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第32話 もうすぐ推しが会社に来る

あめちゃんとのコラボ動画は、順調に進んでいた


毎回、動画の最後にお菓子プレゼントの告知を行っていた効果も出ていて、

Twitterではたくさんの応募が投稿されている


その投稿には、リスナーの様々な建築アイデアがのっていて、

実際に動画で取り上げたアイデアもいくつも出てきた


そのおかげで、Kanonとあめちゃんのお菓子の国作りも順調だ


マインクラフトの世界がどんどんカラフルになっていく


そんなコラボの撮影も今日で9回目


最終回が近づいてきた



「ちゅぱっ、、

こんちわっす〜

あらあらパイセン、結木っち、かのちん、今日もよろしくっす〜」


「よろしくね、あめちゃん

もう9回目か〜

あっという間だったね〜」


「そうっすね〜」


あめちゃんと、のんちゃんがスタジオに向かって歩いていく


「あの、佐々木さん

次の第10回目の撮影って、予定通り、花咲さんと洲宮さんも来れそうですか?」


「えぇ、そう聞いてます

やっぱり気になりますよね

新井さんは、花咲のリスナーさんですもんね」


「はい、正直すごく気になってしまって、すみません」


「いえいえ、私もこの業界が好きでマネージャーをやってるので、気持ちはよくわかりますよ」


そう、次回の最終回は、ひまちゃんと、こと様も来て、4人でのコラボを企画している


あめちゃんには悪いが、オレは次回のことで頭がいっぱいだった


来週、オレの会社に、ひまちゃんが来る、夢みたいだな

と、心ここに在らず状態になっていると、すぐに撮影が終わってしまう


やばいやばい

しっかりしないと


「今回も面白い動画になりそうですね!」


撮影を終えた2人がこっちにやってきたので、そう声をかけた


「そうっすね〜

あたしと、かのちんはやっぱイイコンビっすよ〜

ネットでも評判っす〜」


「うちもコメントとかTwitterとか見たんやけど、

なんか、うちがイジられてるのを皆おもしろがってるだけやない?」


「いやいや〜

そんなことないっすよ〜

かのちんは、イジられてるときが1番面白いっすから」


「、、ん?

今肯定したよね?」


「そうでしたっけ〜?」


「はぁ、、もういいわぁ

あめちゃんは、そういう人やからなぁ〜」


「そうっす〜

人間諦めが大事っすよ〜かのちん」


「ははは

でも、実際2人はいいコンビだと思うよ

このコラボをキッカケにお菓子の方でもコラボ出来るといいんだけどなー」


「おぉ、それは、あらあらパイセンの実力次第っすかね〜?

期待してるっすよ〜」


「うん!がんばるよ!」



「では、これで失礼します

次回は、花咲と洲宮、そしてそれぞれのマネージャーも来ますので、6人で伺います

大所帯になってしまいますが、よろしくお願い致します」


「はい!こちらこそよろしくお願いします!」


オレたちは、あめちゃんと佐々木マネージャーをエレベーターホールで見送った


課長は相変わらず、正門まで見送りするようだ


「もう次回で最終回かぁ〜

なんか寂しいなぁ〜」


「そっか、そうだよね

あめちゃんとのコラボは楽しい?」


「うん

いつも、あめちゃんのペースで引っ張りまわされるけどなぁ」


「よかったよかった」


「それに、ゲームも面白いもんやね

思ったとおりの建物が作れると、すごい楽しくってなぁ」


「ほうほう

あの、のんちゃんがここまで成長するなんて

よよよ」


「あのって、どういうことぉ

うちのこと、バカにしてるやろ〜」


「してないしてない」


オレは、のんちゃんと軽口を叩きながら自席に戻り、今日の撮影データのチェックをはじめた



自宅


オレはひまちゃんにメッセを送る


今日、9回目の撮影が終わったよ!

次回は、ついに!

ひまちゃんとのコラボだね!

楽しみすぎて次回のことばっかり考えちゃうよ!


撮影お疲れ様✨

ひまも次回のこと、

すっごく楽しみ(((o(*゜▽゜*)o)))

面白い動画になるとイイね♪


だね!

オレも全力でサポートするから!

安心して来てください!


頼りにしてるよー(*⁰▿⁰*)

でも、初対面っていう設定忘れちゃダメだよ☆

マネージャーさんにバレたら怒られるかもだから(汗


それはもちろん了解だよ!

うまいこと演技してみせます!


あははっ♪

ホントにキミに演技なんてデキるかなー(゜∀゜)


うっ、、

じ、自信はないけど、がんばります!



こうして、日々ひまちゃんとやりとりしていると、コラボの最終回はあっという間にやってきた


「ソワソワ、ソワソワ」


「、、、あっくん、口でソワソワって言うのやめて、、」


「ご、ごめん」


「はぁ、、まぁええけど、課長のときもたいがいやったし」


「う、うん」


「前も言ったけど、期待しすぎたらあかんよ?」


「も、もちろん、大丈夫

お、オレ!正門で待ってようかな!」


「あめちゃんのときはやらなかったのに?

それは失礼ちゃうかな?」


「あ、そ、そうだよね

じゃあ!エレベーターホールに行ってるから!」


オレは言って立ち上がる


「あっ、、まだ15分以上ある、、

行ってもうた、、

、、はぁ」


「まぁしょうがないよ

推しが来るんだからさ」


「でも、課長、

今日のあっくん、ちょっと落ち着きなさすぎません?」


「んー、私のときもひどかったからね

ははは」


「まぁ今でもひどいですよ」


「こ、これは手厳しい

いやー!

それにしても!Kanonちゃんの場合!

新井くんがソワソワしてるのが気になってるのはあれだよね!」


「なんですか?」


「嫉妬!」


「、、ぶちコロシますよ?」


「す、すみません、、」

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