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私は私?

「うむむ、夢であって欲しかった」


偵察という名の散歩を終えて家に戻る。


どうしても、お菓子の家だった。なぜ私はここに住んでいるのだ。不思議だ。


部屋に戻る。内装は普通の家なのに。


それどころか物がほとんどない。


テーブルに冷蔵庫と、2冊だけ置いてある本棚が有るのみだ。


「寂しい……」


なんというか物悲しい。

もっとものを増やしたいな。

それが出来ない人だったのかな。


そうだとしたら、今の私は、私なのだろうか。


ベレー帽を取る。


「持ってきちゃったけど、どうしよう」


まあ、いいや。とりあえずテーブルに置いておこう。

仮にも人様のものになるので丁寧に置いた。


それは、泡となった。


「え、ええ!?」


紛失したとなると、怒られる!


私は物が泡となったことよりも、泡となって消える。

その事の方が重要だったらしい。


どうしようどうしようと、混乱して私は泡を掴んだ。

もちろん弾けた。

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