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第38話 王子とトゥーランの一日? (後半がギャグ)

本日の投稿一回目です。 

気が付いたらPV20000突破しました。

アクセスありがとうございます。

第38話 王子とトゥーランの一日?


 政務の間で婚約者二人とデートをしたアーサーだったが、

秋も深くなり、冬が近づいているため備えをする必要があったのだった。


 ロギオンは都市初めから備えているものの、トゥーラン・オエステ領は戦争が終わってから2か月ほどなのでそのまま冬なると悲惨なことになるので、他の領地の手も借りて急ピッチで復興を進めているのであった。

 主な物資は物流の中心となっているロギオンから、食料はイストリア領やデニス領から輸送をしていたのであった。


―——―領主館での会議


ホリン「アーサー王子。王子の予想通りトゥーランへの食糧の輸送が遅れています」

アーサー「やはり報告書を見るとオエステ領は運河でつながっているから物資の輸送は順調だけど、トゥーラン領は滞っているなあ」

ソレイク「トゥーランにも運河を繋げたらどうなんです?」

アーサー「盆地だから水没するぞ」と却下する。

ティア「普通に街道整備が必要でしゅ」噛んで恥ずかしくて顔を赤くしているティア

アーサー「そうだな。ヨシュア皇帝も急速に領土を広げたからと、戦争でロギオンとトゥーランが敵対したから街道の一部が破壊されているのも痛いかな。とにかく冬を越すのが一番だから食料と、燃料を中心に運ばせよう」

ルフィア「どうするのよ? 食糧難で冬を越せないとなると悲惨なことになるわよ」

アーサー「ホリン・ラング トゥーランの食糧はどれくらい足りない?それと来年は自給できそうか?」

※ ホリン・ラングは36話からの登場人物で領政の経済と農業をそれぞれ担当しています。


ラング「耕作放棄地が多いだけなので農役人口が増えれば問題ありません」

ホリン「3か月分の食糧が必要ですが、今の食糧だと2か月半くらいしか持ちません」

アーサー「職を持たない難民はどれくらいいる?」

ホリン「45万の人口に対して8万人ほどです」

アーサー「すると難民を徴兵して一時的に外の領地に連れて行けば、37万人になるから3か月持つはずだなって言っても移動が難しい人もいるから一部を他の都市部に避難させるか……。 レクサスそれはできそうか?」

レクサス「戦わせるわけでないのならできます」

アーサー「大至急徴兵をしてロギオン・イストリア領に移動させてくれ」

と食糧問題はここで終わる。


 会議が終わり書斎でくつろぐアーサーとルフィアとティア

使用人にお茶を持ってきてもらい一息ついていると


 書斎の観葉植物(世界樹の分身)が光り

ユグドラとスプレが現れる。

ユグドラ「パパ~疲れた顔しているね~」と癒しの力を使う

アーサー「ユグドラありがとう楽になったよ」といってユグドラの頭をなでる

お茶を飲みながら

ルフィア「でも王宮の頃とは別の意味で大変だわ」

(王宮にいたころはアーサーは暗殺されかけて・ルフィアや兄の死から立ち直ったばかり)

ティア「別の意味?」と首をかしげる

アーサー「暗殺されかけていたし、ルフィアはふさぎ込んでいたし」

ユグドラ「パパを殺そうとするなんて許さない。 私がやっつけてくるよ」

アーサー「今は全然問題ないからやめて」とユグドラを止める

(彼女は最終兵器的な強さのため大国も単独で滅ぼせます)

ティア「でも誰が暗殺しようとしてたんでしゅ」

アーサーが苦い顔をして「マリク兄さん」

ティア「!!マリク王子ってこの前私を妾にするって言ってきた」

アーサーがそれを聞いて「大丈夫だったのか?」

ティア「おじいちゃんがそれを知って槍を持って追いかけていたでしゅ」

ルフィア「一応私も妾にするって言われたわよ」

アーサー「ルフィアはどうしたの?」

ルフィア「股間を蹴り上げたわ」話を聞いて内股になったアーサーであった。

スプレ「スプレは一回呪いをかけたよ」

ルフィア「呪い?」

スプレ「食事の時に幻覚が発動して甘いものと辛いものが逆に見える呪い」

と聞いて

アーサー「微妙に嫌な呪いだな。 果物が辛いものに見えて、辛い料理が逆に見える感じか」

ルフィア「アーサーと呪いの掛け方が似ているわね」

スプレ「そうだよ。だってアーサーがそういう風にかけるといいって教えてくれたから、 殺さないように、大きなダメージを与えないように微妙な呪いを散発的にかけると嫌がられるって言ったもん」

ティア「たちが悪いです。でもあの王子だとざまあです」たまに黒い部分が出るティアさんでした。


 お茶会も終わり

3人は領主館の料理長に料理を教えてくれと頼むのであった。(長官に負けたのがくやしいから)

料理長「 王子様や王女様や侯爵令嬢なら私のようなものがいるから作れる必要はないのでは?」

と不思議に思われ、 3人はそろって簡単なものでいいから教えてと懇願するのに気おされた料理長は、見習いをつけて料理を教わるのであった。


―——―厨房で


ティアサイド

料理長「なんで鍋が爆発を!」

(調理器具使用が壊滅的ドジ属性がチート級のせい)


ルフィアサイド

見習いA「肉を切るのにどうやったらまな板ごと切断できるのです? それも包丁がシンクまでめり込んでいるし……」

(切断がオーバースペック・普通に切れない剣術スキルチートのせい)


アーサーサイド

見習いB「なんで目玉焼きに塩を振っているのに激辛なんです?」

アーサー「俺が知りたい」味付けで突然変異が起きる調合チートスキルのせい)


とミラクルな展開になっていたのだ


3人の料理スキルはどうなっているのでしょうか?(笑)

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