病弱なまおうのむすめつかまえたけど、俺の手には負えないので、誰かどうにかしてください。28
「こんにちは。デリス。いつぶりかしら?」
「……ミミィか。」
久しぶりに会った親子にしては、何とも淡白な挨拶だった。
「あら~?お知り合いじゃないの?」
「知り合いですよ。義理の父です。」
「………。」
アルジェがミミィの首に抱きつくように問いかける。
くっついてきた彼女を優しく撫でてやりながら、ミミィは微笑んだ。
その様子を、三人は神妙なおもつきで見ていた。
「ミミィ。魔物方に寝返ったか?いや、此方に来てすらいなかったから、其方に戻る、寝返るというのも可笑しな話か。」
デリスは、表情を変えず、そう言った。
ミミィはなお、面白そうに微笑んでいる。
「私は、人間のことが好きです。大好きですよ。たとえ、魔王の娘でも、現魔王でも。」
「それは……また。とんでもない子ね。」
レジーナが何とも言えない表情で笑った。
「少なくとも、その口紅つけてくれてるなら、分かるけれど。」
「口紅……」
「デリス、あなたが悩まないで、あなたが送ったものでしょう。」
「ああ、」
確かに見覚えのある色だ、とデリスは呟く。
アルジェとミミィはクスクス笑っていた。
「ミミィの言うとおりだね。」
「ね、男の人はね、女の変化になんか気が付かないの。当たってるでしょう。」
「うん、当たってる!あはは!」
きゃっ、きゃっ、と、笑う二人に、レジーナがそうだそうだ!同意の声を上げた。
男である二人はほんの少し肩をすくめた。
「で、なぜ魔王に?」
「お父様の後を継ぐため、じゃあ、駄目かしら。」
「……嘘だろ。」
「嘘よ。そんなつもりさらさらないもの。」
デリスには分かるよね、と、アエラは笑った。
「魔王の座なんかに興味はなかった。ここに座ってるのは駆け引きのため、本当はここにはアルマデスが座ってるはずなのよ。」
「アルマデスはね、強いのよ?魔王の争奪戦に勝ったのは彼と、私と、チェスタっていう吸血鬼の姫。この子は、ここに来て、アルマデスから王位を借りてるの。」
どうして、とは、誰も聞かなかった。
なにか、理由があることなら、
聞き出さなくても分かるから。
「私は……今日ここで、魔王と人間のいざこざを集結させる。」
……言葉が出なかったのは、驚いていたから。
ミミィの後ろでアルジェだけがニマニマと笑っていた。
何百年何千年どころではない、
もっとずっと前、人間が生まれた頃、そして、文明を発達させ、魔物にやられっぱなしの柔い生き物を卒業したその時から始まったその戦いを、
ちっぽけな少女一人が納められるとは、誰も思っていはなかったから。
それほどに、誰が始めた戦いかも分からない怨念の連鎖が長すぎて。
もう、どうにも手出しできそうになかった。
どちらかの種族が無くなるまで、この戦いは続くとされていた。
どちらが先に倒れるか、
それだけだった。
「それが出来たら、苦労しないわよ、お嬢ちゃん。」
レジーナが肩をすくめて言う。
「一体何年続いたかも分からないこの関係が、私達とあなたの手で納められるなんて思わないわ。」
ピクリ、と眉を動かす。
ミミィになにか考えがあるのは分かっている、
ただ、それがどういうものかをみな図りきれずにいた。
それは勇者一行も、
アルマデスやチェスタも、
ただ、ミミィとアルジェの中にだけある、解決の鍵だった。
***
う~ん。
こんちは。まりりあです。
話が繋がらない。
あれですね、何だろう、あれですよ。
書きたいことが書けない病です。
腰は痛いし、部屋の汚れが気になるし。
むむぅ。って感じです。
最近、そう言うときは飴を舐めるのにはまってまして、
いちご味とか、ミルク味とか、時たま食べると美味しいんですよね。
たまに、いかがですか?
では、また次回。




