第3章 何度目かの出会い
7月初め。
あれから何度も詩織と図書館に来ている。
もちろん今日もだ。
「今日はどの本読む?それとも勉強する?」
詩織は笑顔でそう言った。
「今日は勉強したくないなぁ〜」
と私が言ったその時__
私がずっと会いたかった人が、図書館にいた。
私の好きな人…
葉山 怜王………
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小学6年生の時に同じクラスになった。
ムードメーカーで私とは関わらなさそうな人だった。
しかし、
席が近くになり、思いのほか仲良くなったのだ…
だけど…怜王は受験して、違う中学に行ってしまった……………
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「怜王…!」
私はそう呼んだ。
その人は振り返った。
「……すぴか?」
「うん、久しぶり…!」
正直とても嬉しかった。
怜王は笑って言った。
「せっかく会ったんだし、一緒に遊ぼうぜ!」
「あっ……ごめん、私友達と来…」
わたしの言葉を詩織が遮った。
「人数多い方がいいから一緒遊びましょう!」
……。
それから、怜王と、詩織と、3人で色々な本を読みながら楽しい時間を過ごした。
3人とも仲良くなり、また3人で遊ぶ約束をして家に帰った。
…
…
…
…
夏休みが終わり、9月頃…。
私は吹奏楽部で、竹崎 若葉くんという友達ができた。
詩織は学校で松本 穂乃花ちゃんという友達ができた。
今度の三連休に、私、詩織、若葉くん、穂乃花ちゃん、怜王の5人で会うことになった。
みんな共通しているのは、
“本が好きなこと”。
私たちは三連休を待ちわびていた。