結界を張って植えるよ。 さすがに親父には通しておくよ」
とメイドがいなくなってからの一部始終会話を聞いていたソレイクは
ソレイク「王子。陛下に話すってこの苗またとんでもない物件なんですか?」
スフレ「世界樹らしいよ。」
ソレイク「ぶっ。世界樹? だとすると周りにばれると戦争になりますよ。
いまだに1000年以上前から世界樹をめぐりエルフ族とダークエルフ族は
戦争し続けているのですぞ!
たまに周辺国や密猟者が世界樹の素材をめぐって問題になっているから。
我が国に植わっているとばれればとんでもないことになりますよ。」
その夜こっそり父王アルスレッドに世界樹のことを告げると
アルスレッド「この大バカ者が! 次々と頭痛の種を作りやがって!」
アーサー「父上。エリクサーとか死者蘇生薬とか最上級トーピングポーションは作り放題だし
世界樹製の杖とか作れば魔法使いにとっては最高級品ですよ」と苦しい言い訳をする。
アルスレッド「それでこのことを知っているのは?」
ソレイク「陛下とアーサー王子とルフィア王女と使い魔のスプライトと私の5名です」
アルスレッド「第三離宮の裏庭に植えなさい。
そしてお前が第三離宮に住んで世界樹を管理しなさい。
以後第三離宮にこの事を知るもの以外のものが、
私の許可なく立ち入ることを禁じる」
と王国内で触れが出てアーサーとルフィアと側近のソレイクやほかの従者たちは
第三離宮に引っ越すことになったのであった。
組織培養で世界樹はあまりないのかなあ?
【※大切なお願い】
少しでも
「面白い!」
「続きが気になる!」
「更新がんばって!」
と思ってくださったら、
ブックマークと広告下↓の【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて応援して下さると嬉しいです!




