大切な友情
私にはとても大切な親友がいます。その親友と出会ったのは、高校の時でした。社会人になりそれぞれ資格を活かした専門職の仕事に就きました。お互い厄介な上司の元で仕事をしていたので、よく愚痴を言い合いました。
北海道や沖縄、山口、淡路島、テーマパーク……いろいろな所に一緒に旅行に行きました。
私の体調が悪くなりコロナ禍になりだんだん疎遠になっていました。人と関わることがしんどくて、それでも孤独はみじめで。
小、中時代や大学時代の友人とは連絡もとりたくなかったのですが、なぜか、親友を含め、高校時代の友人には今、自分がしんどいことを伝えていました。みんな深入りせず私から離れていくとこもせずにいてくれました。
中でも、親友の「いつまでも待っているからね」という言葉に救われました。彼女も私と同じように、うつ病になり仕事を退職していたので、一番気持ちをわかってくれました。
いつか話せるタイミングが来たら彼女に連絡しよう。そう思いながら、なかなか連絡できずにいました。
そうこうしているうちに、無事、就職が決まり、私は仕事を始めました。彼女に連絡する時が来た、と思いました。そこで不安が頭を過りました。「いつまでも待っているからね」という彼女の言葉に甘えて、ずっと連絡をしなかった、それなのに自分の都合のいい時に連絡して彼女は受け入れてくれるだろうか?
一旦、連絡するのを躊躇しそうになりましたが、ここで連絡をしておかないと、また、私は連絡しないまま時が流れると思いました。そして、勇気を出して、転職して仕事を始めたことを彼女に伝えました。
すると、すぐに返事がきました。
就職おめでとうということと、彼女の娘ちゃんが今春、小学生になるという内容でした。彼女の娘ちゃんに会ったのは生後半年くらいの頃。赤ちゃんだった娘ちゃんが小学生。
とても感慨深かったです。そして、そんなにも長い時間、私の時間は止まっていたのだ、とも思いました。彼女は「また会いたい」と言ってくれました。彼女は言葉通り、待っていてくれました。本当に感謝しかありません。
4月になりました。来週あたり娘ちゃんの入学式だと思います。彼女も忙しいと思うので、もう少ししたら連絡してみようと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんにも大切は友人はいますか?