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Classic Machine Re:Makers  作者: 桜葱詩生
CMR #02 ジャガー Eタイプ シリーズ3

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14/35

CMR #02 ジャガー Eタイプ #03

予約投稿なるものを試してみました

※2025/1202ルビを修正しました

--そうと決まればさっそく取引きです。相手が国家だろうが国王だろうが容赦しません


殿下!


殿下「殿下ではない、我れのことはこれより、聖勇者と呼ぶがいい」


ゼイvlrス「殿下…そのようなお戯れはほどほどに……と」


聖勇者「よい、気に入った。ゼイvlrス、そちもそう呼べ」


ゼイvlrス「致し方ありません……」


では、聖勇者様、マシンの状況を考え見ても完全にオリジナルの修繕はできません。それはよろしいですか?


聖勇者「うむ…そうであろうな?」


ゼイvlrス「ご納得いたします」


外見は以前のものと同じ素材、形状で再創生、作り直します。リメイクです。内装やガラス、その他、足りないパーツも以前、修繕したというデータからのレプリカとなります。高品質をお約束しますが…そのようなリファインでよいのなら、お受けいたしますが、よろしいですか?


聖勇者「うむ…仕方あるまい、か? ゼイvlrス?」


ゼイvlrス「そうでございますね? データがあると申しましても、元の部分がないのなら修理のしようもございません」


ええ、そうなんです。修繕費は…どれくらいになるか計算してみないとわかりませんが……見積もり的にはそれほど高額にはならないと思います


聖勇者「良い、思う存分に用いるがいい。かわりに満足するものとせよ」


ゼイvlrス「殿下!」


聖勇者「殿下ではない、聖勇者だ。以後、そう呼ぶように命じる」


ゼイvlrス「分かりました…しかし、それはなりません。資金は臣民の税金()にてございますれば…今回の修繕に用いられるのはこちらの範囲でお願いいたします」


拝見します…これほどですか?


--思っているよりも少額です


ゼイvlrス「申し訳ございません。殿…聖勇者さまのお小遣いではこれが限度でございます」


聖勇者「すまぬな、では、それだけだ」


これは殿…聖勇者様が? お出しになると?


聖勇者「そうだ、当然であろう? 姉上のためだ。惜しくもない」


--スタッフの四半周期分の給料(ペイ)がお小遣いとは……。しかしこれでは十分ではありません


分かりました…それはこちらで考えがあります。では、期間はどれほど残されていますか?


聖勇者「早いほど良い…姉上がいつ帰ってくるか分からんからな」


分かりました。しかしこの修繕です…ああ、ありがとう……この周営星単位で4~5、長くても7自転周期はかかる、と予測が出ています。パーツによってはそれ以上かかる可能性がありますが…お姉上様はいつお戻りになられるのですか?


聖勇者「わからぬ、極秘なのだそうだ」


そうですか…では、外部の製造業者に頼んでいくつかの部位の再創生をしたいと思います……そのためにパワー・アトナリティ(委任状契約)をしたいのですが…よろしいですか?


聖勇者「それはどういったものだ?」


このマシンは就連邦統合府のデータベースに登録されていません。早急に登録をしないと…先にこれを見つけた、といって出し抜く輩が出てくる可能性があります。それを行わせないためには修繕品に関しては、契約で守秘義務を行う必要があります。もちろん、わたしたちガレージもその契約を結ばせてもらいます。それと同時に…聖勇者様側でマシンの初期登録申請を行っていただき、承認していただきます。これには執政主星惑星自転周期で数周期かかります。今すぐにでも行っていただきたいぐらいです


聖勇者「そうなのか? ゼイvlrス?」


ゼイvlrス「確かに…登録などはしておられなかったように記憶してございます。あそこは愚鈍の連中のたまり場のようなものでございますれば…時間は掛かりましょう。少々お時間をいただきます」


--? ゼイvlrスさんが止まりました?


ゼイvlrス「……申請に際し映像の要求がなされております」


! あのメンドクサイ登録にアクセスしたのですか? いまの短い時間に?


ゼイvlrス「左様で」


--執事型アンドロイド、一台欲しいです


ゼイvlrス「それに…証明書(クリアランス)が付与されていないために申請自体を却下される可能性がございます」


その点は心配いりません。車体証明書、修繕手引書、登録証…そういったものをスキャンして提出すればほぼ間違いなく通ります。なんならどこかの博物館か…知り合いの企業に頼んで精査して貰う手もあります


ゼイvlrス「なるほど…そのような手段が……」


ええ、泥棒を捕まえるには泥棒を使え、そういう古い諺があるようにどんなところにでも何らかの手段はあるものなんです


聖勇者「なるほど…それも地球のことわざか?」


ええ、そうです…それと登録するにはもう一つ、理由がございます


聖勇者「申してみよ」


就連邦統合府に最初に登録すると、初期登録料が発生し、報酬が貰えます。登録したデータを就連邦内で他者が閲覧、再利用、適用させたのなら、それぞれ閲覧料、利用料など使用料が発生します。その料金をリメイクの補填に充てたいと思います。それでいくつかの金銭的懸念が解消されます


聖勇者「? この金額では足らぬと? そう申すか?」


ええ、確実に…とは言えませんが幾分かは。その分の補填とレプリカの品質上昇を考えると…どうしても上積みが必要です。お分かりください


聖勇者「そうなのか? ゼイvlrス?」


ゼイvlrス「そうおっしゃるのでしたら、そうなのでしょう? レプリカのことは詳しくはありませんので……」


聖勇者「そうであるか…イマーク、そちに任せる。良いようにせよ」


分かりました…では、握手を


聖勇者「ははは、それはゼイvlrスに任せる。我れは簡素に他と触れ合うことができぬ故な」


そうですか…ではゼイvlrスさん、握手を


ゼイvlrス「ご威光のままに」


--契約は成立しました。しかし前途は多難です。果たしてこのマシンを以前よりも、より完璧に修繕できるのでしょうか? それは見てのお楽しみです



----?????-------------


いいですよー、ではそこでマントを翻して…そうです、今の動きをドアから入って行ってください、はい、行きますよー? スリー、ツー、ワン……!


聖勇者「お前たちのために自動車を持ってきてやった。ありがたく思え」


……はい、カット! キャー、かっこいいですよ~、聖勇者様、良い出来です。では次に……



いま、撮り直しを行っています。それというのも…殿下がいらした時の映像の一部がガレージに備え付けられた装置のものしかないからです。突然の訪問に撮影スタッフが対応できず、はじめの部分やいくつかの場面の撮影が間に合っていません。ガレージを常時、記録、記憶しているこの装置はマシン用のものであって、交渉可能体を撮影するようにはできていません。激しい動きなどには対応できず、画素粒子がやや乱れてしまったうえに、特定方向からのものしかなく、音声もところどころ充分に記録できていません



いいですね! 聖勇者様! 俳優の素質も十分です。みな聖勇者様の魅力に参っちゃうでしょう。ええ、カッコいいですよ! では…次にこっちへ来てもらって…はい、そこです、はい、そこからそっちへ歩いていって、そう、そこで振り返っていってください。そうです! では…どうぞ!


聖勇者「うむ…成功した暁には我が国家の上級貴族に迎え入れようぞ」


………はい、いいですね~、それってスタッフももちろんですよね?


聖勇者「もちろんだ、みな、迎え入れようぞ」


キャー、聖勇者様、ステキ! もうみんながんばっちゃいますよ~



………、肝心な殿下やゼイvlrスさんが上手に撮れていないのは…対外的なこともありよくありません。そのため…無理をいって再現させてもらっています……こんな点はやはり子供です。少しおだて…おほん、懇切丁寧に頼んだらご覧の通りです。悪いとは思いますがこれも仕事です…不敬罪や名誉毀損で首が飛ばないことを祈るだけです



じゃあ、次は外を取り直しましょう…イマーク? イマーク! おい、お前がいないと始まらないだろうが、早くしろよ


……、はいはい、今行くよ、少し待っててくれ



--今回の修繕が無事、終了したらガレージのバージョンアップを考えないといけません。外部記録、記憶装置を行う撮影機材も候補に入れましょう



おらっ、おまえが立ったままだったら聖勇者様が見切れるだろうが! あん、聖勇者様はそのままでいいですよ~? もちろん、そのままで十分、カッコいいですよ~ ええ? 台だあ? んなもんに乗せるなんてダメだろうが? ああ? わかんだろう? そんぐらい…アホなのかよ? てめーは……



--それにしてもkリアはほんとうに私に対してだけ、口が悪いです。好かれているからでしょうか? 悪い気はしません



予約の時間も間違い ルビもなんかダメ 散々です

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