第1話 王子の平凡?な一日
時系列を整理してみました。w
改行修正しました。
第1話 王子の平凡?な一日
俺は8歳のころに熱病にかかり数日寝込んだとき、
前世でやくざの銃撃戦に巻き込まれて、 銃弾を受けて死んだことを思い出した。
熱病にかかってから数日後に熱病が治り前世の記憶が戻った。
記憶が戻った時に自分が魔法が存在する世界にいて。
魔力を計測したら魔法の才能があることを知り、
思わずガッツポーズをしてメイドに白い目で見られたのは恥ずかしい思い出だった。
——— 12歳になったアーサーの日常
どっどっどっど…。
とあわただしい足音を立てて鎧を着こんだ男がアーサーに向かって怒鳴った。
ソレイク「王子!また魔法をそのようなことに使うなんて。先週も陛下に怒られたばっかでしょう」
と小言を言うソレイクは近衛兵団第二師団長でアーサーの養育係を兼任している武官だった。
アーサー「そのようなこととは?」とソレイクに聞き返す。
それに対してアーサーは黒髪でどこか影がある風貌の少年で、
ソレイク「大臣に嫌味を言われたからって大臣のタンスを時空魔法で、第三軍のゴドウィン長官(ムキムキで女装癖あり)のタンスとつなげるなんで王子しかやらないでしょ!」
アーサー「だってルフィアををいやらしい目で見たり、 伯爵令嬢のおしりを触っていたし」
ソレイク「バツとして庭で素振り200回です」
アーサー「疲れるしヤダ」
ソレイク「いいから来なさい王子」
と無理やり腕を引っ張って連れて行かれそうになったアーサーから
紫の煙(唐辛子を粉末にして色付けしたもの)が噴出しそれを吸ってしまった
ソレイクは数分悶絶してしまうのだった……。
ソレイク「ぐわーー。王子またもや」と憤慨するが、
ソレイクは煙が止んだところで 置手紙に「城下町に行ってきます」と書かれているのを見て。
ソレイク「あとでぶっころす」
激怒して城下町に向かって猛スピードで駆け出していくのであった。
メイドA「くすくすまたやっている」
メイドB「でもよくアーサー王子ってソレイク将軍につかまらないわよね」
と王子の部屋で掃除をしながらメイドが話しているのだった。
アーサー「だって将軍って単純なんだもん」
とアーサーがカーテンのかげからでてきて
メイドAが目を丸くして
メイドA「いつの間に隠れたのですか?」
アーサー「ソレイクが来る前から隠れていた。さっきソレイクに怒られていた俺は人形だし」
消火器の中身をぶちまけた跡のような惨状を見て
メイドB「あの粉誰が片付けると思っているんですか?」
アーサー「君たちでしょ」としれっと答える。
メイドAがジト目で「ソレイク将軍呼びますよ」
アーサー「怒られるから勘弁してよ、これあげるからさあ」
とチョコレートを棚から取り出す。
メイドA「今回だけですよ」
チョコレートでメイドを買収して逃げ出すのであった。
——王城の中庭にて
庭の木陰でアーサーが読書をしていると。
長い銀髪の美少女が庭で読書をしているアーサーを見て。
ルフィア「アーサー王子また悪戯したんだって?」
とアーサーの婚約者である隣国クリスベル王国の第二王女のルフィアが話しかけてきた。
アーサー「あの大臣いつもセクハラしてるし。」と本をたたんで話しかける。
ルフィア「で? 今度は何をやらかしたのです? もう悪役令嬢の寝室にゴキブリを大量召喚とかやめてよね」
アーサー「もうしないよそれは、 父上に怒られて後始末させられたし、100匹召喚したから探すの大変だったし」
ルフィア「当たり前でしょ」呆れたルフィアに言われる。
アーサーとルフィアがなれ合っていると
—— 庭の陰で
公爵長男グレン「いいかげん君の態度にはうんざりしているんだよ。君とは婚約破棄させてもらうよ」と吐き捨てる
侯爵令嬢レイチェル「私の何がいけないの」
公爵長男グレン「性格・頭・顔・魔力の低さ・財力・交友関係・匂いが臭い・服のセンスが悪い」と次々と問題を列挙していく。
陰で聞いてたルフィアが「うわっ、ひっどい」
アーサー「男の方は浮気相手がいて、 女の子の方は普通にあほの子みたいだけど……」
侯爵令嬢レイチェル「うわ————ん」と泣きながら庭から出ていくのであった。
とりあえず平和?な王子生活をしているアーサーであった。
ソレイク「王子いねーっていうか忘れられてるわw」
アーサー・ルフィア「普通王庭で婚約破棄するか?w」




