第14話 王子クリスベル王と外交交渉?
生産チートの一部を隠しての交渉です。
第14話 王子クリスベル王と外交交渉?
先日のアルスレッドとの打ち合わせでクリスベル王国に大使としておもむくことになったアーサーは第三離宮に戻りルフィアと馬で先行した大使を追いかけるのであった。
5日後、大使一行の馬車に追いつき合流したのであった。
大使のウィルキスは子爵家当主の恰幅の良い温厚な中年だった。
ウィルキス「アーサー王子とルフィア王女が、早馬で王都から追いかけてくるとは私も驚きましたよ」(軍議や工作の内容はさすがに伝わっていないのでそれを隠して)
アーサー「戦争となると物資が必須ですから軍に配給していたら、大使に追いつく荷が大変でしたよ」
ウィルキス「まさかルフィア王女まで早馬でここまでくるとは二重に驚きました」
アーサー「国境を越えてしまうと、 大使が2回来訪することになるから、それまでにそれまでに追いつきたかったから急いでかなり急いできたつもりだ。(でもワイバーンの空中移動や転移魔法に比べると遅すぎだ)」と内心を隠してウィルキスと話す。
ルフィアもアーサーがウィルキスと話しているのを聞いて(徒歩で2週間の道を1・2日で移動になれるのも考え物ね)と思っていた。
国境を越えて王都クリスベルの王城の謁見の間に通された。
―——―クリスベル王城
クリスベル王マリオス「ようこそクリスベルに」
アーサー 「お初にお目にかかります。 シュトラールのシュトラールの第三王子のアーサーと申します。マリオス陛下 」
マリオス「おお、おぬしがルフィアの婿になる者か。 そなたはしばらくすれば義理の父子だ、そう硬くならずによいぞ、それとルフィアも妻のアレーティアに似て美しくなったな」
ルフィア「お父様ったら謁見の間でこのようなことを。」とほおを赤く染めながらいった。
マリオス「シュトラールの王子がクリスベルで謁見とは何用か?」
アーサーローザリア・アバロンの二国にわが国が侵略を受けました」
マリオス「すると援軍の派遣要請か?」
ウォード大臣 「それは反対ですぞ!」
ウィルキス「同盟の信義に基づきお願いします」
マリオス 「我が国を滅亡の危機にさらすつもりか?」
アーサー 「それは違います。 すでにローザリアに勝つ要素は整っています。疑いになるのでしたら、 シュトラールがローザリア軍を撃退後に援軍の派遣でも構いません。」
イグン将軍「そなたは8倍とされる国力のローザリアに勝てると申すか? それに撃破後での援軍要請とはどういうことか?」
アーサー「勝てるから撃破後で構わないから要請しています。 それに撃破した場合わが国だけの国力だと、ローザリアを制圧しきれないからの援軍要請です」
ウォード「勝てるとは子供でもいえる。 勝てる要素がない以上話にならないな」
アーサー「正論ですね。 私自身この場で援軍要請に応じるとは思っていません。ただし、戦況の確認のためにシュトラールに人員を派遣することと、 情勢が変わったのなら派遣する準備はしてください。それと、 これは同盟国としての支援品になります」アーサーは瓶に入った薬5つを取り出す。
イグン 「アーサー王子それはなんでしょうか?」
アーサー「エリクサー5つです」
ウォード「エリクサーだと!」
ルフィア「それは本物ですわ。 私も一緒に作りましたので」
マリオス「なんだと? 王子とルフィアはエリクサーを作れるのか?」
アーサー「作れます。 ただし素材の入手が困難ですが……」
マリオス「魔法薬を流通させることは可能かね?」
アーサー「エリクサーは年に数本生産可能ですが、輸出は希望に添えることは難しいです。(世界樹で大量生産できます)上級ポーション・最上級ポーションあたりは輸出可能かと思います。 ただ安定供給できるもののめどが私以外ついていないので、次世代になると後任の生産者がいないと輸出できなくなります」(世界樹周辺に素材は大量にあります)
マリオス「うむ、 分かったそうなると情勢を見てからの対応になるのでしばらく滞在できるかな?」
アーサー「わかりました。 よろしくお願いします」
と交渉はひとまず終了したのであった。




