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ウッド村

・・・おはよう!

元気よく言ってみたけど・・・。

やっぱり、まだ慣れないな。

朝になると、ちょっと不安になるな。

家族の事とか・・・思い出すし。


私が家を出ると、いつものようにルルちゃんがいた。

「おはようございます。では、隣の村へ行きましょう。」

まずは、皆がベッドを持っているか・・・だよね。

あと、隣の村をどうするのか皆で話さなきゃ。

他には・・・まあ、ルルちゃんに聞けばいっか。

・・・これは、自分で考えてないってわけじゃないんだよ?

ちゃんと考えて、後はないかな?ってルルちゃんに聞くだけだからね?

・・・よく、「まだありますよ。」って言われるけど・・・。


いろんな事を考えていると、いつの間にか隣の村に着いていた。

「あ、朝礼をしていますね。少し待ちましょう。」

ナギサさんが話終わり、皆が「また後でね〜」「じゃあな」とか言ってバラバラになるのを見て、ナギサさんの所に行った。

「おはようございます!ナギサさん!」

「あらあら、ファインちゃんじゃないのぉ。元気がいいわねぇ。」

ナギサさんは右の頬に手を当てて微笑んでいる。

元気な子っていいよね!

「えっと、今日は村人さん達に聞きたいことがあったんですけど・・・ナギサさんは分かりますかね?」

「分かる事もあるけどねぇ。とりあえず言ってみるのよぉ。」

まずは、ベッドの話だよね。

「あの、ここの村人さん達は全員ベッドを持っているんでしょうか?」

「持っていると思うわよぉ。皆も働いてるからねぇ。」

「そうですか!ありがとうございます!」

「うんうん、ただ、これが本当か分からないけどねぇ。」

「いえいえ、大丈夫ですよ!」

とりあえず、皆持ってるって事でいいよね。

えっとー後は、ここの村人のリーダー格の子の名前を聞きたいかな。よく呼ぶと思うし。

・・・皆の名前も覚えるけど・・・そんなにいきなり8人も名前、覚えられないし!

「後は、ここの村人のリーダー格の子の名前を教えてもらえませんか?」

「リーダー格ねぇ・・・。う〜ん、ダリク・・・かねぇ。」

ダリクかぁ・・・。

なんか強そう!

「ダリクはウェルノの剣士をやっている者でねぇ。負けるものは、この村にはいないねぇ。でも、見た目がゴツゴツしているのと裏腹に性格がいいから皆信頼しているんだねぇ。」

へぇ〜。

それは、凄い人気者になりそうな予感。

所で、ウェルノとは?

「ルルちゃん、ルルちゃん、ウェルノって何?」

私は、小さい声でルルちゃんに聞いてみた。

「・・・ちょっと、ナギサさん失礼しますね。」

「はいはい、私は自分の家にいるからねぇ。いつでも来るのねぇ。」

ルルちゃんは私の手を掴んで村の入口まで行った。

「・・・あの、すごく有名な街なんですよ。」

え?

なになに?そんなに有名なの?!ウェルノって!

「・・・ウェルノはここの地区、草原地区で一番大きい街なんですよ。」

「・・・わお。」

え、ダリクさん凄すぎませんか?

・・・なんだか怖くなってきたな〜・・・。

「さあ、話も終わりましたし、ナギサさんの所に戻りましょう。」

「あ!待って・・・!あと、もう1つ確認したい事が!!!」

「はあ、なんでしょう」

「ここの村の名前って、なんていうの?」

ルルちゃんは、「え」と言って、記憶を探る仕草をしながら

「言ってませんでしたっけ?ウッド村ですよ。」

・・・わお。

木だね。

「昨日村長達が行った森林が近いからだそうです。・・・後は、和風ってよく木が使われるじゃなぁい?私の名前がよく和風って言われるから和風にしてみたのぉ。と。」

まあね!木はよく和風な家に使われるけども!

・・・ナギサさん、面白い発想力してるなぁ・・・。

「・・・うんうん、オッケー。分かったよ!じゃ、行こっか!」

私は、ルルちゃんにそう言ってナギサさんの所に行った。

「先程はすみません。」

着いて早々頭を下げたルルちゃん。

私もつられて頭を下げる。

頭を下げるって言ってもちょっとだけなんだけどね。

「いえいえ、大丈夫よぉ。他に聞きたいことがあったら何でも聞いてねぇ。」

「はい。村長、まだあるんですよね?」

「うん!」

後は、ウッド村をどうするのか・・・だよね。

「えっと、ナギサさん達が私たちの村に来た場合、ウッド村はどうするのかな〜と思いまして。」

ナギサさんは、「そうなのよねぇ・・・。」と言って、また頬に手を当てた。

「一番いいのはここの家とかを全部解体して、材料にする事だと思うんだけどねぇ・・・。皆も暮らしてきた村だから、なるべく残したいんだけどねぇ。」

まあ、そうだよね。

ナギサさん達がこっちに来るにしても、故郷はここだもん。

故郷の場所がなくなるのは、私だったら嫌だな。

うーん。何かいい案はないかなぁ・・・。

「・・・今ここで考えていても時間が押すだけだと思うので、それはウッド村の村人達とも話しながら進めるのはどうでしょう。」

「・・・そうねぇ、そうしましょうかぁ。」

「じゃあ、明日の朝礼の時に聞くか〜。」

そう言うと、ナギサさんがビックリしていた。

え、なんで?

何か言ったかな。

「えっと・・・。ナギサさん、どうかしました?」

「・・・ああ、ごめんなさいねぇ。」

ナギサさんは少し間を開けてからこう言った。

「・・・私たちが毎朝やっていたことを、レスト村でも出来るのねぇ。レスト村ではやらないのかと思っていたわぁ。」

あれ?言ってませんでしたっけ?

・・・私も結構抜けてる所があるのかも・・・。

「・・・あらあら、もうこんな時間じゃなぁい。皆にはこちらから言っておくわぁ。ファインちゃん達はもうレスト村に帰った方がいいわよぉ。」

時間?

あ!気にしてなかったよ!!!

ってもう夕方じゃん!

「すみません!明日!明日必ず移動させますので!」

私がペコペコしながら出ていくと、ナギサさんは、

「また明日ねぇ」

と、手を振ってくれた。


レスト村に帰ると、

「村長、これからはもっとお勉強、しなきゃいけませんね。」

と、ルルちゃんに怒られた。

なんだか、今日も色々あって、私の頭がパンクしそうだけど、一応、村長としては慣れてきたのかな。

明日こそは!皆をレスト村に連れてくる!!!

私はそんな事を考えた。

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