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第24話 王子とロギオン農政インフラ整備?

第24話 王子とロギオン農政インフラ整備?


アーサーがロギオンに入ってから6か月ほどの月日が流れた。

徴兵してからの屯田と治安の維持も軌道に乗り穀物の収穫もできるようになったが……。


 ロギオンの街を巡回して

アーサー「やっぱりこの町臭い……」

ルフィア「ティアちゃんが言った通り下水の整備が終了していないからなの?」


アーサー「それもあるけど人口が多すぎるんだよ。 シュトラールやクリスベルの首都が50~70万人に対して、 戦争で人口が減少したにも関わらずロギオンは200万人を超えている。 そうなると糞尿といった排泄物の量も二国の首都の合計の倍近くになる。 さらに下水処理が未完全ときている」

ルフィア「話を聞くと壮絶だね。 ?どうするの?」


ティア「えっ……と、 上下水道の整備するんですか? ヨシュア皇帝も下水を流す先の候補に困っていたみたいです」


ソレイク「住んでいる近くに下水を大量に流されたら苦情が殺到しますよ……」


ルフィア「また錬金術か何か使うの?」


アーサー「錬金術で分解するのも手だけど……俺が死んだあとは対応できなくなるから却下」


ティア「アーサー様は何か妙案でもお持ちなのでしゅか?」


アーサー「また噛んでるし(笑)。 そうだね、 糞尿を肥料として畑にまいて再資源化する。

処理しきれないものだけ下水で処理する」 

 ※実際に江戸時代に日本でされていた方法です。 

 当時世界最大級の大都市とされた江戸近郊の畑にまいて肥料化して食料生産につなげる手法は  高度経済成長期まで実施されたいたようです。その名残で肥溜めなどが存在していた。 

 戦後は人口が増えすぎたのと化学肥料・下水槽の発達により糞尿のたい肥化はすたれていったようです。ファンタジー物の異世界転生物でも、腐葉土を肥料化させているのが主流だけどこの方法はあまり書いてないなと思いました。


アーサー「土地がやせているところが多いからくさいけど、実施する価値はあると思う。」

ルフィア「ほとんど聞かない方法ね。 本当に効果があるの?」

アーサー「とにかくやる方針で行く。 運び屋に報酬を出すこととや実験的に施工することを協力的なものは、 免税等の優遇措置をとることを触れとして出していくことにする。 おそらくロギオンと近郊の総人口は今は500万人前後だけど、 統治が安定してきたら7・800万人行くはずだから手遅れになる前に方策していくよ」


ティア「豊作だといいね」


アーサー「それと糞尿をためる肥溜めはローザリア第二帝国との国境付近に作るように指示しといて(一応和睦していない敵国への小さな嫌がらせ)」


 徴兵の次は農業政策ををするアーサーだった。


ローザリア第二帝国民「なんか国境付近臭いんですけどw」

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