☆第18話行く途中に☆
風にあたりながら、自転車をこいでいた。マジ、涼しい〜!
○○デパートに行くときには、うら道を使う!
普通の道で行くと10分ぐらいかかるけど、うら道を使うと、なんと5分!!
しかも、普通の道より安全!!しかも、静か〜♪
だから、静かに風にあたるのがいい!!
と、いつも思っちゃう!!
この辺でいつも会う、子猫ちゃん!名前は、なー。
鳴き声は独特の声で
なー。
だから、私が、なーと名づけたのだ!!!
この辺には、後、神社がある。その神社では、年に1度にお祭りがある。
そこの神社にはある伝説があって・・・・・・・・。
って、あれ、なんでこんな事、覚えてんだろう??
私の記憶が戻ったんだ!?!?
やったね!!!
「み・・・・・・ち・・・・・・み!!」
かすかに、由梨の声がする。
えっ?
「千美!!!キャー!!!危ない!!」
えっ?何?
前を向いた。何もない。
右を向いた。何もない。
左を向いた・・・・・・。
キキーッ!!!
トラックの急ブレーキの音。
「キャー!!」
思わず、悲鳴をあげてしまった。
横には、トラック。
後ろには、由梨の悲鳴。
私が、ボーッっとして信号無視をしたから・・・・・・。いつもどおりに走ってるトラックに
つっこむような衝撃を受けるなぁ。
私は、何がなんだか、分からなくなってしまった。
一瞬、時がとまったようだった。
えっ?どうしたんだろう。
周りの音も、由梨の声も聞こえない。
あぁ、このまま死んじゃうんだぁ。
自転車をこぎながら、考えたごとをしてた私が悪いの・・・・・・。
でも、思い残した事はいっぱいあったのになぁ・・・・・・・・。