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第103話 ムードメーカー

「うわっ、またいる、、」


「なんですか?うち、洲宮さんとはまだそんなに仲良くないんですけど?」


「そうですね、私も同じ認識です」


お昼を過ぎたころ、こと様がやってきた

部屋に入った一言目がこれだ


「ケンカしないで、、」


「はいはい、相変わらず豆腐メンタルですね、おにいさんは

あの、またご飯作ってきたので」


「ありがとね!」


「うちのだけでええのに」


「まぁまぁ!どっちもすごく美味しいから!」


「サイテーです」

「サイテー」


「、、すぅー、、」


「はぁ、、もういいです

1年は待つって言ったのは私ですし、気長に待つことにします

それで、会社の方はどうなんですか?

今回のことでコラボがなくなったりはしませんよね?」


「うん、それなんだけど、もちろんコラボ優先で進めてくださいって課長には伝えてある

パワハラのことは、はあくまで個人的なこととして処理してもらおうって

まぁ、でも、コラボに影響するなら、もうほっといてもいいけどねー」


「そんなんだめや!あいつは処刑や!」


「処刑って、、」


「そうですね、私もおにいさんを傷つけた人には罰を受けてもらいたいです」


「あはは、ありがと

でもさ、オレとしては、パワハラされてた人に言い返せるようになったっていう

その事実だけで満足なんだよねー」


「そうなんですか?」


「うん」


「たしかに、あっくん、あいつの前やとオドオドやったもんなぁ」


「あはは、お恥ずかしい限り」


「ううん、最初はびっくりしたけど、最後の発表はビシッときまっとったよ

カッコよかった」


「ありがと、、」


「うん、、」


急にかっこいいなんて言われて、恥ずかしくなって顔を伏せる

のんちゃんも自分で言ったくせに同じような反応をしていた


「なんですか?2人だけの世界ですか?

ムカつきますね」


「まぁまぁ」


「ふん、仕事で毎日会うとありがたみがなくなるんじゃないですか?」


「はぁ?あっくん、この子ムカつくんやけど」


「ケンカしないでください、、」


しばらく、3人で世間話をしていたが、2人はことあるごとに歪みあっていた

そろそろ疲れてくる


「こんひまー!」


バーン!


そんな効果音が聞こえそうな登場の仕方で、ひまちゃんがやってきた


「ひま先輩、ドア壊れます

あと、大声で身バレするようなこと言わないでください」


あ、効果音じゃなくて、実際に鳴ってる音だったか


「あはは!ごめんね!

あらとさん!調子どうかねー!?」


ひまちゃんは引き戸を閉めてから、元気な足取りで近づいてきた


「ひまちゃん!いらっしゃい!

よく来てくれました!」


「あれれ?ひま歓迎されちゃってる!?」


「うん!」


「なるほどー!

さ、て、は、 ことちゃんとKanonちゃんがケンカしてたんでしょー!

よくないぞー!2人とも!

あらとさんは怪我人なんだからね!」


「ま、まぁ、たしかに、、

というか、ひま先輩声大きいです」


「あはは!そうかな?

でも!こういうときは元気にいかなきゃって!ひま思うの!

だからね!今日はみんなでゲームしよー!」


「ゲーム?」


「うん!Switchとコントローラー持ってきたから!

ちょうど4人だし、マリオパーティとかどうかな!?」


「いいね!楽しそう!やろうやろう!」


「ことちゃんとKanonちゃんもいいよね!?」


「は、はい、いいですよ」


「うちもええけど、なんかテンションたかいなぁ」


「そうかなぁ!?いつもこんな感じだよ!?」


「いやいや、おかしいやん、あきらかに」


「まぁまぁ!みんなで楽しく遊ぼうよ!」


「、、あっくんは、うちらのいがみあいが見たくないだけやね、、」


「そうみたいですね、、」


「、、ゲームたのしみだなー!」


「わぁーい!ひまが準備するねー!

あれ?このテレビどうやって繋ぐんだろ?

ことちゃーん!!」


「はいはい、私がやりますから」


「ありがとー!」



「おら!おらー!このこの!」


「なんですか!私ばっかり!この!」


「あはは!みにくい争いだー!」


「だよねー!」


「あ!ちょっと2人とも!Kanonさん邪魔!」


「そっちこそ!」


4人でマリオパーティを始めると、ミニゲームのたびにこと様とのんちゃんが足を引っ張りあい、オレとひまちゃんが1位と2位を独占しまくった


「ふ、ふぅ、そろそろ本気を出さないと、、

Kanonさん邪魔しないでください」


「うちかてこれからやから、、

それと洲宮さん邪魔」


「仲悪いなー!なんでそんなにいがみあってるの?

あ!料理であらとさんにアピールしてたのに被ってるからだ!

やぁーい!」


「、、次はひまちゃんを狙うわ」

「、、ひま先輩」


「あれ?なんか睨まれてる?こわぁーい」


そして、2人の総攻撃に合うひまちゃん


「やぁーん!たすけてー!」


オレは難なく1位を取る


「これで総合順位も1位だー!」


「あっくんが1位なのもなんかムカつくわ」


「たしかにそうですね」


「え?」


「ひまは接待してあげてもいいよー!」


「いやいやw ひまちゃんはそもそもw」


「ん?煽ってきてる?ねぇ?煽ってるよねぇ?それ?」


「いいや?」


唐突に圧をかけてくるひまちゃんだったが、配信で見慣れてるのもあって全然怖くなかった


「ひまだって!何回もやってるから!あらとさんに負けないんだから!」


「このまま独走してやるー!」


「負けないぞー!」


「あっくん、楽しそう」


「そうですね」


「やっぱ、ケンカするのはまたにせえへん?」


「そうですね、そうしましょうか」


「うん、なんかごめんな」


「私の方こそ、変に意識してしまって、ひま先輩の言う通りなんです」


「うちかてそうや、、

よし!次はうちと洲宮さんは協力するから!」


「え!?なんでなんで!?仲直りしたのー!?」


「そうですね!負けませんよ!」


「はは!今さら協力しても遅いんじゃないかなー!」


「調子乗ってるあっくんを引きずり下ろしたるからなぁ!」


そのあともしばらく4人でワイワイと遊んで、いつの間にかお昼の時間になった


みんなでご飯にしよう、という話になったので、売店で足りない分の食事を補充して、オレはのんちゃんとこと様のご飯を食べさせてもらう


「2人は料理できてすごいなー

ひまは出来ないから」


「レシピ見れば誰でも出来ますよ」


「そうかなー?ひまには難しそう」


「まぁ、人には向き不向きがあるし」


「そうそう!ひまはお料理以外のことであらとさんにアピールするね!」


「う、うん、、」


「どうやってアピールしよっかな〜」


「ひまちゃん、そういうことは本人のいないところで考えるもんちゃう?」


「え?そっか!そうだよね!あはは!

よーし!家に帰ったら考えるぞー!」


「テンション高いなぁ」



みんなでご飯を食べた後も、またゲームをすることになり、楽しい時間を過ごす


夕方になったら、こと様とひまちゃんは配信の準備のために帰っていった

のんちゃんも夕食を食べさせてくれてから帰宅する


今日は朝からずっと人がいた

楽しい時間だったな、と振り返る


でも、、


ずっと気になっていることがあって、スマホの画面をチェックした

ホロライブ5期生と極楽湯とのコラボ(フロライフ)すべりこみで行ってきました


自分が行った日は、ししろん(獅白ぼたん さん)のセレクト湯の日で、

お風呂を満喫した後、レストランでラミィちゃん(雪花ラミィ さん)のコラボドリンクを飲んで満足して帰ってきた次第です


5期生ではラミィちゃん推し!3周年おめでとうございます!

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