『言葉の吐き溜め』
初めまして。
見つけて頂き、有難う御座います。
今回は、始めて"エッセイ"に挑戦しました。
全2000字程度ですので、是非とも片手間にお読み頂ければ幸いです。
「 "生"とは果てしなく辛い。」
誰もが一度は思う事ではないだろうか。
人として生きる上で、必ず直面する大きな課題あり、人生最大の試練だ。
その理由は人によって多種多様。
しかし、多くの人は『思い通りにならない。』
『自分や世界…全てに嫌気がさす。』
『生産性の無い日々に失望し、無が苦しい。』
といった"喪失感"により、辛いと感じてしまう。
自分という人間の価値を認められず、ありふれた
"日常"を過ごす事に、『物足りない』と云う。
例えば、『近くのコンビニに徒歩で行く時』
自分の知っている道であれば、簡単に辿り着く。
ながらスマホをして、好きな音楽を聴き、当たり前かのように、目的地へ向かう事が出来るだろう。
しかし、知らない道ならば、触る筈だったスマホは
道を調べる為の"道具"として、耳は周りの状況を確かめる為の"本来の役割"を担う。
歩き続けた果てに、「いつ着くのだろうか。」と
疑念に駆られる。掛かる時間が同じでも、知っているのと知らないのでは、大きく違う。知らない道では、何故か『長く歩いた』と感じてしまう。
先の見えないものを怖がるように、未来への不安も同様。知らない"道"を辿るには、恐怖が付き物だ。
ましてや、人生には 正解を調べる為の"道具"がない。
歩き慣れない場所を、手ぶらで、先の見えない目的地へと向かう。それは相応の"覚悟"が無ければ、先へ進む事すら出来ない。
将来への不安、金銭面への不安、人間関係への不安
様々な危機がありながらも、悪戯に日々を浪費するだけ。そんな日常を過ごしてる中で、ふと思う時が来る
『自分はこのまま死ぬのだ』と。
『何も成さないまま死ぬのだ』と。
当然、これで終わっていい訳が無い。
やりたい事をやって、笑って生きる。ごく一部の人間にだけ許される"特権"を、自分も持っているのでは無いかと、一縷の可能性に賭けて生きる。
…しかし、歳を重ねる毎に『夢』を語る事は
いつしかただの『夢物語』へと変わってしまう。
選ばれた者のみが上がる事の許されたステージ。
ただ、それが自分ではなかっただけの事。
現実を受け止める事を拒み、必死に言い訳を探す。
『自分の才能は誰にも理解されない。』
『自分は他の人間とは違う、特別な存在。』
『信じれるのは自分だけ。迷う事は無い。』
そして、同時に心の中に存在する感情。
『辛いのはみんなも同じ。』
『自分だけでは無い。』
『自分勝手は心の中だけで留めておきたい。』
度重なる矛盾に、理解している自分と、何も理解していない自分が居る事を知っている。
それは当然の事で、深く考えずとも解っている。
ただ、『お前だけじゃない』『みんな頑張ってる』
他者から言われると、自分の全てを否定されているようで、苛立ちを隠せない。
何も成していない分際で、少しの行動を"努力"だと、大層な物言いをする。『お前に何がわかる?』と言わんばかりの態度を取り、正解に唾をかける。
その時に思う。『自分は最低なヤツだ。』
人生に"不正解"は無い。しかし、保守の為に他人を攻撃するのは、間違いなく"不正解"である。
人として踏み外してはならない"道"を、間違いのない選択を…迫られる度に、心の奥が締め付けられる。
敢えてもう一度言おう。
『"生"とは果てしなく辛い。』
耐えかねて身投げをする若者が居るのも事実。
無責任に『死ぬな』と言うなら、『生きたい』と思える世界を創れ。
自分で解決が出来ない事は、全て他人任せ。自身で切り開くには、あまりにも大きすぎる扉。階段を登った先にある、確かな絶望。自分で選んだ筈なのに、既に敷かれているレールの上。
不思議な事に、それら全ては『思い込み』で片付いてしまう。それが怖くて堪らない。見えない物に畏怖し、震え、頭を抱える。
哭けど、嘆けど、変わらず明日は来る。ふと、自分は『必要無い人間ではないか』と疑い始める。
だから、私は残すのだ。
『生きた証』を。
確かに存在する、自分という人間を。
それが、私の"夢物語"だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまでの支離滅裂な言葉の羅列。
如何だったでしょうか?
慣れない事はするものではありませんね。
今回、初めて"エッセイ"というものを書きました。
小説家とも呼べるレベルでは無い、ただの素人です。
ただ退屈な日々に辟易し
無情にも、同じ事をするだけの毎日。
誰かへ向けたものでは無いが
確かにある"世界への不満"
これを以て"吐き溜め"として此処に記します。
最後に、私が伝えたい事は
『諦めずに生きる。』
それは、人生を彩る"最大の色"だという事です。
ここまでのご愛読、ありがとうございました。
宜しければ、『代表作』の方も見て頂ければ喜びます。