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気怠げな魔法少女モドキ

私は私を知りたい。


ここで家に戻ったら何も変わらない。変われない気がする。


「さて。どうしよう」


意気込んでみても、何も無い私ではどうすることも出来ない。


「シェイカーを頼るか?」


いい考えが浮かぶことも無く広場に来てしまった。

夜が開けた。


今日の季節は夏らしい。


しかもとびっきり熱い。


しかし不思議なことに汗の一つもかかなかった。


ん?


熱いと汗をかくんだろうか。


噴水は噴水のくせに水を吐き出すこともせずにただの水溜まりとなっている。


仕事をしてくれれば多少涼しくなるのに。


「本当に居たよ」


今日はよく絡まれる。

もしかすると今日だけじゃなくて、わたしは常に誰かに絡まれているのかもしれないなあ。


噴水に対して威嚇をしている私は、振り返る。


今日は夏と言うのに、ロングコートを着ていらっしゃる。


明るい茶髪は陽の光を当てると少しだけ赤毛のように見えた。


てっぺんにベレー帽を被ったコート越しでも発育の良いと分かる体付きの少女は、魔法少女とかが持っていそうなステッキを杖代わりに気だるそうに立っていた。

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