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第23話 王子と黒獅子?(後編)

第23話 王子と黒獅子?(後編)


 エルンストが屋敷を去った翌日再び孫娘を連れたエルンストがアーサーに面会要請のであった。


―——―領主館の客室にて


茶色の髪でで気弱そうな娘を連れて。

エルンスト「アーサー殿孫娘のティアだ。 ティア、アーサー殿にあいさつするのじゃ」


ティアと呼ばれた少女「 あわわわわ。 私デニス侯爵の孫娘のティニャでしゅ」

 アーサー(盛大に噛んでる……)と沈黙の後に


アーサー「ロギオン領主のアーサーだ。 そんなに緊張しなくていいよ」


ティア「はわわわわ。 とんだ失礼をっはにゃ」 と緑茶を盛大にぶちまけたのであった。


スプレ「あちいいいいいっ。」 

 と白いワンピースが緑に染まった妖精さんが大騒ぎをするのであった。


ルフィア(ついでにドジっ子…。)「私はルフィア。 婚約者同士になると思うけどよろしくね」


エルンスト「少し落ち着かない子だけど悪い子ではないので面倒見てやってくれないかな?

某の孫びいき抜きに政治的な構想力とかはかなり優れているんじゃぞ」


アーサー(本当かよ……)「そうですか……、 さすがに貴族令嬢が戦場に出ることはないと思いますけど。なら少し聞いてみるとするけど、戦勝して領土を拡大したけどまだ情勢が落ち着いていないときに君なら何を一番重要だと考える?」とティアに向かって問いかける。


ティア「まずは内部を落ち着かせることかと思います。 戦争直後で治安が悪くて難民があふれていた情勢はアーサー様の徴兵政策で落ち着いてきたと思います。ただ、戦争のことを抜きにしても、先のヨシュア皇帝の統治下でロギオンは急速に発展しているため、インフラの整備がまだ整いきれていないので、情勢に余裕ができたのでしたら上下水道の整備や街道整備などに着手することをお勧めします」とよどみなく答えたことに驚いて


アーサー「エルンスト殿! あなたは孫にどういう教育をしたのです?」


エルンスト「いや、内向的で書庫にこもってばかりだったのじゃが、気が付いたら某も舌を巻くほどの知識を身に着けていたのじゃ。 アーサー殿への帰順も孫の献策なのじゃよ」


ソレイク「いやはあ。エルンスト殿。王子といいルフィア様といいティア嬢といい、若いのに末恐ろしいものがあるですね」


エルンスト「うむ」

アーサー「どちらにしろ王宮に帰順は報告しないとよくないから、エルンスト殿とティアさんは悪いけど王宮まで付き合ってもらうよ」


エルンスト「承知の上じゃ」

話はまとまり王宮でも帰順要求は受けられアーサーは二人目の婚約者を得るのであった。

あわわ。はわわのドジっ子令嬢登場。

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