CMR #02 ジャガー Eタイプ #16
※明けましておめでとうございます
本年もこんなまわり クドい お話しですが よろしくお願い申し上げます
-ここへ来てのリテイクです。リメイクに関して、マシンにジェットエンジンを搭載し、その威力で飛行を行いたい、というリクエストがありました。そのような想定はしていません。しかしできません、ではいけません。何とかしなければいけません
…エードンは知っていたとばかり思っていたのだがな
いいえ、そういったスリップはよくあることです。関わる人数に関わらず、この手のミスは起こります。そのための言語会話であり、意思疎通です
スリップ?
行き違い、掛け違い、相手が知っているものだと思って、いわなかった、伝えなかった、で起こるミスのことです。こうするのが当然…というもので大抵は起きます。思い込み、ともいいますね
なるほどな…思い込むのも問題か
ええ…今回のことも、先にいっておいてくれれば手段はあったかもしれませんから……
そうなのか? さすがエードンだな
そうでもありません。ただ、このマシンにはもう搭載するスペースがありません。それに向き不向きがあります。テラン産のマシン、特にこのEタイプは不向きです
そうか……
-だからといってそんなにしょげないでください
不向きなだけでできないことはありません。ただ…ジェットエンジンに使用する古生燃料は、作成も使用も禁止されているため、代替燃料の使用になります。エネルギー変換効率の規定でも規制があって、ジェットエンジンはそれに該当します。就連邦内では、使用は推奨されていません。エンジンを搭載したとしても許可が下りない可能性があります。使用許可が下りないのでは、惑星環境上でも走行できませんし、パレードにも使えなくなってしまいます。それではいけません
確かに…姉上が乗れないのでは意味がないな
お少し宜しいでございますか
ゼイvlrス? 申してみよ
はい、この懸念に関しては特例で許可が得られると想定いたします
特例?
-なんでそんな……
エイドン様は勘違いをしておられるようでございます。特定惑星内での使用に限り、当該周政府の認可が得られたのなら、就連邦の規定は一時的に停止させることが可能でございます。申請時において、特定惑星上での使用のみに限定、マシンの使用、搭乗、走行、とするならば、許可されるものと想定いたします
なるほど、その手があったか
-惑星環境外に出なければ、OK、よんしば出ても軌道衛星から出なければ規定を逸脱しない…か
ただ、今からだと…どこにジェットノズル機能を搭載したらいいのでしょう? このリアバンパーは変更したくないし、リアライトの機能を変更して…でもそれだけだと絶対に出力が足りない……
-うーん、あちらが絶つとこちらが立たない。難しい問題です
エーデン?
そんな心配は無用だよ、エイドM
イマーク? もう大丈夫なのかい?
ああ、心配いらない。マシンの状況を見ていたら腑抜けているなんてもったいないと感じた。やっぱりいいマシンは心の起爆剤になる。では、殿下……
聖勇者である
ええ、聖勇者さま、ジェットエンジンを搭載したいというご要望でございますが、今現在の就連邦の規定を見る限り、それは難しいようです。特定惑星上だけでの運用で認可を受けても、将来、それ以外の周星で走行、航行させてみたいと思うこともございます。どうでしょう? ここはジェットエンジンではなく、その代替品でジェットエンジンのように作動する、というリファインをするということに致してみてはいかかでしょう。それなら比較的難しくなくできるはずです。それとエーデン、ジェネレーターが届いた。取り付けてくれ。ぐっ
--これでなんとかマシンを完成させてくれ。頼んだよ、エイドM。パチッ キランッ
そうなのか? イマーク? ではさっそく取り付けようぞ。同時にエンジンも搭載してくれ。ゼイvlrス、そちも手伝うのだ
ご威光のままに
そんな親指をかっこよく立てられても……
大丈夫だって、エーデンなら絶対にできる。僕が保証する、なんてったって君は世界一、いや、この総時空間一のリメイカーだからね。できない修繕はないよ、絶対だ
それは我れも保証してやる
きみの絶対は充てにならないけど、ロッkアのはありがたいね…わかった、なんとかしてみよう
そう来なくっちゃ
ああ、そう来なくっちゃ、だ
お宜しゅうございました
それで? どうするのだ? 我れは、バビュビューンと飛んで、バババ、となって、ズキューンとなるマシンを操縦する、姉上を見たい。そうするにはどうすれば良い? なにを手伝えば完成する?
-ここへきていきなりの幼稚退行です。なにかいろんなことが同時に発生して眩暈がしそうです
そうですね…まず……ジェネレーターを搭載してしまいましょう。それから…いくつかのパーツの再成型と作成、そして……
みんなの協力ですね
そうだとも、みんなできることをそれぞれが全力でやる。そうすればできないことはない
その通りだ
-頼もしい限りです
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移動に関して最も重要なジェネレーターが届いたので装着していきます。装着自体は簡単です。マシンベイに取り付け、ボルトで固定、ケーブルハーネスなどを接続するだけです
…なんで二台あるのだ?
ええ、このマシンにはサブジェネレーターを搭載しません。本来、サブジェネレーターを搭載するのに最適なバッテリー位置にはエアシュラウド、反対側にはポイント・ブリズサーズが入ります。その代わりにエンジンベイにひとつ、リア…ガソリンタンクにもうひとつを搭載し、2台のリアクターで航行を行います。Eタイプは最新のマシンに搭載されているのと同じ、ツイン・ジェネレーター出力方式です。これでマシンは、エネルギーと余剰干渉波の相乗波及効を獲得、クラスC^-相当の実エネルギー出力になります。この効力は、ソフトトップを開けた状態で惑星環境外での走行を可能にします。このように設定していたので…ジェットエンジンの搭載は実際にはボトルネックです
そうだったのか…知らなんだ
ええ、こちらも知らなかったのでお互い様、です
物事には想定外の驚愕と受理が必要、でございますれば、良いご教訓になられたのだと思います
-? これはもしかして…いや、まあ、ゼイvlrスさんほどの高性能機なら当然かもしれませんが……
ジェットエンジンを、どうやって真似するのだ?
マネ…ジェットのような噴出機構を取り付けることはできます。リアライトをプラズマインパルス推進機構に変更するだけで済みます。簡単です。ただ、これではジェットというには…迫力も見た目も十分ではありません。何より…派手でないんです
そうなのか? 皆が感嘆するようなものがよいのだが
ええ、パレードに用いるのならそうでしょう。それ以外にもジェット噴射が見えずらい、という点があります。気がつかないうちに近づいて怪我をする、ではいけません
なるほど…そういった点も考えないといけないのだな
ええ、このマシンには推進用のプラズマインパルスを搭載していないので…リアランプを変更します。その変更は問題ありません。これだけでもスピードは出ます。ただこう…赤い炎でドッカーン、とはいきません
では、バヒューン、ババババババ、ドヒューン、とはいかぬのか……
ええと…どちらかというと…パヒュー、パパパパパ、という感じです。それほどハデでなく、ひっそりと、でも確実に、という出力です。噴出光はほとんど見えないので…気がつかないかも知れません
-事故が起こりやすいのも問題です
姉上の偉大さがわかるようなものがよいのだがな…なんとかならないのか?
-とはいいましても……
申し上げてもよろしいでしょうか?
ええ、どうぞ、構いませんよ
AIさまが、排気口とナンバープレート周辺をスリットノズルに置き換えれば、迫力と推進効果を同時に得られる、とご提案されてございます
なるほど…排気口を使う……え?
-AIさま?
それと…申し上げにくいのですが……
まだなにか?
ええ…音声発音装置がオフになっておられるので、いい加減、オンにしてもらいたいと、ご立腹…ご提案なされておいでです
………、ええ? 切れたまま? だって、間違ったところではきちんと……
それはアラートでございます。通常の音声を発する権利が切られておいでです
-権利って…まあ、同じAIとしてはそう感じるのでしょう
ワルグ、kリアラを呼んできて…いやこっちから行こう、新しく一括成型するものがあるし、見直しもしたい
kリアなら、さっき、出かける、と、いって、出かけた。帰って、来ているか、わからない
そうか…でも見直しをしよう、手伝ってくれるかい?
もちろん、だ
我れも手伝うぞ、ゼイvlrスなら簡単にできるであろう?
ご威光のままに
-これでなんとか筋道が見えてきたようです




