私の姉(美羽視点)
私の名前は「池戸 美羽」今年から高校に上がる15歳です。
私には二つ上の姉がいるんだけれど、最近はSNSでも連絡ぐらいで直接会えていない。
・・・・・・いいんだけどね。
それなりに住んでいる場所に距離があるし、べたべたする歳じゃないんだし。
私と姉は今、別々の場所に住んでいる。
父と母が分かれた為だ、これに関しては別に今更ーって感じなので、なんという事も無い、周りを見れば何処にだってある光景のひとつだし、慣れってきたっていう事もある。
そりゃ最初のうちは、母にも姉にも、もう会う事ができないんじゃないかと不安になって泣いていた時期もあったけどさ。
それでも、お願いすれば、母は姉を連れて会いにくれてたし、
私も携帯を持った頃には、姉と直接連絡をとったり、休みの日には二人で買い物に行ったりしたものだ。
その姉が、どうやら恋に目覚めた様で、ここ最近はSNSでのやりとりの内容がそればっかり。
・・・・・・確か、お姉 初恋は小学校の頃だったよね。
家でもよく、センセーがカッコいいって良く言ってたし。
まぁ、良くある身近な年上の男性への憧れとか、だったんだろうけど。
遂に姉も同世代への恋愛に目覚めたかーと思うと感慨深い。
・・・・・・暫くは、男性恐怖症みたいな所もあったからね。
昔っから、ちょっとトロい所もあるし、人見知りなんだから、恋愛できる様になったんなら、私の方からも色々掘り下げちゃっても良いよね?
ふふふ、コイバナかぁーいいかも。
そう思っていたのに・・・・・・。
同世代かと思ったら、年上!?しかも結構、歳離れてない!!?
それに子持ち!!!?しかもお母さんの再婚相手の兄貴とか何考えてるの、姉ちゃん!!
あぁ、もう相変わらず思い込んだら、一気に加速する所が治ってない!
これは私がなんとかしないと。
姉ちゃんは本当どうしようもないんだからっ!!
とりあえず、今度の休みは日程空けて貰おう。
別に、久々にお姉と会う事が目的ではない、無いったら無いのだ!
仲の良い姉妹を見ると、ほのぼのしますよねぇ。