CMR #01 トヨタ セリカXX #07
#07はこまごましたものの装着だけなので 読まなくても構いません
08とともに 外しても良かったかもです
※2025/11/21誤字脱字修正しました
※2025/11/26伏せ字を取りました
-コパイロットを取り付けます。この全面は立体成型したシートで保護します
コパイロットの大きさはこれしかありません…ちょうど子供が大切なお菓子を入れておくような箱と同じぐらいですね? これを…クーラーパイプが通るところのサイドに……取り付けます。そしてこちらのハーネス変換を…ポートに接続します。元のマシンにあった接続端末は大き過ぎます。こちらのようなユニバーサルプラグにします
-エンジンルームの気密は特に厳重にする必要がありません。ハーネスなどは邪魔にならない程度にまとめておきます
-エアマニ、エキマニ、クーラー、プロペラファン等々、それぞれ、順序良く、取り付けます
-エキマニに取り付けた振動発生装置は外すことにしました。真空ではシリンダー末端でピストンがどうしても跳ねてしまい、挙動が安定しなかったためです。t-ジスfプロシュウMを主とした気体を入れることで緩和します
エキマニとエアマニは直接繋ぎ、気体を循環させます。ラジエーターは別の装置にする予定なので…エアマニがラジエーターに接続されるここを変更します。エキマニへのバイパスです。ちょうど良いので…この間にエアエレメントを入れて気量と温度を測定します。エキマニから出る排気量とスピードは従来のエンジンとほぼ同じのはずです。排気に関する再現はこれで行います
-この変更でシリンダー内で気体が圧縮熱を帯びてしまいますが、想定範囲に収まります。調べたところ、従来のエンジンの放熱は予測していたよりもずっと高く、現状ではその熱量にまでまったく届きません。逆になにか足さないとそこまで高温になりません
-冷却液が通る空間内に熱源を入れ、上昇させる案も考えました
さすがにそこまではやりすぎです。ただ惑星外環境では自然放熱は期待できません。冷却液が通る空洞を利用して、収熱と循環を行うようにします。エンジン内部に熱が溜まるのは避けます
-エンジンから発生した熱も再利用します。無駄なものは何ひとつありません。極力、吸収します
-この変更で、クーラーの気体供給パイプとエキマニ、エアマニを繋ぐ吸排気パイプが緩衝してしまいました
供給パイプは循環吸入と供給排出のふたつの気道領域を作らなければいけません。元のクーラーパイプの外見のまま、新しいもので創成しました。これをこの間に…通します
-知能的補助助言システムがこの構造を設計してくれました。この通りに行えば間違いありません
-まさか、エキマニ、エアマニの間をクーラーパイプが通るとは思いもしませんでした。故障したときのことを考えると眩暈がしそうです
イマークは喜ぶでしょう。この修繕はもはやこのガレージでしか行えません。いわば…独占です
-訴えられそうです。気をつけましょう
-バッテリー、ウォッシャータンク、クラクションを取り付けます
クラクションは惑星外環境で使えません。音信号は原子を振動させて行う周波数伝達なので期待できません。ここには就連邦規定で決められた遭遇回避用の信号波を発する機能を入れ込みました。これに光信号と従来の発信音が加わります。惑星外の低密度空間でも強制的に遭遇対象に信号を送り込むことで、危険を知らせることができるでしょう。これで安心して惑星環境外移動ができます
-バッテリーは大きさをそのままに、サブジェネレーターにします
このような小さなサイズでは見たことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。特注品です。サブリアクターとしては就連邦星間中、最小だそうです。予備としての能力も…最低限しかなく、ジェネレーターの起動だけが目的です
-これは少し値が張りました。イマークが怒りそうです
もちろん安全性は十二分に幾重にも確認しています。長距離の屈間移動は行えませんが、通常航行には何ら、支障はありません。生体維持期待時間も充分で、いくつか安全対策も行っています
-サブジェネレータは就連邦法の基準を満たしていません。適正検査を受け、許可を得る必要があります
問題は…居住空間に飲食、休憩、排泄用の機器が設置されていない、ということです。これは致命的です…快適で記憶に残る、安全な航行を行えません。なにか機器の設置が必要になるかもしれません……
-いまも昔もこれは変わらないようです。過去の遺物にもいくつか、携帯関係のものがあります。それらを参考に試作してみることにします
ウォッシャーを使用するとせっかく行った反発弾膜性コーティングに歪みが出る可能性があります。ウォッシャー液はこの表面に残り、油膜を作るかもしれません…昔はそれ専用の溶液で取り除いていたようです。フロントガラスに水分は溜まらないので、そのような状況にはなりませんが…この設置の再現は考慮する必要があります
-このふたつは飾りです。飾りといえども、動かすようにします
ウォッシャーとは、フロントガラスについた水滴を除去するための装置と洗浄剤です。ゴム素材は低反発低温脆性に強い、ジ価ゲナーゼモリブデュデェイ飽和材に変更し設置します。洗浄剤は惑星外でも凍結しない、液化2プロ-テクネョウソ溶液です。噴出して直ぐにフロントガラスに氷結するような事態にはなりません
-エンジンファンシュラウドももはや飾りです
惑星環境内で外気体がある場合のみ、冷却に効果を発揮します。それ以外は…挙動の再現のみです
-あんなのは飾り…とかいわれそうですが、かまいません。挙動を優先します
-それは足回りにもいえます
サスペンションを取り付けます。ここは…前から行います。理由がいくつかあるのですが…単純にこちらの方がやや簡単に取り付けることができるからです
-構造的には楽、というぐらいの違いだけです
サスペンションが取り付けられたらそれと本体とを繋ぐ…この横方向のショックアームをいくつか付けて……あとはステアリングラックも接続します
-ステアリングは物理的に行いませんが、この機構も動作するようにします
セリカXXの挙動はシステムエンド、コパイロットで制御しますが、左右が異なる動きをしないようにしなければなりません。それには物理的にできないようにするのが一番、手っ取り早い方法です。以前に取り付けてあった機構があるので…それを使わない手はありません
-この中身も新しくしています。これで前輪のハンドリングは行えます
ハンドリングのアルゴリズムをシステムエンド、コパイロットに入れ込まなければなりません。ここの制御はまだ先になりそうです。では…後輪のサスペンションを取り付けつつ、その周りを完成させていきます
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これが後輪に取り付けるサスペンションです。機構はセミトレィリングアームといわれ、見ての通り…前輪に比べ大型で複雑、とても重量があります。このように…クロスメンバーやスイングアームといわれる部分が露出しています。ここは直にマシンに取り付けられるため、外環境に直接、接していて、金属脆性の影響をもろに受けます
-マシンに取り付けられていた以前のものではこの脆弱性に対処できません。形状のみ同じにして全て総とっかえです。こんなふうに真ん中に空間が設けられていますね? これは以前のものからあります
この空間はこちらの…プロペラシャフト、そして後輪の駆動系を担うディファレンシャルという装置が通り、繋がる箇所です。これらの装置は回転運動を常に受けています。遠心性により跳躍振動…つまり、装置に縒れが発生し、捩れ、跳ねまわる可能性がありました。この空間は、そうなった時用にプロペラシャフトがマシンのほかの部分に当たらないようにする、という役割がありました。対策用の空間です
-当初、後輪には新たな機能を組み込む予定でした
それというのも…このセリカXXは全輪駆動です。4WD? となります。過去のやり方とはずいぶん違いますが…フォーホイールドライビング……四つのタイヤすべてがドライブします。その略語です。どこかの社訓であるような…四人の交渉人で車輪のごとく動き回って働け……では決してありません。すべてのタイヤが回ることで、前進、後進が可能です。それどころか…左右のタイヤを前後交互にしてその場で回転することもできます
-タイヤを使わなくてもそれが行えます
なら…後輪も左右に、前輪と同じに横に動くようにして、内輪差を減少させ、よりカーブを曲がりやすく、車庫入れも簡単にする…こともできるのでは? と考えたのですが……
無理でした。シミュレーションでもその機能は再現できませんでした
-このサスペンションでそれを行うには、大幅な改修が必要です。それでは見た目が変わります。再現という意味合いにおいて、それではいけません。この機能は見送りました
いつか、ほかの自動車をリメイクする時のために取っておきます。次がいつになるのかわかりませんが…その時までの、お楽しみ、です
-プロペラシャフト、ディファレンシャルを取り付けます
-手順的にディファレンシャルの方が優先です
ディファレンシャルとは後輪に推力を与える後部のギアボックスです。ここで水平回転運動が垂直…進行方向への回転運動に変更されます。ここにも歯車…ギアが組み合わされて内部に組み込まれています
-この機能はもう使いません。ディファレンシャルはなくても一向に構わないのですが…
このディファレンシャルを取り外してしまうと重量的に問題が発生することがわかりました。エンジンの荷重の関係で、急角度や高速でカーブを曲がると片方の後輪が浮き気味になり、オーバーステアが発生します。重力下での走行でのみ、起こる可能性ですが…見過ごすわけにはいきません。ディファレンシャルはそのまま、ここに取り付けます
-見た目が変わるのはいけません。通常では確認できない、マシン下部に位置している、としてもです
-このようにテラン産のマシンは繊細なバランスの上に成り立っています
ディファレンシャルの内部からはギアを取り除いてあります…多少軽くなってしまいますが、ここにはまだ取り付ける装置があるので重量的には同じになる予定です。ディファレンシャルには新たにホイールで発生した回転運動エネルギーから発電する装置を組み込みました。以前と全く同じ外見…見た目ですが、回転を得る方向は真逆になっています。以前はディファレンシャルからタイヤへと向かっていたのが、タイヤからディファレンシャルへとなります。これで少しでもエネルギーを吸収します
-本来なら前輪部分でもそれを行いたかったのですが…ステアリング接続の構造上、できませんでした。残念です
-プロペラシャフトも実際にはいりません
プロペラシャフトは回りません。回転エネルギーが伝わらないからです。エンジンに取り付けたバーサダイト・ディスクはエンジン以外に回転を伝えません。トランスミッションにもです。プロペラシャフトには回転を再現する装置を入れ込み、ただ、装着します。ここが回転しているのを見れないのは残念です
-もっともプロペラシャフトの本体は内部にあり、外から確認できるのは接続部のみです
-エキゾーストパイプを付け、タイヤをはめ込みます
この長い排気管の中にはこのような…振動を発生させる装置を組み込みました。排気ガスが通る振動の再現です…ところが、このような振動は実際には感じることができないほど小さいもので、エンジンや地面からの振動の方がより大きいそうです。取り付けてしまったので…そのままですが、余計なことをするのはあまり気持ちのいいものではありません。小さな新設、余計なお世話、という諺もあるぐらいです
-これでマシン下部の作業の大方は終了です。いくつか厄介な問題が起きましたが些細なものです
マシン下の前部や、中央よりのこの位置にはプロペラシャフトを支える…このような補強用のアームが備え付けられていました。脱落防止用の措置です。これらも取り付ける予定ですが…後から追加の作業を行う予定なので、その時にまとめて行います
-後回しにする項目が多く見落としがありそうです。チェックを怠らないようにします
タイヤが付いたため、地面に直に降ろすことができます。もう…完璧な自動車です。まだ内装もボンネットもドアも、ハッチバックも付いていませんが…姿形はここに来た時により近くなりました。では、それらを取り付けつつ、各部を仕上げていきます
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-ボンネットの内側にもジェルシートを張っています。ここにはさらに装置を装着します
ここに取り付ける装置はエンジンから出た熱を吸収して、電流に変換するものです。いわゆる熱-電子振動交換装置…アルプロタタンレイト-サーキュレイションといわれる……やや古いアナログチックなものです。厚さはこれほどのため、ボンネットは僅かに重くなるだけで済みます。これを…エンジンのちょうど上あたりに張り付けます。そこからラインをこう…斜めにボンネットの可動部分へと伸ばし、横からルーム内に入れ込みます。このラインはサブジェネレーターのインプラグに繋げます。サーキュレイションで得たエネルギーはサブジェネレーターに蓄積されます
-ボンネットはこのように大きく、重量のあるものです。念動力がないのなら、助手の力を借りましょう
-ここのボルトは特殊な取り付け方をします。複構膨鋼素材で行うとボンネットが開閉しなくなります。それでは困るので、ボルト自身は以前のものを使用し、ナット部分のみを変更して固定します
-ドアを加工します。ここが密閉に関して一番の難題です
密閉を考えるとき、もっとも重要なのがドアです…このマシンでは後部のハッチドアもそうですね。開閉する、という装置であるため、どうしてもこの間に隙間ができます。複構膨鋼素材とゲルでその間を埋める、のが一般的で、その他、空間制御、圧縮作用で行うこともあります。マシンのドアは以前のものを使用しています。このドアに室内の気密を厳格にする、という思惑はありません。そのように作られていないため、ある意味…スカスカです。開閉部分の密閉は二重三重に気を配る必要があります
-セリカXXのドアは、サイドにある取っ手を引くことによって、ロックが簡単に外れ開く仕組みです。やろうと思うのなら片手でも行えます。これは変えないといけません
-ご存知のない方はいらっしゃらないとは思いますが…就連邦統合領域内では、惑星外環境を移動するマシンの外へと繋がる開閉装置は全て、両手で行わなければならない、という規定があります。片手で簡単に外へ出ることはできません。そのように行う場合には、内部に隔壁と内壁で別空間を作り、そのどちらかの隔壁が必ず、閉まっている状態でなければいけない、という追加規制もあります
この小さなマシンに…そのような二重隔壁と空間を設置することはできません。両手で開け閉めを行うようにこのドアロックは変更します
-気圧を保っている空間内のものが気密圧差によって外に飛び出す、ということも避けなければなりません。惑星外空間にゴミを捨てるのは就連邦法違反で、罰金です。マシンの機能的にそうであったからそんなことになった、という理由で我々が訴えられたりでもしたら大変です。ここの密閉は完璧にしなければなりません
-ドアには、航行中に不用意に開放されないように半接触感応性装置を取り付けます。ロック部分にも取り付け、両方でここに接触していない限り、ロックが外れないようにします
これでドアは両手を使用しなければ開きません。隔壁を設置できなくても…なんとかなります。サイドパネルにはそのための加工位置をあらかじめ設定してあるので…ここに機器を取り付けて…内部にラインを伸ばすだけです
-ガラスの挙動と干渉しないように気を付けます
-ドア下部にはコシステムを入れ、ドアの制御を行います。重量の変化は僅かです
ガラス窓の開閉もこちらのシステムで行います。ただ…窓ガラスの挙動は以前のものを使用します
-ここにはモーターといわれる装置が取り付けてありました
モーターとは、中心に巻き付いたコイルに電流が流れることで電磁場が発生し、周囲にある磁成石と作用、中心部分が回転することで運動エネルギーを発生させる…このような円筒形の装置です。ここでも回転運動が使われています。地球人はこのモーターといわれる機関が大好きで、ほとんどの道具、マシンにこの機構が用いられています
-いまではこのような電流を使用したモーターというものは使われていません
モーターは窓ガラスの開閉…上下運動に使用されていました。ただマシンのモーターのいくつかはもはや作動しません。リトラクタブル・ライト、ウォッシャー、これらのものも全部、交換します
-挙動の再現のため、モーターは作成しました。構造的には単純なので、機器さえあれば手作りできます
-耐久性を優先したため、コイルには電子流動性の高いアウプRトン-レンゴニニュウM合成線を、磁成線石にf-RiネオジMを使用しました。低電圧でも高い回転数を得られ、腐食しません
作製しましたが…元と同じサイズだと回転が強力で速すぎました。なにに穴を開けるんだ? ってぐらいです。このモーターで挙動を再現するには何か、減衰装置を追加しなければいけません。こちらのモーターはお蔵入り? です
-元の五分の一程度の大きさで、速度が同等のようです。知的補助装置のシミュレーションの結果です
お蔵入り…とは今すぐには使わないから倉庫に入れておいて、その存在自体を忘れてしまう……という意味です。よくやります。気を付けましょう
-作動音もこちらの方が圧倒的に静かです
こういった再現と共存は本当に難しいものです。このように…いくつか試作してしまいました。バーサダイト・ディスクを使用しての再現にした方がよかったかもしれません
-使用最大数にはまだまだ余裕がありますが、共干渉立積範的には、いっぱいいっぱいです。これ以上のギアの設置は過干渉が発生する危険性があり、使用できません
-もう少しセリカXXが大きければその心配をしなくて済んだのですがこればかりは仕方ありません。マシンにはもうバーサディダイトをさらに使用するような箇所はほとんどないため、誤動作の心配はないでしょう
ガラスが到着していないのでこのあたりの装着は後回しです。本当にどうしたんでしょうか?
-ガラス窓の装着はたいてい最後です。壊れやすい物質であったため、すべての装置が設置された後にするのが通常だったようです。映像資料でもそうなっていました
ガラス窓にはこのような…ウィザースリップといわれる伸縮性素材が使われています。雨…地球では、酸素が低温で凝固し空から落下する現象をそのように表現していました……が、開閉部分の隙間から入り込まないように注意していました。液体を迂回させる用途にこれらの隙間の間にはすべて、スリップが取り付けられていました。用心深いですね?
-ドアの開閉部分にも同じような伸縮性素材が使われ、その隙間を塞いでいます。伸縮性素材は全てゲルに置き換えます。ちょうどいいので、スリップを設置する位置を使って密閉を行います
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ここに使われていたスリップはこのような…やや硬く伸縮性が抑えられたものです。耐久性を重要視したのでしょう。ガラスを所定の位置にはめ込む関係上、簡単に入れ替えをすることができません。映像資料では糸と固定道具を使ってこう…正面から入れ込み、スリップの端が内部にきちんと入るように糸を引き出して、固定させる、ということをやっています。大変な苦労です
-ゲルと同時にスリップ用のものも別途、製作してもらいました
こちらの新しいゲルは…通常のものと配合率をやや変更してもらっています。形状は同じですが…柔軟性、反発性がやや抑えられています。ブッシュも同じ素材で作り直したので…このように硬く、頑丈です
-ドアのスリップ位置にこれらをはめ込んでいきます。結合接不活性化コーティングを施しているため、普通に装着しただけでは分子結合しません
ドアのスリップ位置には、溶結剤を塗布してから取り付けます
-ドアとボディの隙間にも別途、ゲルを張っていきます
こちらは安全対策です。ドア、本体、開閉部分にはすべて行っていきます
-ドアのロック部、下部の隙間、可動部分に先にレスポンスシートを張り、その上からジェルシートを張っていきます
ドアの下部にはこのような…小さな穴が開いています。これはガラスとドアの隙間から入る水分の抜き取り用に施されています。この空間を使って、ゲルの結合解除の静電気を送るラインを設定します
-レスポンス・シートの挙動はロックが外れるのとリンクさせます。コシステムでそれらを連携させます
-ハッチドアの開閉も同じように設置します
ただ…こちらからドアまでラインを伸ばすのは現実的ではありません。ハッチバックは内側から開かないように設定し、接触で開けられるのは外のロックからだけとします
-ハッチドアのライン制御はコパイロット、システムエンドで行います。操縦席にはここのロックを外す装置があります
この配線をここに接続し、開くように設定します。バックドアの形状は独特でやや傾斜が緩くできてきます。このような場合…隙間からの水分がこの間に溜まりやすく、腐食が発生しやすくなります。水分は気圧差でも発生するため…こちらの密閉はより厳重にします
-ハッチバックのガラスには外気との温度差で曇りが発生しないようにするためのコーティングを施しています。これで後ろが見えなくて不安だ、ということも回避できます
可動部分の密閉はほぼ終わりました。あと気密チェックを早速行いたいのですが…ガラスを装着した後でないと確認できません。到着を待ちます…すこし心配です
-これには理由があります。そのうちイマークが持ってきてくれるでしょう
この時間を利用して先にマシンとして考慮しなければいけない重大な点を解決します。密閉にした事によって引き起こされたことです。どちらも同時には解決できないため…先に行えることから対処します
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セリカXXの居住空間は密閉され、外環境とは隔離されます。外からの影響に対して安全が保証されますが、内側でなにかが発生したら即座に対応できない、という側面があります。火災や故障、気体供給機の異常、搭乗者の安全が脅かされるような状況に陥った時、行える対処に限りがあります。内部事案に対して、何らかの安全対策を施す必要があります
-とはいえ、このマシンにそのような装置を設置するスペースはもうありません。居住空間はもともと脱出ポッド並みしかありません。新たに設置できるものといえばフロントパネル、内装、シートぐらいです
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ダッシュボードともいわれる、こちらのパネルにはマシンの挙動を示すメーターがそれぞれ、取り付けられていました。操縦者はこれらの装置でマシンの状況を知覚していました。確認しないとマシンの状況がわからない…というのは今も昔も同じです。ただ現在とは異なり、当時の交通規則でそのように定めていた、というのが本当のところのようです。前もって事故、事件を避けるように…全くできていなかったのですが……していたのです
-考えてもみてください。平面上をマシンが所狭しと一斉に進むのです。そんな状況ではどこであっても|プロポリシー・スタック《類比例的渋滞》が発生します。我先にと急ぐ自分の前を塞ぐように出てくる邪魔ものに寛容ならいいのですが、全知的体がそうであるとは限りません。大事なマシンが傷つけられ、悪いとも思わず謝りもせず、逃走したとしたら、誰もが憤りを感じます。せっかく直したセリカXXをそんなふうにされたとしたら目も当てられません
-眼球を有していない知的体の方にはわからないかもしれません。目も当てられない、とはそれを視認、確認したくもないような酷い有様だ、ということです
-話しが逸れました。元に戻りましょう
マシンの操縦席にはこのような…結構幅のあるインパネが設置されます。ここにはステアリング、ウォッシャーやウィンカー、ライトなど、さまざまな装置が付属します。センターコンソール…真ん中に設置されたパネル部分を特別にそう呼ぶようです……にはクーラーのスイッチや放送、音楽を聴くための装置があり、その下に、シフトレバー、ハンドブレーキなどが設置されます。この内部は…以前は配線だらけでした。こちらから来たケーブルがここに繋がり、こっちから来たラインがこっちへと…といったぐあいに混沌としていました。まるで重液化メタンが表層を循回する周衛星のような混ざり具合です。もう少しまとめるといった思慮はなかったのでしょうか? この煩雑さは商機を疑います
-逆に自分しかそれを直せないようなものとして作ったのだとしたら納得です。修理は独占でき、収益を望めるからです
そうでないことを祈ります。新しいダッシュボードにはそのような複雑さはもうありません
こちらが新しいダッシュボードです。以前のものから汚れと色落ちを直し、きれいにしてからコーティングをしています。フロントパネルもボディと同じように、いくつかの部位に分かれて構築されており、組み合わせて構成されます。こちらの…大きな中心部分を所定の位置に合わせ、取り付けていきます
-メーターパネル他、外見以外はすべて再創生しています
このフロントパネルはほぼすべて…このような軽い合成プラスチック、といわれるものでできています。これには古生燃料から得た素材が使われています。これは就連邦法によって同一再創生…一度溶かしてから同一素材で作り直すということができません。元からあったものをもとの位置に戻す、という最低限の行為は可能なので…コーティングを施し強度を補強して設置し直します。内側にはゲルを貼り、インパネは、居住空間の密閉のさらに内側の密閉となります。この内部でなにか問題が起きた場合でも操縦者にまで影響は及びません
-以前のメーターにはハンダ基盤? といわれる装置がそれぞれ、取り付けてありました。これらはきれいさっぱり、全て取り除き、一体成型したものに置き換えます。操縦席にあるメーター表示が適正に動けばいいだけなので、過去の映像資料、以前のパネルを参考にシステムエンド、コパイロットで統合処理し、再現させます。この間は短いため、ラインで繋ぎます。以前に比べ非常にシンプルな内面になりました。心配になるぐらいです
-エンジンからのクーラーパイプを配置します。形状はまったく同じで新しいもので製作しました。フロントパネルで使われている固定もネジとボルトです。慎重に設置します
-たいていのインストルメントパネルは上部分を取り外せるようになっており、そこから内部へとアプローチするようになっています
見てください、ダッシュボード内にこのような空間ができました。余分な装置を取り除いて作ったので当然です。ではここに空間制御を行う装置を設置します
この装置はホイールと同じ原理で動きます。もう忘れたという方もいらっしゃるかもしれませんが…質量子はエクセルギオンと結合すると質量を発生させずに…つまり重さを得ることなく、周囲の空間を歪極させます。空間子理論です。局所的電磁基応力の発生を経て、角運動量が一定働道に達すると、周偏性局所的空間歪極層が起こります。空間子は成着性を獲得し、電子-素粒子降着が可能になります。これが粒子律粒です。その状態のまま、素粒子降着を起こさずにエクセリオンと質量子だけで結合増力していくと、ダークプラネット…昔のいい方ではブラックホールですね? の一部と同じ、質量が最小で空間歪極が最大の状態にまで膨れ上がります。超大質量を伴わないダークプラネット維持が発見されて、質量子物理学の一大転換期になった…というのは有名な話しです。ただ…なにぶん、初等教育で習う原理です。詳しい内容までは…と眉を顰める? 方もおられるでしょう。かくいうわたしも…詳細には分かっていません、難しすぎます。この理論でもって居住空間の維持を行います
-眉とは眼球、瞼の上にある異物混入を防ぐための部位のことです。もとより視覚を持たない方にはわからないかも知れません。有しているご友人がおられるのなら、その方にお聞きください。見つめ合ってもよいですよ?
-慣性緩和もこの原理で行えます
一部の方は『空間子』ではなく『重力子』といういい方だった、と思うかもしれません。このふたつは同じ意味合いとして使われます。ただ、空間子は重力を生み出すわけではなく、周囲の空間を局所的に集縮させるだけの単純なものです。見た目的には…質量によって空間が縮集したように見えるため、そう名証されたのでしょう。不思議な現象です。この空間子に素粒子が降着すると粒子となり、陽子、中性子などに成長し、実滞質量が効果を持つようになります。あらゆる恒星、惑星、物質…わたしたちでさえ、このように存在しています
-マシンの重量は増えません
マシンの居住空間に存在する自由素粒子はそれほど多くはありません。ゲルによって外環境と隔離されているため、ほぼあらゆる物質、粒子と反応しないν-トリリオニュウMか、反反応を起こすя-フェルメノニュウM以外はこの内部にまで侵透してきません。あったとしても重量増加は微々たるもので、マシンの挙動にまで影響を与えるほどにはなりません。もちろん、空間収縮も引き起こしません
-空間子を使った慣性緩和は、サスペンションと同じ原理で動きます。大きな慣性をよりゆっくりとした反発性で逓減させるという仕組みです。規模と装置と用いるものが異なりますが、このようなところにまで衝撃吸収という考え方は行き届いているのです
-詳しいことを知りたい方は検索してお調べください。就連邦統合府、惑星外航行規定でも取り扱っています
この空間制御が内部に起こる災厄となんの関係があるのか、疑問に思う方もいるかも知れません。実際には…直接的な関係はありません。ただ空間内で事故や事件、火災、発煙、そのようなことが起こった時、この空間維持を集中させることで、一時的にでも影響を抑えることができます。そして…ダッシュボード下やフロアコンソールに備え付けた包沸剤を使って消火、影響を取り除いてもらいます。もし、マシンの挙動に三半規管が乱れ、嘔吐したくなったのなら? ダッシュボード内にあるウィエルパディパック? を用いてもらいます。これは緊急時の排泄行為にも使用できます。内部には水分吸収剤と乾燥凝固剤が含まれており、漏れ出ないように慎重に使用するだけです。吸収剤の効果で漏れ出ることもなく、凝固剤の効力で使ったあとは無味無臭のさらさらした粉になります。あとは中身を所定のところへと捨てるだけです。簡単ですね?
-1パックで合計30回ほど使えます。入れ込む量によって回数は減少するので、より大きな身体を持つ、オーガニアン類種などの方々では使用回数が減少するかもしれません
配線に使用した素材はどれも燃えません。電子を使用することで起こるu摩擦熱は発生しますが、焦げるのみで燃焼までには至りません。ドアを開けるには両手を使います。何らかの緊急事態で早急に外に出たくなるかもしれません。このような時、どんな方でも慌てるものです。通常ならできていたこともできなくなります。面白いことに…切羽詰まった状態に陥った大抵の知的交渉可能体の方は、両手でドアに触れるのだそうです。ロックを何度も開けようと動作させます。ロックを一定時間内に特定回数以上、動かしたのなら、ロック、開閉が行われるようゲルの気密を解除させます。外部になにか? つっかかって開かなくなったのなら…仕方ありません。物理的な障害に対しての除去に対しては内側から行えることはありません。ハッチバックを開けて後ろから逃れて貰うしかありません
これらはすべて、システムエンドで監視します。内装の一部にはセンサーを内蔵させ、状況の管理を行います。シートのヘッド部分には簡易式ヘッドフィルターを備え付け、気体供給に異常が起こった場合に備えます
-最低限の安全対策は施しました。搭乗者の好物がなにか分かりかねるので、それぞれ持ち込んで貰います。このマシンにオートフードプロセッサーは似合いません
あとは認可が下りるかどうかだけです。最善を尽くしましょう
-ステリングコラムにも様々な装置が付きます
-ここにはウォッシャー、ウィンカー、ライト、それらを操作する機器が取り付けられています。惑星外空間、惑星内環境でも空中を移動するため、ステリングコラムは変更し、それと同時にここ周辺の装置も取り替えます。特に腕力による操作を行うため、耐久性には気を配りました
-ステアリングハンドルも変更します。一部に半接触感応のポイントを設け、挙動制御を行います
ステアリングの任意の箇所をきちんと握っていないのなら、一部の機能が使用できないようにします。上腕部で操縦を行えない方に対しては思考操縦も可能です。ただ、両方を同時に使用できないようにはします。思考と動作が異なる方がいるかもしれませんからね?
-センターコンソールも外見のみです
-クーラーの操作スイッチがここにあります。このあたりの操作はそのまま残しました。その下、ここにもう使用できない装置があります。ラジオ受信機とカセットテープといわれるものの音源発生装置です。ラジオのような特定周波数を使った放送自体はありますが、この機械では受信できません。周波数帯を変更したものに設置し直します。カセットテープはそれ自体がもうありません。テラン産のアナログ式磁性記憶装置のほぼすべては再生不能な品です。すべて変更し、操作パネルへとしています
-フロアコンソールの各装置にも耐久性が求められます。特にシフトレバーは頻繁に操作する器具です。使用感が変わらないように配置し、半接触感応のミッションレバーにします。外見は以前と全く一緒です。ハンドブレーキも同様の品に変更しました
-これらの接続はすべて、システムエンド、コパイロット、サブシステムの三系統で繋ぎ、連携の齟齬がないようにします。どれかひとつが操作不能になっても他のルートから操作できるようにしておきます
-ダッシュボードの上部分をはめ込んでフロント部分は完了です。ここの端子はフロントガラスと繋がります。メーターパネルで表示できない情報を映し出す必要があるからです
あとは…フロントガラスほか、すべてのガラスが到着するのを待つだけです
-できる範囲の内装を取り付けていきます。ゲルの上に取り付けるだけです
-内装にはいくつか、センサーを取り付けています。これらのケーブルハーネスは一元的に纏めて、システムエンドに繋げ管理します。シートベルトは以前のものを再配置します。少々長く、冗長性がありますが、これが良い、という方がいますのでそのままにします。空間子で居住者と正面の間に吸収領域を作成できますが、強すぎないようにします
逆に強い方がよい、という方にはセンターコンソールで設定もできます
-カーペットなどはシートが到着してからです
後部座席と設置したエアフォラウンジが干渉しないか試験検査を行いたいのですが…それも後回しです。ガラス、シートなども、もう出来上がっていてもいいころ合いなのですが…到着しません。遅れています。イマークはどうしたのでしょう? 心配です
-実はイマークにはとあるところへ、マシンに最も重要なパーツを取りに行ってもらっています。幸運なことにある企業からジェネレーターを提供してもらえることになりました。データを送っておいたので間違えることはないとは思いますが…イマルクのことです、魅力的なパーツやアクセサリー、デコレーションなどに目移りし、衝動的に購入していたりしているかもしれません……やりそうです。ちょうど良いので…少し休憩するとします。詰め込みで作業を続けていましたから…リフレッシュです。一休みしましょう
-イーマックには悪いですがこんな休息もたまには必要です
-さすがにこのタイミングでミスはしません。それはもう学びました
PCで書きスマホで投稿しているので手間がかかります




