表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/21

今度こそ

うーん・・・。

よし、今日もいつもと同じ時間・・・だと思う。

なんか、ここの家、時計がないんだよね。

もしかしたら、他の家にはあるかも・・・。

そしたら、ルルちゃんに相談してみようかな。

私が家を出ると、ルルちゃんがいた。

いつもの光景になってきてるな〜なんて考えながら、ルルちゃんに「おはよう。」と言った。

「おはようございます。」

と、ルルちゃんが言ったあとに今日の予定を聞いた。

「まずは、リリクさんの所に行きましょう。今日は起きているそうですから。その後は・・・村長、何かしたい事でもありますか?」

うん、リリクさんのところには行くよね。

・・・でも、1つ気になることがあるんだよね。

それをルルちゃんに聞いて、時計のことを言って・・・後時間が残ってたら材料班の皆と木を取りに行こうかな。

「まず、なんでリリクさんが起きているのを知っているのか。」

「ダリクさんに聞きました。」

あー。

ルルちゃんなら早めに起きてダリクさんに聞きに行きそう・・・。

「後、昨日気になったんだけど、私の家に時計ってないのかな?」

「ああ、前の村長が時計のカチッカチッという音が嫌いでして。時計はつけなかったんですよ。」

へー。

結構お堅い村長さんだったのかなぁ・・・。

でも、私は時計がないと何時に帰ってきたとか何時に起きたとかが分からないから不便なんだよねぇ・・・。

えーと、後は・・・。

ああ!そうだ、忘れるところだった。

「もう1つ。私たちってご飯食べなくても生きられるの?」

「ダメですね。」

ええ!

今まで、食べてなかったんだけど・・・。

大丈夫かな?

「というのも、1週間に1度程度ですがね。」

・・・なんだぁ〜。

びっくりさせないでよ!

「なぜかと言いますと、1週間で脳をいっぱい動かすので、そのエネルギー補給のためにご飯を食べるんです。」

ほ〜。

えーっと、私がここに来て・・・1週間は経ってるよね。

だから、私の頭・・・大丈夫かな。

「私たちはいつも週の終わりに食べていますが・・・。今週始まったばかりですね・・・。まあ、今日は私の家に来てください。」

「うん、分かったよ。」

もしかして、ルルちゃんがご馳走してくれるのかな?

「それじゃあ、まずはリリクさんのところに行きましょう。」

ルルちゃんがそう言って歩き出したので、私も急いでルルちゃんのことを追った。


・・・ふぅ。

なんかさ、他の人に会ってお礼をするのって緊張するよね。

私は、ルルちゃんに言われて、お礼の品を持っている。

そして、今はリリクさんの家の前にいる。

ルルちゃんがリリクさんの事を呼んでいるから、私はここで待っておけって・・・。

私は犬か!

そう言いたくなるような・・・。

まあ、ルルちゃんの言う通りにしたけど。

ルルちゃんは頼りに出来るからね。

私はいつものようにルルちゃんの後で立って、ルルちゃんが手招きするまで待つ。

何分かした後、ルルちゃんが手招きをした。

私が家の中に入ると、そこにはリリクさんがいた。

なんかさ、屋根の事をお願いした時も思ったんだけど・・・。

リリクさん、イケメンだなぁ・・・。

まあ、私が好きな感じじゃないんだけどね。

というか、異性を好きになったこととかないし・・・。

リリクさんの容姿は、ダリクさんにそっくりなんだけど、違うところといえば、ダリクさんはガッツリ、リリクさんはスラッとしてる所かな。

あと、ダリクさんはホクロが左目にあった気がする、で、リリクさんは右目にホクロがあるんだよね。

なんか、兄弟揃ってイケメンなんだなぁ・・・なんて思ったり。

私がリリクさんの事をじーっと見ていると、リリクさんが、「僕の顔に何かついてるかな?」と、自分の顔を触った。

私は、「すみません。」と言ってから、ルルちゃんと一緒に頭を下げ、

「私たちのために倉庫の屋根を作ってくれて、ありがとうございます!これ、お礼の品です!」

と言った。

リリクさんは少し照れながら、「いやいや、そんな事言われても・・・。」と、苦笑いをしていた。

ルルちゃんは、リリクさんの事をじっと見ながらこう言った。

「いえ、リリクさんがいなかったら倉庫も出来ませんでしたので。お礼の品、こちらです。」

私が差し出すと、リリクさんは袋の中身を見て、ぱあっと喜んだ。

「あ!これ、新しい道具じゃないか!ありがとう!すごい欲しかったんだよ!」

良かった〜。

リリクさんの好みはルルちゃんが知ってたからね。

凄いよね。

村人さんの好みを全部把握してるって・・・。

ルルちゃんの頭の中を見てみたい〜・・・。

いろんな事を考えていると、ルルちゃんが私の耳元で、「・・・村長、そろそろ夜です。あまり遅くなるとそれも迷惑なのでここで帰りましょう。」と言った。

そうだね。

確かに、あまりいられても迷惑かも・・・。

じゃあ、これで帰ろっかな。

「リリクさん、私たちはこれで帰りますね。これからもよろしくお願いします!」

私はそう言って、ルルちゃんと一緒に頭を下げてから、リリクさんの家を出た。


今日は、ルルちゃんの所でご飯を食べる!!!

・・・と思ってたんだけど・・・。

「村長、ご飯はこの中に入れておきましたから、明日の朝に食べてください。今日はもう時間が遅いので。」

私はルルちゃんにそう言われて、自分の家に返されてしまった・・・。

あーあ、ルルちゃんの家に入れると思ったのに〜・・・。

まあ、今度に期待するしかないよねぇ〜・・・。

よし!じゃあ、今日も寝ようかな。

私はベッドの中に入った。

あー・・・。

お礼に行っただけで疲れた〜。

私は、明日は何をしようかな、と思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ