表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Classic Machine Re:Makers  作者: 桜葱詩生
CMR #02 ジャガー Eタイプ シリーズ3

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/35

CMR #02 ジャガー Eタイプ #14


スポークタイヤ…Eタイプではラインホイールといいます……はこのような立体的な構造をしています。素晴らしい構築です。さまざまな知的交渉体がこのような芯円で複雑な球立方身(きゅうりつほうしん)格子体の形状を採用し、組み合わせて用いたい気持ちもわかります。見ているだけで…十分に楽しめます


-ブレーキパッド、キャリパーを取り付けます。制動に関しては必要ありませんが、気持ちと見た目を維持します


マシンのサスペンションはこのように簡素ですが複雑な構造をしています。下と上の両方から支えられ、その間にダンパーとスプリングが入ります。左右のタイヤ角を確保するために…この周りのホイールアーチが大きく取られています。それはメインボディを装着すればよくわかります。リアタイヤ周りでも確認できます。ここにフレアといわれる、このような広がりがあります。ボリュームがあるとともに優雅さも兼ね備えています。これはシリーズ3の特徴で、このタイプにしかありません


-接続そのものは簡単です。タイヤを嵌めたら、スピンナーとセンターリムをあわせるだけです。


ただし、この回転は通常のボルト、ナットとは反対になっています。タイヤは進行方向にこう…立て回転します。同じ方向に回転するとその振動と居軸隣差(きょじくりんさ)ともいわれる動方向へと向かう同一コリュージョン力働(りきどう)……古い言い方をするとコリオリ力です……によって、この固定が弱まります。これを回避するために、これ…ボルトピンというもので先端を固定し、さらに反対に回して防ぐようになっています。ピンはいりませんが…ロックの方向はデータのままなので反対になります


なるほど…やはり反対のほうがよいのか……わかった。そうしよう


ええ、ここが外れて事故になるのはいけません。それは避けなければならないため、このように元のままにしています。これも長い間の研鑽と運用の結果です


そうか…これも我れがやってよいのか?


どうぞ、センターナットは無理に入れ込まないようにしてください。強く締めすぎるとねじ山が壊れてだめになります


わかったぞ


-まあ、そう簡単には崩れません。そのための複構膨鋼素材です


できたのなら…その頭をこちらの頭で叩いてください。それで完了です


よし、こうか……


ええ、大丈夫です。では回してみてください


スムーズだ、こんなふうになるのだな、きれいだ。実物はやはり違うのだな


ええ、これがリメイクの醍醐味です


うむ


-とはいえ、まだあと3つも付けなければなりません。出来上がりを待ちます


なにやら…ふらふら、してきたぞ……


殿下、お止めください。目が回っておりますれば


そうか……


………


-こちらで酔う体験ができそうです



----------------------


わたしたちのガレージではEタイプのボディのようなやや大きめのものを一括で成型することができません。このフロントボディはEタイプがEタイプであるという証明であり、あらゆる方が目にしなければいけない大切な部位です。ここはより精密に、より丁寧に作成する必要があります


-そのようなことを行ってくれるのにぴったりの工場があります


もうそろそろ、ボディが出来上がるみたいです。楽しみです。では行ってみましょう


----------------------


-大型の一括成製を行ってくれるフrッグnシェlrRsアrのポbpbレさんです


ポボポホレさん、どうなっているでしょうか?


ああ、イマークさん、いらっしゃいませ。いま、最後の最終工程に入っています


そうなんですか? 見ても?


ええ、どうぞ


ワオ、見てください。装置の中にボディが浮いています。もう出来上がっているように見えますが?


いいえ、まだです。実際には目に見えないぐらいの小さい積み重ねを重ねて出来上がっていっていますから、出来上がったように見えてもまだ出来上がってはないんです。原子レベルの原子結合を無重力状態で原子結合モデリングしていくのですから…時間がかかります


? どのような成製なんですか? 説明されてもいまひとつ、わからないのですが……


そうですね…この装置の中はパーツを作るのに必要な原資で満たされています。それをあちこちから投射される合成光線で合成していきます。非常に簡単で単純な作成法です


? なるほど、それでこのようにパーツが浮いた状態で出来上がっていくんですね


そうです、重力下で作ったら原資が下に集まってしまって成型が偏って、変なふうに成型されます。そうならないようにするためにこのようになっています


? なるほど…おっと、出来上がったようですね? 出来上がりは熱くなっていたりするんですか?


多少は熱くなります。合成で熱が出ますからね、冷める前に自動的にコーティングが行われます。そのあと、冷ましてからコーティングして、完成です


そうなんですね、出来上がったものをいただいて、さっそく、マシンを組み立てていきたいと思います。今日はありがとうございました


いいえ、出来上がるまであと少し時間がいります。お待ちください


ええ、分かりました……


--結局、二回目のコーティングまで結構な時間を待たされました


イマルクさん、できましたよ


え? ええ…ああ、分かりました…どれどれ……ワオ、素晴らしい出来です。以前のものより素晴らしい出来だと思いませんか?


それはありませんよ、もらったデータから忠実に作成したものなので…一緒のはずです。そうでなければ間違ったということなんで…やり直しになってしまいます。それではだめなんでしょう?


ええ、そうですね。本日はありがとうございました、ポボbーレさん。さっそく持ち帰ってマシンを組み立てたいと思います


ああ、お待ちください…一緒に頼まれたガラス窓がもう少しで出来上がるので、一緒に見に行きましょう。こちらも同じように作成されています。貫通光を行えるようにするという仕様のため、いくつか確認してほしいところがあります。内側に貼るポゼッション・シートも少し特殊なもののため、確認していただかないといけません


ああ、そうなんですか…ええ……わかりました…行きましょう


--依頼したパーツはどれも素晴らしい出来です。さっそくガレージに戻って修繕を進めましょう



----------------------


あとは任せるよ、エードン……


どうしたんだい? イマーク、ひどく疲れているように見えるけど……


ああ、すまないけど、今は一人にしといてくれるかい? 話す気力もないんだよ


わかったよ、修繕はこっちで進めておく…だけどジェネレーターも取ってきてもらわないといけないんだ…大丈夫かい?


ああ…それは送ってもらうようにしておいた。大丈夫だ、なんとかなる


-いや、なんとかしないといけないのはイーマックの方だと思うんですが……


----------------------


やっと、ジャガー Eタイプのボディができてきました…素晴らしい出来です。惚れ惚れします。このような流線型でダイナミックなマシンはそうはありません。では、モノコックに取り付けて…行きたいところですが、このサブフレームのエンジンベイにはジェネレーターが取り付けられます。このガレージはまだそれが…ありません。メンテナンス程度であればいいのですが、ジェネレーターを入れる関係で、ここを取り付けてしまうと、取り回しが難しくなりよくありません。ボディの取り付けは最後の楽しみに取っておきましょう。ガレージの壁に飾ってみることにします


きれいなものだな


そうですね、少し大きくてボリュームがあり、優雅というより豪華です。このマシンが作成された以降、こういった形状のマシンの開発が多くなった、というのも頷けます。似せたくなりますね。自分の手元に置いておきたくなります


そうだな…それで曾祖父はこのマシンだけは修繕させたのだろうな


他のは修繕させなかったのですか?


集めるだけ集めて、眺めていることの方が多かったようだ。そうだな? ゼイvlrス


左様にてございます


そうなんですね…では、ジェネレーターを取り付ける前にガラス、ドア、リアを取り付けていきましょう


うむ、そうしようぞ


まず、ドアを確定していきます。この隙間にウィザースリップを入れガラスをはめ込みます。開閉装置の上下が動くのか、きちんと所定の位置で止まるのか、確認したら、内装を取り付けて固定します。せっかく調和のとれたドアです。傷つけないように慎重に行います


この…ゲルというものを付けるのは大変だな。上手く…従ってくれない


そうですね、そのような場合はどこかを借り止めした後、全体を決め縒っていても構わず張り付けます。そののち、縒れている部分を剥がして貼り直す、という方法で行ってみてください。全部分を一辺に行おうとするのではなく、徐々に。先に奥まったところを入れ込んで、固定すると楽です。そうしたら…全体を確認しつつ、接着していきます。強く押す必要はありません。ゲルの密着は強力なので…その分、きれいにつけるのが難しいのですが……軽く抑えるだけでOKです。ロッkアは器用ですね、上手にできています。こういったことはwrgは苦手ですから…手伝ってくれてとても助かります


そうか


ええ、では次にフロントパネルとガラストリム、フロントガラスを装着していきます。フロントガラスはダッシュボードと一体化するようにできており、入れ込む溝が…このように開いています。ここに…トリムを付けたフロントガラスを入れ、ダッシュボードの上部と一緒に固定します。ここの固定は非常にデリケートで少しの縒れや歪み、弱かっただけでフロントガラスが波打ち、バタつく、という現象を引き起すことがあります。非常に低い確率で、ボルトが弱まった際によく、そうなっていたようです。そのようにならないためにも…ダッシュボード内部とここの接続は十二分に慎重に、確認をしつつ、行います。できますか? ロッkア


大丈夫だ、任せるがよい


では…おっと、その前にしなければいけないことがありました。ダッシュボード内のラインを接続し、ここにシステムエンドを入れなければいけません。Eタイプのフロントパネル内のスペースは狭く、こんなふうに…手を入れ込んで固定、接続しなければなりません。コパイロットととの接続も忘れないようにしておきます。これを忘れるとマシンが起動しないので注意が必要です


ふむ…我れの手でならそれほど難しくはないな


ええ、素晴らしいです


フロントパネルが収まったらボルトで固定していきます。システムエンド用の端末を助手席側に設置するのも忘れてはいけません


リアボディは嵌め込んでいくだけです。この時、テールランプ、リアウィンカーの配線を忘れないようにします。また…


待ってくれ、エイドン…ここにはこれだけか? 何か忘れてはいないか?


はい? リアボディには特に設置するものはもうありませんが……


いいや、肝心なものを取り付けておらん、そうであろう? そう頼んだはずだ



で…聖勇者様、それではエイドン様にはお伝えしきれないようでございます。もう少し、具体的におっしゃられて下さらないと意図をお伝えできません


そうか、すまぬ。エイドン、我れはこのマシンにジェットエンジンを積んでもらいたいのだ


は?


-ジェットエンジン? ですか?


本当は今日がクリスマスらしいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ