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夕刻慕情

作者: 人間詩人

夕刻になれば

悲しみが来る

旅立ってしまった

わんこ君

日に日に思いだす


まだ生きている

まだ生きている

と錯覚だけが

脳裏を駆け回る

辛い気分は

消えまい


これが人としての

感情だろうかと

認識する

物凄い勢いと力で


それと

この世界は

消えると言う現実が

本当に

有るんだと実感させられたようだ


部屋に一人で

居座っていても

クーラーの回転音だけが相棒となる

残された

わんこ君のフードを

しげしげと見ながら

涙が溢れかえる


これほど悲しい事実は 今までに経験したことが無く

自らの無力さを

感じさせてしまう


一番辛い時期からの

付き合いだから

尚更 辛い

辛い空間しか得ない

けれども現実は

本当なんだと

思い知らされる


もう一匹のわんこも

居るのだが

感情の度合いが

全く違う

強大すぎるんだ

旅立った

わんこ君には

思いが

半端なく強いのだ


それでも私は前へと

生きなければ

ならない

悲しみを背負ったとしても

涙で慰めをしながらでも生きる

それが救いに

なるのならば

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