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その日俺は襲撃を受けた。
襲撃っつってもガキが仲間集めて囲んでるだけだが。
昼に来た奴を筆頭に30人くれえが俺を取り囲む。
「ここならルージュ様はいないからな。これでようやくお前を尋問できる」
何に対してこいつらは尋問するつもりなんだとか考えてるがまあいいや。
「あー、通らせてくれるとありがたいんだけど」
「お前みたいな魔法も使えない貧乏な奴が俺に指図をするな!」
よく見るとこいつらうちのクラスの人間じゃねえな。
まあだからって話だが。
「はいはい、で?俺は何をすればいい?」
「ふん、そんなのは決まっている。この学校を辞めるんだよ!そしてお前の汚いメイドを俺が雇ってやろう」
……ん〜???
「は?え?もしかしてお前シャルルの事が好きなのか?」
「そんな訳ないだろう!ただあんなブサイクがいると目障りだからな、俺が管理してやるって言ってるんだよ」
……なんであいつは兄さんといいこう言う系の奴を引き寄せるかなあ?
「じゃ、他の人は?」
「お前みたいな奴がAクラスにいるのを気に入らない奴だよ。お前を気に入らない奴を片っ端から集めたんだ」
ふーん。まあどうでもいいか。
「で?やるのか?」
「まだ自分の立場が分かってないみたいだな……やれ!!」
一斉に魔法をしようとする30人。
ええ……いやお前ら、俺がなんかやる前に『呪文』の詠唱自体は終わらせとけよ……
取り敢えず近いやつから行くか。
「じゃあ、おやすみ」
「ぎゅ……」
呪文詠唱中にやるといかんから終わったものをかわしてから鳩尾を思いっきり殴る。
それを続けること20回弱。
逃げ始めるものが出てきた。
「まあ待て。逃げるのは無しだ」
まあ足かけて転ばせて仰向けにして腹踏めば大抵気絶してくれる。
「は、話と違うじゃないか!魔法が使えない雑魚じゃないのかよ!」
「ごめんなさい!こいつにやれって命令されたんです!」
「いやだ!嫌だ!!」
「お前!俺が誰かわかってるのか!」
などなど、どうやら愉快な反応を示すものが多いらしい。
「はいはい。取り敢えずお前らから殴るから大人しくな?逃げられると足折るかも知れないから」
「ッヒ!?」
その言葉で誰も逃げようとする事なく俺に殴られて気絶した。
俺が殴る瞬間に魔法使った奴もいるけど無傷だったら勝手に戦意喪失してくれた。
「で?こんな事しておいてどう落とし前つけるつもりだ?」
あの男を見ると尻もちついて逃げようとしてるところだった。
まあ逃げれてないが。
「やめろ!俺はカティナ・クリードだぞ!あのクリード家の長男だ!」
「ふーん、あっそ」
俺の反応が予想外だったのか、目を丸めて驚いている。
「え?なに?もしかしてだけど『クリード家だぞ!』って言っとけばなんでも解決出来るって思ってたのか?はっはっは、傑作じゃないか。なんだ?お前は自分をさらった強盗とかにそんな事を言って許してもらえるとでも思ってんのか?」
「お、お前は強盗じゃない、貴族だ!だから敵を作りたくないはずだ、だから俺を甚振らないはずだ!」
「え?関係ないけど」
「え?」
ええ……なんだこいつ。この状況においてまだ自分が有利だと思ってんのか。
「そうだなぁ……一人くらいにはあった方が良いかなぁ……あ、こっちの話だ。気にすんな」
「っく!いいか!俺に手を出したらクリード家が黙っちゃいないぞ!腕利きの魔法使いを集めてお前を倒しに行くし、お前の家がどうなるかな!」
ふーむ、うん。あいつの圧をかけるか。
「あっそう。取り敢えずお前はやり過ぎだし腕の二、三本行っとくか?」
「は、何をいっっっっっっっっっつ!!!!!」
取り敢えず腕を一本折る。
まあ、聖属性の魔法使いに頼めばこれくれえは治せるだろ。
「じゃあな。もう一回来たら次は足も一緒に折ってやるよ」
そう言って俺は寮に帰った。
「おかえりなさいませ、アリ様」
部屋に入るとシャルロットが迎えて来た。
「……なぁ、別に俺にそんなに減り下らなくていいぜ?」
こいつ、最近になって何を思ったかマッサージとか覚えて来やがった。俺の年齢的に肩凝ることはねえんだがな。
あとは髪の毛切ったり……ぶっちゃけなんでも出来るようになって来た。
こいつはどこに向かってるんだろうな?元お姫様。
「じゃあ、ルージュ迎えに行くか」
「はい」
って事でまたいつもの日常に戻る。
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