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第46話 凸待ち企画のおかげで

「ねぇ、、うちの切り抜きめちゃくちゃバズってるんやけど、、」


「ホントだよね!ビックリしたよ!

登録者数もめっちゃ増えたし!やったね!」


「いやいや、、あんな切り抜きで、、な、なんでなん?」


「そりゃ、のんちゃんの本性がおもろいからでしょー!」


「めっちゃ複雑や、、それに自分でも見返したけど、うちあんなこと言うてた?」


「そりゃあのまんまだよ!

まぁ手描き切り抜きの悪意しかないゴリラ顔はクソ笑ったけどな!」


「む、ムカつく、、」


「いや〜、登録者数は増えたけど、私としては上になんか言われないか心配だな〜

企業イメージがどうとかさ〜」


「あ、たしかに、そうですね

キャラ付け直さないとマズいですかね?」


「ん〜、まぁなんか言われたらギャップがいいんです!作戦通りです!って数字を見せれば説得できるかも?

まっ、私も素のKanonちゃんの方が面白いと思うし」


「褒められてるんやろうけど、なんか、うちは複雑やわぁ、、」


オレたちは、この前の ひまちゃんの凸待ち企画で、のんちゃんの切り抜きがバズったことについて話していた


あそび大全のボクシングで、のんちゃんの本性が炸裂して、VTuber業界で話題になったのだ


この調子でバンバン本性だしていこー!

とは言えないが、のんちゃんの面白さは引き出していきたいところである


「じゃあ、この話は置いといて、次のマイクラ実況で、どの建築アイデアを採用するか決めようか」


「わかりました」

「、、はい」



いつものカフェ


「この前の凸待ち企画ホントにありがとね!おかげさまでKanonの登録者数もかなり増えたよ!」


「おじ、、あの、声大きいですよ」


「ううん!ぜんぜん大丈夫だよ!

ひまもKanonちゃんとお話しできて、とっても楽しかったし!」


「でもさ!ひまちゃんもビビってたけど、あいつの本性怖すぎるでしょ!」


「あはは、たしかにちょっとビックリしたけどね

それもKanonちゃんの魅力なんじゃない?」


「それにキャラクターとして、かなりの個性だと思いました

あれはどんどん出していくべきだと思います」


「そういう意味では、こと様の毒舌となんか似てますよね!」


「、、叩かれたいんですか?」


こと様が竹刀に手を伸ばす


「いやいや!めっそうもない!こと様の毒舌もめっちゃ面白いってだけですよ!」


「はぁ、、なんだか複雑な気分です」


「あはは、でも、ことちゃんもSっ気だしてから人気でたし、Kanonちゃんも同じ感じになるかもね」


「ん〜でも、上司曰く、会社からやりすぎると止められるかもって言われてるんだよねー」


「あーそっかそっか

企業だとそういうの難しいよね

ひまたちもセンシティブなこと言わないようにって、細かいルールみたいなの配られてるし」


「そうだよね、個人勢とは違って無茶はできないんだよねー」


「まぁ、企業と個人では一長一短ありますし、

あっ、私は今日はこれで失礼します

このあと打合せがあるので」


「わかりました!今日も相談にのっていただき、ありがとうございます!こと様」


「いえ、そんな大したこと話してないです

それではまた」


「ことちゃん、またね〜」


ひまちゃんが元気よく手を振るので、真似して小さく手を振ってみる


こと様はなんだか恥ずかしそうにして、頭を下げてから、お店を出ていった


「、、ねぇ」


「ん?なになに?」


「あらとさんさ、あそび大全の練習さ、Kanonちゃんとしてたんだよね?」


「うん!そうだよ!

今回はたまたま、ひまちゃんに勝てたけど、のんちゃんはゲーム下手くそでねー!

練習しなかったら全敗だったと思う!」


「そか、そうだよね、、同じ会社だもんね、、そかそか、、」


ひまちゃんはジュースを飲みながら下を向いてしまった


「ひまちゃん?どうかしたの?」


「え?ううん!なんでもない!

(小声)だめだめ、幼馴染なんだから、、仲良いのは当然だから、、」


「ん?なぁに?」


「あのさ!あらとさんってSwitch持ってる!?」


「え?Switch?一応持ってるよ

モンハンやるためにだいぶ前に買ったんだけど、なんか1人でやるの飽きちゃって封印されてる」


聞かれてもいないのにボッチ発言を付け加えてしまった、いらない情報だ


「そ、そかそか、ならさ、今度ひまと遊ばない?オンラインで」


「???どういうこと?」


「えと、、そのままの意味だけど?」


「オレがひまちゃんとゲームを??」


「う、うん、、どうかな?」


頭が働かなかった

いつも画面の中で楽しそうにゲームをしてる、ひまちゃんを見ている

そんなひまちゃんとオレがゲームを?

そんなことがあっていいの?


「あっ!忙しいなら無理しないでいいよ!

なんか急にごめんね!」


「はっ!?ち!ちがう!ちがう!

嬉しすぎて!

夢かと思って固まってただけ!

もしそんなことができるなら寝ずにやる自信があるよ!

だって!

いっつも見てるひまちゃんとだよ!?

そんな光栄なことしていいのかな!?」


「ホントに!?えへへ、嬉しいな」


にっこり笑顔を向けられて、もっと鼓動が早くなった


両手を合わせて三角にしてもじもじしてる仕草もめちゃくちゃ可愛い

心臓にわるい子である


「あ、じゃあ、ひまちゃんが時間があるときなら、いつでも」


「うん、それじゃ、ディスコードって入れてる?」


「うん、一応」


「じゃあ、後でLINEでアカウント送るね

それとSwitchのアカウントも」


「わ、わかった、なんか夢みたいだ、、」


「夢じゃないよ〜、現実だぞ⭐︎」


ひまちゃんが両手を頬に当てて肘をテーブルにつきながら、ニヒヒと笑う


「ふ、ふぅ、どきどきしてきた、、」


「あはは、相変わらず素直だね♪

あ、ひまもそろそろ行かなきゃ」


「わ、わかった!今日もありがとね!

それに!ゲームの件も!

めっちゃ!

めちゃくちゃ!楽しみにしてるから!

あ!でも!ホント時間のあるときで大丈夫だからね!

いや!オレはすごくやりたいけど!ひまちゃんの負担にはなりたくないから!」


「うん、うん、わかってる

いつも、ありがと♪

また連絡するね、じゃあ、またね」


「うん!またね!」


オレはひまちゃんを見送ってから席にストンと座る


嘘みたいだ、、ひまちゃんとゲームができるなんて、、

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