僕欲しい?
背が伸びた夏の出来事・・・・
「ねえ」
黒髪短髪のいいからだの少女・・・・
「君は誰」
村に居たか?
「僕」
居ないこんな父いや俺に近いクラスの化物・・・・
「ないしょ」
首に指を添えて笑う・・・・
「あっそ」
俺は振り向き森に・・・・
「ちょと」
「肩を掴むな!」
俺は振り向きざまに・・・
手刀で僕の腕を切り落とす・・・・
「ふーん」
「食べて」
「ああ?」
「自分で食べろと?」
落ちてる物を食えと・・・・
「はぁ」
俺は落ちている手を取り・・・・・
障壁を利用し細かく刻んで・・・
障壁に口をつけ飲み込む・・・・
「んぐんぐ」
「ふー」
「んぐんぐ」
「フー」
「んぐんぐ」
「ぷはぁー」
「良い飲みっぷりね♪」
「美味しゅうございました」
「どういたしまして」
すでに僕少女は腕を治し終え笑っている・・・・
なかなかかわいい・・・・
「?」
「・・・・」
襲うか?・・・・・
つまんねー思考だな俺・・・・・
「ねえ」
「僕欲しい?」
首を傾げてかわいい僕は・・・・・
「くれるの♪」
「いやにきまってるだろ」
「君聞きしに勝る」
「馬鹿だね」
ふうーとやれやれとかわいい僕が・・・・・
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
俺は振り向き・・・・
「これで」
僕は後ろから笑い抱き付く・・・・・・
「黒血」
「包め」
僕の動きを封じ
「え」
俺は僕の口を封じ・・・・・
「馬鹿はお前だ」
「そんな魅力を魅せつけ」
モウドウニデミナレ・・・・・・
「んんん」
僕はもがくき・・・・・
「負けたことが無く」
「つまらない男に己を晒し」
「辱められることも無く」
「素晴らしい」
「人生最高の獲物僕」
「これからも最高の可能性高き」
「素晴らしき僕よ」
「・・・・・・・」
僕は・・・・
呼気をあわせ・・・・
脱力し・・・・
夏の日の心躍る森の中での出来事・・・・・
お読み頂き有難う御座います。