☆第14話許嫁ぇ!?!?☆
「ただいま〜」
いつも通りに話す。
はぁ〜。
ため息をつきながら、
ガチャン。バンッ!!!!!
勢いよくドアを閉めた。
靴を脱ごうとして、玄関の所を見たら見慣れない靴があった。
誰だろう????
「あっ、千美。おかえりぃ〜!!!」
母さんはなんだか楽しそうだ。
まぁ、いいや
階段を上って、2階の自分の部屋にドタドタと駆け込んで行った。
バックをベットに投げて、その横に勢いよくドスンと座った。
「はぁ〜」
とため息をついた。
ベットから立ち上り、カーテンを開けて、ベランダに出た。
また
「はぁ〜」
とため息をついた。
「千美ぃ〜。ちょっと、下りてきてちょうだ〜い。大事な話しがあるのぉ〜!!!!」
おいおい、なんだよ
と思いながら、
ドンドン。
とゆっくり、階段を下りていった。
「はいはい、何の用なの?」
早く、用事を済ませてよねぇ
リビングに行くと、見慣れない男。バラの花束を持ってて、紳士服着てて・・・・
髪の色は、黒。身長は、176ぐらい。なおとより、身長低いね。
見た目的では、私のタイプではなさそう。
というか、何、こいつ。誰だよぉ。不法侵入じゃん?
「ねぇ、何?この人」
「ふふふ。千美の許嫁よっ!!」
笑いながら、母は言う。
「はっ?」
おいおいマジかよぉ?
「ちょっと、もう一回言ってよ、母さん」
とまどう私に、母はすんなり答えた。
「許嫁!!!!ふふふ」
「ええええええええぇえぇえええぇぇぇぇぇ??」
大きな声で私は叫んだ。
「千美!!!アンタ、うるさいわよ」
「というか、なんで、その・・・・・・・・なんだっけ」
「許嫁!!」
「あっ、そうそう、それ!!!なんで、私に許嫁がいるのよぉ???
私にだって、好きな人ぐらいいるんだから、勘弁してよぉ〜」
ふざけんなぁ!!!!
「もう、無理なのぉ!!!!もう、決めちゃったの!!!!」
はぁ?結婚とかってさぁ、自分達で決めるもんじゃねぇの????
「なんで、親に決められなきゃいけないの?」
「まぁ、もう決めちゃったことだし、まぁ、我慢してね」
我慢できないから、言ってんだろ!!!!!!!!!
我慢できなくて、今にも怒りそうな私に優しく言ってくれた。
「千美さん、こんにちは。僕の名前は、軽伊聡志です。(かるいさとし)」
なにげに、すんなり言ってた。
「よ・・・よろしく」
なんか、変な感じがした。
「そうそう、言い忘れてた事があったわ」
笑いながら、母は言う。
「もぅ、なんなのよぉ」
早く言えよって感じ。
「聡志君の、お父さんとお母さんは海外出張で家にいないのよぉ。聡志君は一人で大丈夫なんだけど、いい機会だからって。だから、しばらく共同生活なの。だから、学校も一緒なの」
えぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ!?!?!?!?
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?」
ちょっとまてよぉ!!!!!
「とにかく、我慢してね!!!!」
そうやって、母に言われたが我慢できなかったし、なんかご飯、食べる気しなかった。
風呂も入ったし、歯、磨いたし。なおとから、メールきてなかったし。
散々な一日だった。