第163話 修羅場を酒でのりきろうとするダメ男
カチャカチャ、もぐもぐ、、
あのあと、自室に帰って少ししたら、
夕食の時間に遅れていることに気づき、すぐに食堂にやってきた
貸切風呂で一悶着やってたオレたちは全員遅れてきたもんだから、
課長や二宮さんが不思議がっていたが、それはまぁいいだろう
それよりも
カチャカチャ、もぐもぐ、、
みんなとなにを喋ればいいのかわからず、黙って食事に集中してしまう
正面には、花柄イエロー、その横には水色ハート、
オレの左右にミントグリーンレースとフリフリピンクが座っていた
、、気まずい、、
ふとすると、さっきの光景が脳裏に浮かぶ
みんなの下着姿が脳裏に浮かびそうになるたび、
太ももをつねって現実に戻ってくるように努力していた
「なにしてるんすか?さっきから、痛くないんすか?」
さすさす
隣のピンクがオレの太ももをさすさすしてくる
さっきから繰り返しツネっていたところだ
や、優しいじゃねぇか、、
それに、、なんか、、太ももを触られてドキドキする、、
「やめなさい」
ドキドキするので注意しておく
「むー?なんすかー?いやっすー」
さすさすさすさす!
高速でさすさすされる
「それじゃあ逆効果っす」
「もー、変なパイセンっすね
さっきのこと思い出して興奮するのを自制しようとしてるんすか?」
「、、、」
「ふむ?黙秘っすか?
そんなことわたしにしてもムダってわかってますよね?」
あめちゃんがオレの顔を覗き込んで、深層心理を読み解こうとしてくる
「、、今日のご飯も美味しいねー!」
グビグビ!
クソガキからの追及を免れるため、ビールを煽って誤魔化すことにした
「おにいさん、、お酒に逃げるなんて、、ダメな大人、、」
こと様が引いていたが気にしないことにする
あぁ、ビールうめぇ~
「ボコボコにしたるからなぁ」
「ははは!」
「なんやこいつ、、」
「、、ひまも有罪に入れようかな、、」
「なんで!?」
「反省してるように見えないからじゃないっすか?」
「キミがそれを言うの?」
「ははは〜」
「ほら!この子!この子です!!」
「なにがこの子ですや、ぶっとばすで」
「のんちゃんはすぐ暴力だよね、それがなければよかったのに」
「、、どういう意味やそれ?」
「なにが?あ、ビール飲む?」
とくとくと のんちゃんの空のグラスにビールを注いでみた
「、、付き合ったるわ」
「そう?そりゃどーも」
オレはさっきまでとは別人のように開き直りまくってビールを煽り出した
だってみんな怖いんだもん
オレ悪くないのにさ
飲まなきゃやってられないよ
♢
「うーん、、」
「寝てるっすけど、これどうするんすか?」
「知らないわよ」
「かのちんが飲ませたんすから、かのちんが運んでくださいっす」
「なんでや、あっくんが勝手にグビグビ飲んだんやろ」
「あらとさん、、ひまたちがいじめすぎたからかな、、」
「、、、」
「、、、」
「ま、まぁ、パイセンなら大丈夫っすよ
旅館の人に頼んで運んでもらいましょ」
「そうね、そうしましょう、私が呼んでくるわ」
「たのむっす〜」




