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野球ゲームの世界に飲み込まれました。  作者: kaonashi
第1章 ~はじまり、はじまり~
45/78

史上最強打線


「1回裏、泡沫の夢高校の攻撃は、1番、ライト、ヒデローくん。背番号9」




「何よ、ヒデローって?頭おかしいんじゃないの?」



マウンド上でルナちゃんが毒づいた。

まあ、そうだよな。普通に考えれば、そうなるよな。

む、胸が‥‥いちゃい。



名前の由来は、勿論、あの選手だ。それに僕の本名を掛け合わせた。

この名前を思い付いた時、自分のネーミングセンスの良さに戦慄したのだが、今改めて客観的に見ると黒歴史でしかないな。はづかしっ‥‥



ヒデローの能力だが


左打ち

ミート A

パワー A

走力 A

肩力 A

守備 A



そう、ヒデローは僕が初めて作ったオールAの選手なのだ。

熱プロ好きなら誰しもが目指すオールA選手の育成。こいつが出来上がったときの喜びは今でも覚えている。



本人ソックリのルーティーンを決めて、ヒデローが打席に入った。勿論、打ち方は振り子打法だ。



「‥‥‥‥チッ、構えだけはいっちょまえね。ただ、中身はどうなのかしら」



ルナちゃん、大きく振りかぶり、第一球を‥‥投げた!




バシーーーーーーーーーン!!!


ストライーーーク!




ヒデローは微動だにせず。


いやーな見逃し方だな。ルナティックミサイルの軌道をしっかり測られた、そんな感じ。


2球目はカウントを獲るために変化量を抑えたフォークボール。低めのコースに決まってストライク。

しかし、ヒデローまたもや微動だにせず。じっくりとフォークを見ていた。


こいつには追い込まれたら困るとか、そういった不安はないのか?なんだ、この余裕は?ベテラン臭がすごいぞ?




ルナちゃん、大きく振りかぶって、第三球を‥‥投げた!



これは‥‥

ルナちゃんの決め球、高めへのルナティックミサイルだ!

高めのストライクからボールゾーンへホップする魔球



バシーーーーーーン!!!


ボーーール!



さも当たり前のように見送りやがった。



その後、ボールゾーンへ沈むフォークボールも見逃されカウント2―2



「なんなのよっ、めんどくさいわね!さっさと消えなさいよっ!!!」



5球目、ルナティックミサイルを高めへ!

いや、少しコースが甘い!



カキーーーン!



打球は綺麗にセンターへのクリーンヒット。

しかし、多少甘く入ったとはいえホップするストレートを打ち上げることなく綺麗に弾き返すとは‥‥




「2番、セカンド、雨宮(あまみや)くん。背番号4」




雨宮か‥‥こいつの厄介なところは



カツン!



初球をセーフティバント

しかも、三塁線に転がる絶妙なバントだ。



「クッ‥‥なめんなっ!!!」



サード川端、急いで打球を処理し一塁へランニングスロー

だが‥‥‥‥



セーーーフ!!!



そう、雨宮は僕が作った選手の中で最も走塁能力が高い。

能力は‥‥


左打ち

ミート A

パワー D

走力 S

肩力 D

守備 S


まさに、走力で相手を破壊する。

こいつのセーフティを阻止しようとすれば、最低でも肩力C以上なければ刺せない。


機動力破壊兵器、それが雨宮なのだ。




「‥‥っ、ぐぬぬぬぬぬ。なんなのよ、こいつらっ!!!」




ルナちゃんが苛立ちを隠しきれてない。

まずいな‥‥次の打者は




「3番、サード、(ひびき)くん。背番号5」



身体がでかい。190近くあるんじゃないだろうか‥‥それでいて線が太い。典型的なパワーヒッターだな。



こいつの能力は


右打ち

ミート B

パワー S

走力 C

肩力 B

守備 B


甘く入ったら、確実にスタンドだ。

多少詰まったとしても、強引にスタンドへ持っていくだけの力がある。




ここで、ルナちゃんの悪癖が‥‥




バシーーーーーーン!!!


ボーーール!



バシーーーーーーン!!!


ボーーール!



バシーーーン!!!


ボーーール!




「‥‥‥‥チッ、いい加減、ストライク入りなさいよっ!!!!!!」




ギュイーーーーン!!!




ど真ん中!?ヤバイ!!!




「ふんっがあああ!!!」




ガキィーーーーーーーーン!!!




響、渾身のフルスイング。

打球はものすごい勢いで飛んでいき‥‥‥‥場外へ消えた



しかし、ギリギリレフトポールの外側。大大大ファール




そして、結局‥‥



バシーーーーーーン!!!


ボール!フォア!!!



突発的四球病。

これまでの試合でも何度かはあったが、後続の打者を全て抑えていたため失点には結び付いていなかった。



ルナちゃんは基本的にフォアボールが多い。

今まではそれでも力で抑えられていたが、今日の相手はそうはいかないぞ。



そして、ここで‥‥



「4番、ショート、涼風さん。背番号6」



僕の最高傑作(マスターピース)、涼風が、打席へと向かった。


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