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野球ゲームの世界に飲み込まれました。  作者: kaonashi
第1章 ~はじまり、はじまり~
25/78

よそ見してんじゃないわよ


東西高校のデータは完璧に頭に入っている、というかやり込みすぎて全ての高校のデータが頭に刷り込まれている。



この高校の選手は殆んど全ての選手がモブキャラで構成されていている。固有キャラは一人だけで、目の前のヘボピッチャー、猫野《ねこの》である。



語尾に必ず「~ニャ」をつける痛々しいキャラクターで、ルナちゃんにホームランを打たれた時もマウンドで「ニャ、ニャにー!?」って言ってたな。




本当に、この世界、変なやつ多いわ。




確か、投手能力は


右投げ 135キロ

コントロール C

スタミナ C

カーブ 3


だったハズ。



コン、スタ以外は雑魚。基本的にカーブを捨てて、威力のないストレートを強打するという戦法が有効になる。





打席に入る。

そして、猫野が猫背気味の独特なフォームから第一球を‥‥投げた。




ビューン




このスピードはストレートだ。しかし、遅い。なめてんのか?




脳内ミートカーソルを瞬時に合わせ、強振!!!





カキーーーーーーーン!!!





「ニャ、ニャんと!?」





ジャストミート。打球はレフトの頭を越え、ワンバウンドでフェンスへ。




くそっ!パワーがせめてDあればギリギリスタンドに放り込めたかもしれんのに。ここら辺がパワーFの限界か‥‥。




ランナー二人が帰り、2点追加。

お、3塁も行けるかな?





ダッシュ、ダッシュ、ダッシュ、ダッシュ!!





え、ちょっと待って!?僕めっちゃ足遅い。なんで?あ、そうだ、まだ走力Gだった!



なんで、こんなスリムな体型してんのに晩年の◯ミレス並みに足が遅いんだよ。うっ‥‥体が重いよぉ。





中継からサードへ、悠々のタッチアウト。





まあ、一応はタイムリーツーベースなんだが‥‥だせぇ、鈍亀かよ。




ちょっと複雑な気持ちでベンチに戻る。





「ちょっと、駄犬!アンタ‥‥」


「凄いよ、尾間加瀬くん!初めての公式戦で初打席タイムリーツーベースなんて!」



桃香ちゃんが誉めてくれた。うむ、頑張った甲斐があった。

あれ、ルナちゃん今なんか言ってたかな?



「有り難う、桃香ちゃん!でも、ホッとしたっていうのが正直な感想かな。」



「うむ、そうだな。ただその後の走塁は不味かったな。帰ったらみっちりしごいてやるから覚悟しておけ。」



キャプテン小紫からお小言。まあ、確かにな。ぐぅの音も出ません。



「コムさん!こいつは俺がしごいておくっス。それが2年のつとめっスから。」



緑谷まで絡んできた。直接絡んだことなかったけど、ゲーム同様気さくな奴なんだな。イジってくれて、有り難う。





「あの‥‥皆さん。お手柔らかに、お願いします。」





ベンチ内爆笑。僕の絶妙な切り返しが見事に決まったようだ。


うむ、悪くない。ギャグセンスが分かる連中のようだ。




‥‥‥‥‥‥‥‥


‥‥‥‥




「ああ、もう、何よ!皆からチヤホヤされて浮かれちゃって、駄犬のくせに!私が飼い主なんだから、私だけ見てればいいのよ!」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



その後も打線は好調、順調に追加点をあげた。



東西打線もルナちゃんの前に沈黙。センターへのポテンヒット一本に押さえられていた。




スコア 10 ― 0 の5回コールド勝ち。




僕は、3打数3安打3打点

まあ、猫野ごときミートGだろうが何だろうが関係なく打てるからな。




ちなみに、レフトへの打球は一球も来なかった。どころか、外野への打球はセンターへのポテンのみだった。




この先、どうなるんだろう?

初めての守備機会が大ピンチの場面だったとしたら、シャレにならんぞ。




うーむ。

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