君のお父さんがヤッタよ
死んだ人間はずりーずりーと這いまわる・・・・
処理肉塊が・・・・・
スライムに似た外見の肉塊・・・・・
粘液で溶かすのではなく・・・・
獲物に覆いかぶさり肉で出来た刃ですりつぶし食べ・・・・
食べられる運命の存在・・・・
其の光景をみつつ・・・・・
他の鍛練者は既に自室に勝っている・・・・
「部屋に戻ってもなぁー」
「僕思うんだけど」
「ソウキ忘れられてない?」
だよねー・・・・・
長い間お呼びが来ません・・・・・・
だからこそ思うけど・・・・
此の世界待遇結構良いよね・・・・
個室貰えたり・・・・・
食事も出るし・・・・
お給料も・・・・・
俺は底辺中底辺だろう・・・・・
まあ命をかけるのは・・・・
生きているものの宿命だし・・・・・
「此の世界はやっぱり」
「良い気がする」
「ソウキさ何処と比べてるのかな」
「さあね」
「ううう」
「気になる」
「おいそこの」
「何ですか?」
「何者だ?」
「鍛錬者ですけど」
「それにしては」
「・・・・・・・」
金属鎧の兵士か珍しい・・・・
「何かあったんですか?」
「何故思う?」
「兵士様の装備で」
「見回りにしては重武装ですよね」
もっと軽装だったはず・・・・・
普通は服で・・・・
職務に真面目な者でも此処まで・・・・
「本来はもっと上の」
「名を」
「ソウキです」
「ソウキ様」
「生きておられたんですか!」
「ええと此処じゃ」
「別に良いと」
「此方が困ります」
「何故?」
「・・・・・・・・」
何故黙る?・・・・・・
「はぁ広場で」
「駄目です!」
即答ですか・・・・・・
「君は父の部下?」
「違います!」
「私の部下だよ」
光盾が視界を塞ぎ・・・・・
其れを盾を転がりあがる・・・・
「本物?」
「久しぶりだね」
「シュナ」
俺は赤い棒を手に・・・・
シュナの後ろに立つ・・・・・
「で答えは」
「君みたいに偽物を作る気は無いよ」
此のシュナは強いなら・・・・
ソウゴと居た・・・
シュナは影武者みたいな存在だろう・・・・
「底辺で生活して」
「強く成れるものかなぁー」
「人それぞれだね」
ピンクの髪をポニーテールに・・・
軽装の鎧姿で活発に笑う美女・・・・
俺は赤い棒を消し・・・・
「シュナはより美しさに磨きが」
「そうでしょー」
「ソウゴの毒牙にかかってられないっての」
「自分磨きで忙しくてかい?」
「そうそう」
「ええと」
兵士の方が・・・・・
「ああ皆に伝えて」
「見つけたから」
「玉座で良いかな」
「はっ」
兵士は走り出し・・・・
「ソウゴは」
「君のお父さんがヤッタよ」
父よ・・・・・
サスチチ・・・・・・
「ソウキも驚きか」
「ああ」
シュナは伸びをして歩き出す・・・・
「でねー」
「とりあえず私達で動かしてるの」
俺は後ろをついていく・・・・
「父に降伏しないの?」
「いやー」
「絶対嫁に来いって言われるしさ」
「ソウキが生きてるなら」
「貰って貰おうと」
「シュナを?」
「そうだよ」
「後」
「ヒィにナーもね」
「そう」
「強く攻められると」
「弱いよね」
「食いたくなるからね」
「そのわりにー」
「好き嫌いも激しいよねー」
「興味が無いだけだよー」
地下からでて光にさらされて・・・・・
「とけるー」
「とけない!」
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