第40話 自宅でJKと勉強会(前編)
バタバタバタバタ
日曜日のお昼ごろ、オレは何度も掃除した部屋を念入りに磨き上げていた
あめちゃんとのデートから少しして、
あめちゃんから動画編集の勉強会について具体的な連絡がきたのだ
今週末、ことと一緒にあらあらパイセンの家に行くっす
住所教えてください
それはダメ
じゃあ、あの音声をひま先輩とことに送ります
わかった!お願いします!
そして、今日2人がオレの家に来ることになっている
「よ、よし、綺麗になってるし、問題はないはず、、」
不安になって何度も何度も掃除をしたが、何度やっても落ち着かない
女の子が自宅に来るなんて経験がないのだ
しかも2人も
しかもしかも画面の中でいつも見ている2人だ
、、あと、、2人ともカワイイ、、
ピンポーン
チャイムが鳴ったのであわてて玄関に向かう
「はーい!」
言いながら、ガチャリと扉を開けた
「こんちわっす、あらあらパイセン
ふ〜今日は暑いっすね〜」
あめちゃんが胸元を大きく開けてパタパタとあおいだ
無意識にその先のおぱーいに目線がいってしまう
「、、変質者、、おじさん、サイテーです」
「え!?あっ!そんな!すみませんでした!」
大きく頭を下げる
「いいんすよ〜
わたしは見られて嬉しいです
もっと見ますか?」
クソガキが誘惑してくる
、、屈しんぞ、オレは
「あの、、ところでなんで2人とも制服なの?」
目の前には異なる学校の制服を着た美少女2人が立っていた
こと様は青いチェックのスカートに白いシャツ、スカートと同じ柄のネクタイをしている
あめちゃんはピンクチェックのスカートに白シャツ、ピンクのサマーセーターを羽織って、胸元には大きなピンクのリボンが付いていた
「これは、その、、メーが言い出して」
「あらあらパイセンはこういうのが好きかと思いまして」
オレのことをなんだと思っているのだろう、、
「じゃ!お邪魔しま〜す」
あめちゃんがずけずけと部屋の中に入ってきて靴を脱ぐ
「、、お邪魔します」
こと様もそれにならった
制服美少女が家に2人もいる
その状況に頭がバグりそうになるが、懸命に冷静さを保とうとする
「へ〜成人男性の部屋って、こんな感じなんすね〜」
あめちゃんが廊下を過ぎ去りリビングに入って、周りをジロジロとみる
うちは1LDKで、
ベッドの横に仕切り扉みたいなものがあるので、今はそれを閉めている状態だった
「意外と綺麗にしてるんですね」
と、こと様
「いつもはそうでもないんですが、2人が来るんで掃除しました」
「なるほど、いい心がけですね」
「ありがとうございます」
「こと〜なんで上から目線なんですか〜?
可愛くないっすよ〜?」
「うっさいわね」
「パイセンもそう思いますよね〜?」
「え?いや、そんなことは、、
あ、その辺でゆっくりしてて」
2人掛けのソファに2人を案内して冷蔵庫に向かう
「パイセンはやさし〜な〜
こんな可愛げない女に〜」
「はぁ?メーあんたなんなのよ!?」
2人はいつものてぇてぇを披露していた
仲良しだなぁ
「コップが人数分ないので、ペットボトルだけど、どうぞ」
緑茶のペットボトルを2人にそれぞれ差し出して、ソファの前の机に置いた
オレは床に腰掛ける
「あの、今日って動画編集教えてくれるんだよね?」
「そうっすよ〜
でも、もうちょっとお話しててもいいっすよ」
「そ、そう?」
「あらあらパイセン、この前のデート楽しかったっすね?」
「え?」
こと様の前でその話するの?
「、、、」
こと様はなにも言わない
「楽しかったですよね?」
「あ、、えっと、うん、楽しかった」
「だってさ、こと、わたしたちにもまだ可能性はあるかもよ?」
「、、、ふん」
な、なにを言ってるんだろう
「あらあらパイセンは彼女いるんすか?
かのちんとか?」
「え?か、彼女?いたことないけど、、
あと、のんちゃんはただの幼馴染だよ」
「幼馴染、、Kanonさんとはそういう関係だったんですね」
「え?そうですけど」
「なるほどっす〜
いい情報が仕入れれましたね!
ところでパイセン」
「なに?」
「女子高生は好きですか?」
「、、、」
犯罪チックな質問をされる
どう答えても、こと様に変態と罵られそうだ
「あ〜、答えにくそうですね
じゃあ〜、彼女にするとしたら年下でもいいっすよね?
わたしたちくらいの」
あめちゃんが手を胸に当ててにんまりと笑う
え?いや、それは、さすがにマズくないか?と思いながらも
「そ、それは、、まぁ、、」
と肯定的なことを言ってしまう
「でしょうでしょう
あらあらパイセンはカラオケでわたしのことを熱弁してくれましたから」
おい!?まさかあの音声をこと様に聞かせるわけじゃないだろうな!?
「なによ、それ、なんの話?」
「あらあらパイセンがわたしのことを可愛い可愛いって褒めてくれたことの話っすよ〜」
「へ〜」
こと様にジト目をされる
「あのときは、、その、あめちゃんが辛そうだったから、必死で、、」
「ふふ
改めて言われると嬉しいっすね」
かたや、あめちゃんは笑顔だ
「メー、あんた本気なの?」
「だから、そう言ったじゃないすか〜
ちゃんと親友に報告したのを褒めてほしいっす
抜け駆けもできたんすから」
「、、、」
2人はなんの話をしているのだろう
「おじさん」
「はい」
「動画編集やりますよ、パソコン起動してください」
「わ、わかりました」
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