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第105話 充実した入院生活

「ディメコネへのメールってまだ出してないよね?」


「どうなんやろ?

うちも休んでるからわからへん」


「あ、そりゃそうか」


朝ご飯をのんちゃんに食べさせてもらいながら、ディメコネとのコラボについて話す


「コラボ提案したら、誰が引き受けてくれるかなぁ?」


「やっぱり、コラボ実績がある あめちゃんは固いんちゃう?

あとは、2、3人誰が選ばられるんやろーね」


「こっちから指名するのは失礼かな?」


「んー、そういうのうちはわからへんけど、実際に広報の人と話しながら決めていけばええんちゃう?」


「そうだよねー」


「やっぱり、ひまちゃんと洲宮さん?」


「え?うん、そうだね、いつもお世話になってるし、個人的にもよく見てる2人だから、できるなら2人にもお願いしたいな」


「そっかぁ、そうやろなぁ、うちも負けてられんわ」


「どういうこと?Kanonはこっちサイドだから、絶対パッケージになるけど?」


「そういうことやないでー、朴念仁さん」


「ふむ?」


ガラガラ


「おはようございます」


「おはよう!こと様!」


「いらっしゃい、洲宮さん」


「おじゃまします、ひま先輩は午前中打ち合わせがあるので、お昼過ぎにくるそうです」


「うん!聞いてる!」


「そうですか、あ、おかず、冷蔵庫に入れておきますね」


「ありがと!いつも美味しいです!」


「いえいえ、ところで夢味製菓さんとのコラボのことなんですけど」


「ちょうど、そのことについて話してたところや」


「そうなんですか?私も色々聞きたくて」


「うん!ぜひ打合せしよう!」


こうして、ひまちゃんが来るまで、どのお菓子がコラボ対象なのか、とか

誰にオファーを出すつもりなのか、なんて話をした


こと様曰く、外部からのコラボ依頼は、名指しでコラボ相手を指定されるのはよくあることで、別に失礼ではない、ということだった


ただ、ディメコネ側にも推したいメンバーがいる場合もあるので、名指し枠と自由枠が両方あると喜ばれるかも、とも教えてくれた


「さすが、こと様!分析力がちがうね!」


「いえ、そんな」


「ことちゃんは頭いいから!」


お昼ご飯がおわったころ、ひまちゃんが合流していた

自室でお茶を飲みながら、コラボの話を続けている


「ひま先輩は、本能型ですからね」


「そうそう!ん?どういう意味?」


「あはは、煽られてるやん」


「そうなの?ことちゃん?ひどーい!」


「ごめんなさい、ひま先輩ってからかいたくなるんですよね」


「うちもそれはわかるわぁー

天然やもんなー」


「そんなことないもん!

オセロは後攻が有利なんですよ、どやぁぁ

の人には言われたくない!」


「あれは!あっくんがそう言ったから!」


「言ったけど、有利不利うんぬんの前に弱すぎなんよ」


「なにをー!」


「ですね、あの泥試合は酷すぎました

見てて恥ずかしくなりましたね」


「うんうん、うん?それって、ひまも恥ずかしいってこと?」


「そうですね」


「えー!?ひま勝ったよ!?」


「たまたまね」


「あらとさんまで!?」


「2人には目をつぶってても勝てる自信があります」


「はぁ!?さすがにそれはないやろ!」


「いえ、それくらいひどかったですよ?」


「なら、勝負せい!」


「いいですね、ぜひコラボで決着をつけましょう

ボコボコにしてあげます」


「負けへんから!」


「はいはい」


2人の言い合いから、急遽コラボ配信が決定する

嬉しい反面、のんちゃんがボコされる未来しか見えず、苦笑いしてしまう


そのあと、コラボの日取りを打合せして、

またみんなでswitchのゲームをして、夕食をみんなで食べてから解散した


明日は退院なので、みんなには来ないで大丈夫だよと伝えた

オレは家に帰ってのんびりするだけだから、と


それでも のんちゃんは食い下がり、家まで荷物持って送っていくと言ってくれた

2日連続での有休になるが、課長の許可は得ているらしい

なら、まぁいいかと、ありがたく甘えることにした


そして、20時になるころ、あめちゃんがやってくる


「こんばんは♪」


「いらっしゃい!待ってたよ!」


「ふふ♪待てができて偉いですね♪」


「犬じゃないよ!」


「あはは、テキトーなボケとツッコミでしたね」


「それな!今日はなにする?」


「何がいいですかぁ〜?

昨日提案した~キスゲームでもします?」


「ん、うーん、、それはまた今度ね」


「いつかはしたいんすね♪楽しみにしてます♪」


初っ端からあめちゃんに翻弄されながらも、楽しい時間が始まった


今日は、前から興味があったあめちゃんがなんでFPSが上手いのか、どうやって練習してるか、なんて話をあめちゃんのアーカイブを見ながらたくさん聞いた


聞けば聞くほど奥が深くて、ひさびさにFPSやりたいなーなんて思う

でも、それ以上にあめちゃんが影で努力してる姿を少しだけでも知れて嬉しかった


「あ、このときは最終円の位置がこの辺になると思ったのと、少し前の銃声の音から裏取られると思って移動したんすよね」


動画を見ながら解説してくれる


「そうなんだ!すごいなぁ、色々考えてるんだ」


「あらあらパイセンってエペやるんすか?」


「ううん、チュートリアルしかやったことない」


「そうなんすね、んー、こんな話ほんとに面白いっすか?」


「すごく面白い!それにあめちゃんのこと色々知れて楽しいよ!」


「そうすか?ふふ♪それならいいっすけど♪

パイセンにならなんでも教えてあげますよ」


すりすり


オレの隣で、腕に抱きつきながら頭をすりすりと肩にこすりつけてくる少女がそんなことを言う

昨日と同じで、ベッドに腰掛けて並んで座っていた


「かわいい、、」


「、、なんすか、誘惑されないんすか?」


ジト目で見上げられる


「されてるよ、すごく」


じっと見つめ返す

すると、少し赤くなった


「そ、それならいいんす、、」


「うん、、」


それから、しばらくお話をして、あめちゃんにも明日は退院だから病院には来なくて大丈夫だよ、と伝える


そして、昨日と同じように病院のロータリーまで見送ってタクシーに手を振った


今日も楽しかったな

オレは右手の痛みなんか全然気にならない気分で、軽い足取りで自室に戻り、寝る準備をはじめた

カゲマスに出演した ねねち(桃鈴ねね さん)にツッコミまくるラミィちゃん(雪花ラミィ さん)が面白すぎる


ラミィちゃんとかなたん(天音かなた さん)のツッコミはくせになりますね

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