第２回 イチャイチャって何？ 付き合うってどういうこと？
すみません！ 確認不足で書き忘れてた部分を追加しました。頭の数十行です。
あーもう、バカぁ。。。
『ご、ごめんなさい。』
怖かった。
急な話に頭がついて行かなかった。
わからなかった。
ごめんなさい。
大好きなのに。
怖くなって。
「えっち、、、うん。」
セックスが何か、一応は知ってる。
保健の授業でも聞いたし、何より、雑誌に載ってる。
でも、れーくんと何をするのか、ぜんぜんわかんない。
「だっさ……。」
ギシッ。
考えてもわからない。
わからなくて、なんてLINEしたら良いかもわからなくて。
机にスマホを置いて、持ち上げて、ホーム画面をワイプしてアプリがいっぱいあるなーって思う。
ポイッ。
だって、そんな突然。
私から好きになって、いっぱい話しかけて。
友達に愚痴ばっかこぼして助けてもらって、深夜までLINEして慰められて。
『ちょっといい？』
れーくんが部活前に声をかけてくれた、階段の踊り場。
『あのさ、部活……終わるまで待ってて。』
何でもないふうな感じで、行っちゃった。
え？
え？
え？
え、うそ。
何の話だろう。告白、かな/// それとも目障りだって言われるのかな。
部活なんて終わらなければ良いのにって思って、でも、逃げないで待ってた。
えらいでしょ？ ほめて！
で、告白されて付き合った。
やった。
やった。
やっっったああああ！！！
だって、これから手とか繋いだりして、学校の帰りにゲーセンとか本屋さんとか寄ったりして、ハンバーガー食べて勉強して、休みの日にはどこに行こうかな。
キス……とか、するんだよね。
れーくんの家に呼ばれちゃったりして。
「ばか。ばーか。」
この前、カフェでヒザがぶつかって、「せまいね。」って言い合って、くすぐったかったじゃん。
ひざ枕、してくれたじゃん。
れーくんのヒザの間に座って、ゲームしたじゃん。
キス、したじゃん。
ギュッてしてくれたじゃん。
「私、遅れてるのかな。」
れーくんは、それじゃ、満足できなかったのかな。
キスして、ベッドでくすぐり合って、すっごい笑ったじゃん。
だって、えっちだよ？
調べるじゃん。何するか。
手に触れて、腕を引っ張って、肩を抱いてくれて、そのあと何だかんだあってベッドで寝てるやつでしょ？
怖い。
したことが無いから、怖い。
妊娠したらどうしよう。
うまく出来ないかもしれないし。
性病？ えっちしたらなるの？
ム゛ー。ム゛ー。
「わあ！ え、だれっ――れーくん！？」
え、え、え、え。
出なきゃ、だって、れーくんが電話、出なきゃ。
ム゛ー。ム゛ー。
怖い。
怖い。
ム゛ー。ム゛ー。
怖い、けどっ。
「……れーくん？」
「初香ごめん！」
「え、」
「俺が無神経だった。あと、ちょっとどうかしてた。」
え、待って。
「うん。」
「だよな。ごめん。初香の気持ちとか、全然考えてなかった。」
ちがう。
「急に押し倒されたら、、、嫌、だったろ？」
ちがう。
「ううん……嫌じゃ、なかったよ。」
「え？」
「嫌じゃなかったよ。ちょっと、れーくんが怖かったけど、嫌じゃなかったよ。」
「ほんと？ でも、初香を怖がらせたら、ダメだろ、俺。」
「ううん。それは、私の問題だから。」
スマホの向こうに、れーくんがいる。
「怖い、っていうのはね。したことが無いから。れーくん、えっちしたら、子供ができるんだって。コンドームつけたら大丈夫って、本当？ ね、まだ未成年でしょ？ れーくんは赤ちゃんできたら、どうするの？」
「……。」
「それが、ちょっとだけ、怖かった。れーくんと別れないと、ダメになっちゃうのかな。」
「そんなこと……。」
「うん、ごめん。メンドクサイこと言ったよね。」
「初香。」
「うん。」
「好きだ。」
ドクン♡
「知ってる。私も好きだよ。」
「だから、また今日みたいに押し倒しちゃうかもしれない。けど、そのときも今日みたいにしっかり拒んで。」
「うん。」
こういうところも、好きだよ♡
「初香、可愛いから抑えられないことがあるかもしれない。けど、初香が嫌がることはしないって、約束する。」
「うん、ありがと。」
「……良かった。」
「どうしたの？」
「嫌われたって、ずっと思ってた。さすがにガッつき過ぎたよな。もうダメだろって思った。」
「そんなことないよ！ れーくんは悪くないじゃん！」
「いやいやいやいや。そんなことあるから。」
「ないない！」
「あるって。」
「ないよ！」
「ある――っぷ、あはは！ くくく、あーダメ笑う。」
「あはははっ、うん、バカみたい。」
「……うん、まあ、初香と話せて良かった。」
「私も。」
「じゃあ、ちょっと風呂入って来るわ。」
「うん。またね。」
またね。バイバイって、いつ電話を切ったら良いのかな。
結局向こうから切ってくれるまでずっと、スマホを耳につけてるんだけど。
いつもと違って、ビデオ通話じゃなかった。
声だけ。
それでもれーくんがどんな顔してるか、わかった気がした。
あと、ちょっと自信が失くなっちゃった。
私だって、えっちをしたくないわけじゃない。
っていうか。
うん。してみたい♡
れーくんにまた、押し倒されたら……きゃっ♡
拒める自信なんて……ないよ♡
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「お願いＤＪ！イチャイチャって、何ですか？！付き合うって、どういうことなの？？！聞かせてよ！」
こうでしょうか？ わかりません。
きのこさんから寄せられたメッセージに、SSでお答えしましたよ。
出鼻から「あれ？ エッセイを開いたハズだよね？」って思った方、ここからですよ。
イチャイチャって、何ですかね？ ↑読んで砂糖を吐きだしたくなったら、正解ですか？
付き合うっていうことも、どういうことか、私もいまいちわかってないので、どうしようって焦ったのは言うまでもありませんよね。
ですので、私の作品のキャラクターに演じてもらいました。
ふふふ、ちゃんと調査済みですから、R18のガイドライン↓には抵触しないハズ。
■性交・性的接触等の描写
■性的感情を刺激する行為の直接的描写
■具体的な性器の描写
■R18相当の画像が掲載されている
■大衆向け辞典（広辞苑等）に掲載されていないアダルト用語が使用された作品
■残酷な行為についての必要以上に詳細な描写
まあ、しっかりR15には引っ掛かるのですけれども。ですが、性行為とかを直接描写しなくても、十分に官能的な文章って書けるじゃないですか。その辺は良いんでしょうかね？
ね？
今回、めちゃくちゃセーブしてR18に絶対引っ掛からないぞ！ と書いていますが、R18ギリギリのラインをこれからドンドン攻め始めるような気がしますよ。
きのこさんの質問とか、SS形式でアンサーする自信がありますよ？
で、ですね。性教育の話ですよ。
きのこさんに提案したんですが、もっと、具体的な性教育を高校でも教えて良いんじゃないかと。
現在は「セックスするとどうなる。」は、教えてもらえるじゃないですか。
じゃあ「セックスするってどういうこと？」という部分は？
なので、少し考えてみたんです。
「セックスするって、どういうこと？」
・セックスまでの道のり
・セックスはコミュニケーションの一つ
・男女の性差
・男女だけでなく、男性同士、女性同士だってある
・「したいこと」と「してほしいこと」はしっかり伝えよう
「セックスしたらどうなるか」
・セックスすると、子供ができる
・妊娠のリスクを女性に押し付けないために出来ること
・性病のリスク
・望まないセックスをされてしまったときの対処方法
とか、皆さんどうでしょう。どう思います？
ただですね。ここで立ちはだかる壁が、青少年健全育成条例なんですよね。←少年って、「少い年の男女」ですからね。テストに出ますよ。
えっちなのはいけないと思います！ っていうことだそうで。
じゃあ、逆に、どこまでなら良いんでしょうか。
さすがに、手を繋ぐのもダメって言われたら、灰色の世界すぎますよね。
じゃあキスは？
きのこさん「青少年にとって健全な性的行為って、どこまでだと思います？？」
以上、朝倉でした。
