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話し合い

「おっはよぉ〜・・・。」

いつも心の中で言ってたから、声が出ちゃった。

「よし!今日は、テキパキやって、村長らしく仕事するぞ!・・・今までも仕事してたけど。」

えーと、だから、今日は目的を達成するって事!


私は自分の心の中で一人で話しながら外に出ると、そこにはやっぱりルルちゃんがいた。

「おはよ〜。」

「おはようございます。ウッド村へ急ぎましょう。今日は、村長もお話するんでしょう?」

あ!そうだった!

「そうだね!急ご〜!」

私たちが駆け足でウッド村に行くと、皆が座って待っていた。

「ごめん!遅れちゃったかな?」

「ううん、今日はちょっと早めに始めたのよぉ。どうぞ、ファインちゃん。」

ナギサさんはそう言って、台のようなところから降りた。

そして、私が先程ナギサさんが乗っていた台に乗る。

・・・おお!

みんなの顔が良く見えていいね!

・・・ナギサさんは一番前がいいかな。

顔が見えないし。

「はい!今日は、皆さんがレスト村に引っ越した時に、ウッド村をどうするか決めようと思うんですが・・・。」

私がそう言うと、元々静かだった皆の空気がズーンと重くなって、なんだか、変な感じがした。

「・・・別に、取り壊してもいいと思うけど。」

皆の真ん中にいた、綺麗な黒髪の子がそう言った。

その後に皆がその女の子に向かって、「でも、故郷だし・・・」「なくなるのはね〜・・・」「うーん・・・」と言った。

皆が言っている中、その女の子はまた口を開け、

「私は、そう思っているだけよ。皆の意見もちゃんと聞くわよ?」

こう言った。

なんか・・・凄い子だな〜。

でも、自分の意見が言えるのはいいことだよね!

「・・・ここを取り壊すのは後からでもいいんじゃないか?」

さっきの、黒髪の女の子の横にいた・・・ダリクさんがそう言った。

「後からって、どういう事?」

私がそう聞くと、ダリクさんが手を動かしながら、

「先に俺達がレスト村に行く。それで、ここが故郷でも良いって皆がなったら、取り壊せばいいんじゃないか?」

と言った。

「・・・皆さんはどう思いますか?」

私がそう聞くと、

「それいいじゃん!」「確かにね。」「いいな!それ!」

と、皆がダリクの意見に賛成した。

「じゃあ、ウッド村の取り壊しは、先送り・・・という事で。私の話は以上です。」

私がそう言うと、ルルちゃんが手を挙げて、

「それでは、各自自分の荷物を持って、入口に集まってください。」

と言った。

皆がそれぞれの家に帰っている。

私とルルちゃんは、する事がないので先に入口に戻っていた。


着いて早々、ルルちゃんが

「今日は、家の振り分けとナギサさんに話を聞きに行きましょう。」

と言った。

「オッケー!ちゃんと出来るように頑張るね!」

私がそう言うと、コクとルルちゃんが頷いた。

何分かすると、すぐに皆が来た。

昨日のうちにおおまかな整理はしていたようだ。

「えーっと・・・123・・・9人いるね!それじゃあ行こうか!」

私が歩きだすと、皆も私の後ろで歩く。

ただ、入口から出る時は、皆、ウッド村を見ていた。

皆、悲しそうにしてたけど・・・。

きっと、私の村でも楽しいよ!

そう伝えたくても、この空気では伝えられない。


結局、何も話さないままレスト村に着いてしまった。

「はーい!皆さん、レスト村に着きましたよー!それでは、家の振り分けをしましょう!」

皆がざわざわしている。

仲のいい子に「どこに住む?」「どうしよっかな〜」と、話しているようだ。

ただ、さっき話していた黒髪の女の子は一人で周りを見ているようだ。

「決まりましたか?それでは、各自私にどこの家がいいか言ってくださーい。」

私が叫ぶと、皆がゾロゾロと私の前で列になった。

「私はここ!」「ここがいいかな」

と、皆がそれぞれの住みたい場所に私が持っている地図に指を指していく。

1番最後に黒髪の女の子が指を指して、皆がまた私の周りに集まった。

ミンナが指を指している間、ルルちゃんがメモをとっていたみたい。

さっすがルルちゃん!

「えーと・・・1人のところは、こことここと・・・」

ルルちゃんが指を指していく。


それから何分かして、皆の住む場所が決まった。

ナギサさんは、私の家のお隣のようだ。

皆が「よろしくねー」「おう!」

と、挨拶を交わしている。

私も、ナギサさんに「これからよろしくお願いします!」と、挨拶をした。

ナギサさんはいつものように、にっこり笑って

「よろしくねぇ」

と、言ってくれた。

その後、私たちは解散して自分たちの家に帰った。

私も、自分の家に戻った。


本当は今日、ナギサさんに話を聞きに行きたかったんだけど・・・。

もう、家が決まった時には夕方だったんだよね。

ナギサさんにも悪いから今日は行くのをやめることにしたの。

夜まで話してたらモンスターが来ちゃうからね。

私は、夜まで少し時間があったから、ちょっとだけ家の中を探検して、家の細かい事もちょっと分かってきた。

細かい事は、例えばどこに何がある〜とか。

でも、ちょっと大きいから、全部は見れなかったけどね。

私は自分の部屋に戻ってベッドの中に入った。

明日の私の目標は、ルルちゃんと一緒にナギサさんの話を聞きに行くことと、話を聞いているあいだに、材料班に木を取ってもらうこと!

建設班の活躍は、明後日ぐらいになるかも・・・。

明日も頑張るぞ!

私は、心の中でそう思った。

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