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【余談編】

 分かりやすさを優先して、一部アラビア数字を採用しております。

 縦読みの場合、少し読みづらくなるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。



 捜査概要(後半):


 人観さんに助言を受けた結果、被害者の同僚:浦浪ウラナミ志路美シジミ(26歳)を逮捕。

 直後は死亡推定時刻、馴染みの美容室にいたとアリバイを主張したが、即座にそれを崩されると、素直に自供を始める。

 また、これも人観さんに指示された通り、美容室周辺を集中的に捜索した結果、近くのコンビニのゴミ箱から変装用の洋服一式を発見。容疑者の毛髪が付着していたため、本事件での数少ない物証となる。

 尚、殺害動機は、容疑者とその男性客と被害者の恋愛関係のトラブルが原因とのこと。(男性客は妻帯者であり、事件そのものには無関係ではあるが、その妻も関係してくる複雑な話なので、詳細についてここでは割愛する)



 備考:


 アリバイを主張した瞬間に崩される人間の顔を初めて見た。そしてもう二度と見ることはないだろう、あんな唖然とした表情は。

 まあ、2時間サスペンスならば、ここからどうやってアリバイを崩していくのかという序盤も序盤だと思うので、それを考えると少なからず容疑者には同情してしまう。


 ちなみに捜査終了後、人観さんが一部の警察関係者から『天職探偵』と呼ばれていることを、尾岡さんから教えてもらった。

 人観さんが『天職』を探して『転職』を繰り返すことと、誰がどう見ても『探偵』が『天職』であることを掛けているらしい。

 なるほど、確かにその通りだ。

 天職探偵――その名前に再びどこかで出会えたときは、俺もジンクスを信じようと思う。



 ――新畑仕三郎



 以上、『喫茶店店員の場合』でした。


 お楽しみいただけたでしょうか?

 そして、推理に無理があると感じませんでしたでしょうか?

 推理モノって、独りで書くと確認ができず、すごい不安ですね。今回、改めて考えさせられました。

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