17話
17話でした。
至らぬ点が多々あるとは思いますが、少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
「ひゃひゃひゃ、お前にいい事を教えてやろう」
ワイから飛び退き突然そんなことを口にした。
「お前のお友達を食ったのは俺様だぜ」
なに言うてやがるこの九尾は、ワイの友人を食っただ?
ふざけたこと言うてんじゃねぇよ。
「お前のお友達とその他大勢でやってきてよ。俺を殺そうとしたんだ、いやーあれはちょっとヤバイと思ったけどよ、あいつらのおかげで成長の手助けになってくれたぜ、おかげで二〇年位は九尾になるのが早まっただろうしな」
「……」
『バチッ』
「ただ、あの猫又は不味かったな。あれがお前のお友達だろ、道中お前を連れてこなかったことを軽くどやされてたからな、きっとそのはずだ。あれは心が綺麗すぎる、もっと真っ黒に染まってなきゃ食えたもんじゃねぇよ」
「……」
『バチッ』
殺す。
絶対に殺す。
ミンチにしてやる。
『バチィィィ』
大きな音を立てワイの体を電気が包む。
「……消えちまえ」
「ひゃひゃひゃ」
九尾はワイの右腕に噛み付いた。だがワイはそれをええことに九尾の体中を殴って握りつぶして目をくりぬき握りつぶし、尻尾を引きちぎった。そして体中に電流を流し込む。
それからもワイはただひたすらに攻撃に没頭する。




