プロローグ
新しいの始めてみました〜
2015年、日本政府は、度重なる中国・韓国との領土問題のため、自衛隊を軍隊と称し、憲法第9条の改正を発表。そしてさらに、軍事費の予算を増大することを決定した。
軍事費増大の背景には、日本が藻から石油を作る技術を開発し、今まで輸入に頼っていた分の石油を生産できるようになり、そのことでできた余剰予算が莫大であったことと、アメリカの軍縮政策によって日本からアメリカ軍が徐々に撤退しているからだった。
そして日本は、中国・朝鮮・ロシアに対抗するために日本海軍(旧海上自衛隊)・日本空軍(旧航空自衛隊)・日本陸軍(旧陸上自衛隊)の増強に奔走した。
兵力
日本海軍:約9万9千人
日本空軍:約7万7千人
日本陸軍:約30万人
まず日本海軍では、「はたかぜ」型・「はつゆき」型に代わり、イージス艦「かいおう」型・「しゅんらい」型・「つらら」型を5隻ずつ配備し、さらに航空母艦「おうりゅう」型を3隻、「ほうおう」型を2隻、「いずも」型ヘリ空母も2隻追加配備し、さらに強襲揚陸艦「のぶなが」型を5隻、大型浮きドッグ「かいじょう」型を二隻配備することが決まった。その他にも、新たに「おおすみ」型輸送艦10隻、「ましゅう」型補給艦10隻、原子力潜水艦「つなみ」型10隻の配備も決まっている。
そして日本空軍では、戦闘機「天風」・攻撃機「轟炎」・偵察機「風神」・三式輸送機・22式弾道弾迎撃ミサイル・93式長距離地対空誘導弾・92式中距離地対空誘導弾・91式短距離地対空誘導弾の配備を決定。
日本陸軍では、20式戦車550輛、100式自走160mmりゅう弾砲150輛、3式機動戦闘車300輛、2式水陸両用戦闘車350輛、攻撃ヘリ「戦空」の配備が決定している。さらに、10式戦車150輛、99式自走155mmりゅう弾砲100輛の追加配備も決定。
これ以降、急速に日本の軍事力が上がっていくことになった。
日本は、自国を守れるだけの力はつけたつもりだった。しかし、この軍拡に反発し国も当然あった。
日本との領土問題を抱えている中国・韓国・台湾・ロシアは予想できたが、アメリカからの反発もあった。
この背景には、先に述べた4国は単純に日本の軍事力が上がれば、もし戦争になった場合自国だけでは勝てなくなるからである。
しかしアメリカが反発した理由はしていたのは、世界の警察たるアメリカという自負と日本の急激な成長であった。(このとき日本は、空前の好景気だった。この好景気により、後1年すればアメリカのGDPを抜くぐらいまで経済が発展していた。)
そして2021年、日本に取っての悪夢が幕を開けた。
2021年、4月。沖縄へ補給のため寄港していた「おおすみ」型輸送艦二隻が中国海軍船の対艦ミサイルによって轟沈し、次いで中国軍の上陸をゆるしてしまった。
これに対して、日本政府は中国政府に抗議し、軍の撤退と賠償金を要求したが、逆に宣戦布告を突きつけられてしまった。
すぐさま対中戦を行おうとした日本政府にさらなる凶報が訪れる。
韓国・台湾・北朝鮮・ロシアからの宣戦布告であった。いくら日本軍の軍事力が上だからといって、四方から大軍で攻め寄せられれば、対処のしようがなかった。しかも凶報はまだ終わってなかったのだ。
日本は自国だけでの防衛は不可能に近いとして、同盟国のアメリカに救援を要請したが、なんとその場で同盟破棄をされ、宣戦布告までされてしまったのだ。
日本軍は必死に交戦し2年もの間防衛し続けたが、陸海空軍は壊滅一歩手前となり、日本は無条件降伏することになった。
この大戦は「極東戦争」と言われるようになり、
この大戦での、日本側の死者は1200万人まで登った。
そして、日本は沖縄周辺を中国と台湾に、九州を韓国と北朝鮮に、北海道周辺をロシア・アメリカに割譲することになった。
しかし、2023年6月旧日本領土含め全ての地域で、日本に来ていた全ての外国人が気づいたら自国に戻っているという不思議な現象が起き、各国が日本を偵察しにいくと、何故か日本列島が消滅するという前代未聞の大事件が起きた。このニュースは瞬く間に全世界を駆け巡った。そしてさらに調べてみると、欧州や中東その他の地域にいた日本人や大戦で捕虜になった日本人まで消えていることが分かった。
このことで、宇宙人襲来説などが浮上したが、未だ解決には至っていない。
日本は今どこに・・・・
次回は兵器についてなんで期待しないで下さい。