シオン
うーん・・・。
おっはよぉ〜。
なんか、昨日遅くに起きたからかもしれないけど、全然眠れなかった気がする・・・。
ただ、今日はいつもの時間に起きたからね。
明日はよく眠れるといいな〜。
そんなことを思いながら家を出ると、ルルちゃんがいた。
「おはよ。」
「おはようございます。今日もフリーの日ですね。昨日はよく眠れましたでしょうか?」
うーん・・・。
こういう時は、「すごいよく眠れたんだ〜。」って言うのが一番いい気がするけど・・・。
朝は、よく眠れたんだけどねぇ・・・。
夜が・・・ねぇ。
なんか、全然眠れないし・・・。
「・・・うん、よく眠れたよ。」
しょうがないよね。
ルルちゃんに体調悪い的な事言うと、ルルちゃんが覚醒するからな・・・。
「・・・まあ、大丈夫ならいいのですが。今日はどうします?」
どうしようかな・・・。
また、ナギサさんのところに行ってもいいと思うけど・・・。
・・・そうだ!
「あのさ、綺麗な黒髪の女の子がいるよね?その子の家ってどこかわかる?」
私がそう聞くと、ルルちゃんはナギサさんみたいに頬に手をついた。
「えーと・・・ナギサさんの家の1個挟んでお隣ですね。」
ふむふむ。
それじゃあ、結構近いんだね。
「あと、今日はルルちゃんどうするの?」
「そうですね、家で本でも読んでいましょうか。することもありませんので。」
え〜。
せっかくのフリーの日なのに・・・。
「ルルちゃんさ、それがいいならそれでもいいけど、もしいいなら私と一緒に行かない?」
私がそう言うと、
「確かに、フリーの日に家で本というのは・・・。」
と言った。
うんうん。
せっかく自由に動ける日なのにさ。
外で動かないのはもったいないよね!
・・・まあ、フリーじゃない日も動いてるけどね。
「いいですよ。私も村長について行きます。」
おお!ルルちゃん、その言葉を待っておったよ。
じゃあ、ルルちゃんに綺麗な黒髪の女の子の家まで案内してもらおうかな。
私って、記憶力あんまり良くないんだよね。
だから、物事とかすぐ忘れちゃう・・・。
「ルルちゃーん、じゃあさ、さっき言ってた家まで案内して〜。」
私がそれぞれ 手を組んで、お願いのポーズをつくると、「言ったばかりなのですが・・・。」と言ってから、「・・・まあ、いいですよ。」と言った。
うん、やっぱりルルちゃんは有能だね!
・・・私が、ちょっとダメなのかもしれないけど。
私たちが少し歩くと、すぐにその綺麗な黒髪の女の子の家に着いた。
そういえば、この子の名前ってなんだろ〜。
えーっと・・・。
あ、そうそう、家のところには必ず看板がついてるんだよね。
自分の名前が書いてあるから、そこが自分の家って証明できるってわけ。
・・・まあ、看板を壊して、新しいものを作れば偽造出来るんだけどね。
それで・・・お名前は〜っと。
シオン。
シオンちゃんか〜。
やっぱり、ナギサさんの住んでたところ出身なだけ、名前も和風っぽいねぇ〜。
なんかさ〜、シオンちゃんってスパッとしててちょっと怖いよねぇ・・・。
まあ、今日は、シオンちゃんに色々聞きたいことがあるからね〜。
私がそんなことを考えていると、ルルちゃんとシオンちゃんが話をしてくれていたようで、ルルちゃんが私に手招きをした。
やっぱり、何をしても完璧だよね。
・・・でもさ、シオンちゃんも、完璧っぽいんだよね。
2人の完璧ちゃんが揃ったらどうなるのか・・・!!!
楽しみだねー。
「・・・それで、村長は何をしに来たんです?」
私はシオンちゃんにそう聞かれて、「うん。」と言ってから、説明を始めた。
「まず、シオンちゃんの本当のお母さんとお父さんの事を聞きたいな。もし辛かったら、話さなくても・・・」
「大丈夫です。」
私が話していると、シオンちゃんが私の言葉を遮って話し始めた。
・・・私が、辛かったら話さなくてもいいよって言おうとしたら、シオンちゃんが遮ったけど・・・。
「私の父と母は、この地区で1番大きい国の有名なパーティーでした。強い敵でもどんどん倒して・・・。」
へー。
やっぱり、完璧な人の子は完璧になるんだね。
「でも、ある洞窟で、帰ってこなかったんです。その日に、父と母はモンスターに殺されてしまいました。」
え・・・。
モンスターって、ミイラとかが?
「ええと、洞窟の中にはとても強いモンスターなどが出るんですよ。そういう期間があるんです。」
ルルちゃんが、私の頭にはてなマークが出てるのを見つけて、説明をしてくれた。
へー。
やっぱり、私の知ってるファインクラフトとは違うんだなぁ・・・。
「・・・ですが、本当は、父と母のことを妬んでいた、他のパーティーの人だったんです。事故・・・という事で片付きましたが・・・。」
うわぁ・・・。
なんだか、衝撃発言がいっぱいだなぁ・・・。
今日も、眠れるか心配だぁ〜・・・。
「私は、別にそれでもよかったんです。早く、この問題が終わればいいのにと思っていましたし・・・。」
シオンちゃんは、ちょっと俯きながら、そう話した。
でも、そんなことがあったんだね・・・。
色んな大変なことも、あるもんだなぁ・・・。
「・・・村長、今日ももう遅いです。帰りましょう。シオンさん、今日はありがとうございました。」
シオンちゃんは、「はーい。」と言って、手を振ってくれた。
私とルルちゃんは、家の前でわかれ、私は家の中に入った。
「疲れたぁ〜。」
なんかさ、話を聞くだけでも、頭を使うから結構疲れるんだよね。
だから、話を聞くのも大変と言いますか・・・。
まあ、今日は早く寝れればなんでもいいや〜。
よし!おやすみぃ!
私は、明日はようやく倉庫ができるなと思った。




