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配信始めました 〜ダンジョン編〜  作者: ばっつ
第一章 そうだ 探索者になろう
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第2話 探索者になるには?②

 ダンジョン学校に入学して二週間が経過した。その間、座学や武器の扱い方及び実習、魔法学など、色々な事を勉強した。


座学に関してここまで教わった事は、ダンジョン探索に関する法律や過去の事例それに伴う問題などだ。特に覚えておかなくてはならない事は、


・ダンジョンに入る時は、入り口の所にある受付で入退場の記録をつける事。(入退場を記録に残しておく事で、ダンジョンに異変が起きた場合に、中に人が残ってるかどうかが大凡ながら確認できる)


・他の人またはパーティが戦闘中はなるべく近づかない。(攻撃に巻き込まれて怪我をする、又は致命傷を負わせられる。悪意を持つ者が攻撃する、攻撃される、又はその両方)


・他人の戦闘の救援や援護、救助をする場合は、必ず声をかける。(上記の内容と同じ。それ以外に魔獣を倒した際の実績やドロップアイテムの横取りの防止)


・ダンジョンで入手したドロップアイテムは、ダンジョン入り口にあるアイテムカウンターに提出し、そこで買取か持ち帰りを選択できる。但し、政府が指定するアイテムは強制買取となる。(魔獣を倒した際に出てくる「魔石」やダンジョン産の鉱石等は生活に密着した物である為。そしてドロップアイテムはの中には人智を超えた性能を有するものがある為、国が管理し世の中の混乱を抑える為)


 等、様々な決まり事があるんだけど、一番重要な事は、

「ダンジョンの中は基本的には自己責任。自分の身は自分で守る」

 である。自分の意思でダンジョンに入るんだから、ある程度は自己責任だよ、との事。でも、ある程度って事は例外もあるって事らしい。


 そして今日の講習は、ドロップ品の事だ。

「えー、今日は魔獣を倒した際に落とす、ドロップ品について説明していきます。教習本『魔獣の基礎知識』の生活必需品の項目を開いてください」


 生活必需品とは魔石や鉱石の事だ。かなり生活に密着しているって聞くけど・・・


「まずは魔石から始めます。魔石とは、魔獣や魔物を倒すと必ず落とす宝石のような物です。これは魔力が凝縮した物であり、魔石の有無で魔獣か野生動物かが決まります。又、稀に野生動物がダンジョンに迷い込んで、多量の魔力を浴びた結果、魔獣に変化すると云う事例が報告されています」


 ほうほう。と云うことは、偶に新種が出てきたりするのかな?でも、新種発見の話はあんまり聞かないけどなんでなんだろう。そう思ってると、講師の先生が理由を説明した。


「しかし、魔獣に変化すると言っても新種になるのではなく、系統の似てる既存の魔獣に変化します。理由は、教習本の『魔獣とは何か』の項目を開いてください・・・」

 

講師の先生の説明によると、魔獣とは『実体を持った魔力』との事だ。この世界の情報を得たダンジョンが、生物の情報を魔石に書き込み、其れにより生まれるのが魔獣らしい。要は、ダンジョンが野生生物を参考にして作ったのが魔獣なのだ。なので、倒せば体が粒子状になり霧散して魔石を落とすのも当たり前だし、魔力を浴び続けた野生動物が、既存の魔獣に変化するのも当然と言える。とは言っても、ごく稀に、新種が産まれる事もあるという。なるほどねー。研究者の人達よく調べたね。DNA鑑定なんて出来ないだろうに、凄い執念を感じるな。


「この事はDNA鑑定で分かったそうです」


 えっ!? DNA鑑定が出来た!? 

 魔力が実体を持った結果、本当の肉体が形成されたって事か?

 という事は、同じ種族なら、繁殖可能って事なのか?

 魔獣・・・いや、魔力って凄いな。


「ちょっと話が逸れました。魔石の説明に戻りますね」


 関心感動している間にも、講師の先生の説明は続いている。


「魔石は、色や大きさによって属性や品質が変わってきます。ただ、小さくても高品質の物もあり必ずしも、大きい=高品質、とは限りません。では、魔石はどの様に利用されているかと言うと、完全に無公害なエネルギーなので生活エネルギーとして利用されています。有名なところでは発電施設ですね。数種類の魔石と術式により大量の蒸気を発生させ、それによりタービンを回して発電させる。この様に従来の化石燃料から魔石へと切り替えていく事により、発電による二酸化炭素排出もほぼゼロとなりました。そして、雷属性の魔石はバッテリーや電池などに利用されたり、炎属性の魔石はコンロや暖房などに利用されたりと、様々な属性の魔石が色々な事に利用されています」


 うん、思ってた以上に密着してた。すごいな、魔石って。


「魔石の属性についてですが、欧米とアジアで微妙に違うと云う報告が有ります。なぜかと云うと・・・」


 先生の説明によれば、東アジア圏のダンジョンから産出される魔石の属性は五行思想に起因し、欧米の方は四元素に起因する。これは、その地域の自然哲学がどの様に考えられているかをダンジョンが読み取り、それに合わせて属性を決めているから、との事だった。よって五行思想のある地域の属性は、『火水木金土』の五種類で、四元素の欧米は『火風水土』の四種類である。因みに、光と闇は見つかっていないらしい。


「そして、魔石の属性は色によって識別可能です。属性の色は、

・火ー赤

・水ー黒

・木ー青

・金ー白

・土ー黄

 となってます。因みに欧米の属性の色は火、土は同じ色ですが、風は緑で水は淡い青なってます。木属性の色も青ですが、濃淡で判別可能です」


「次はドロップ品について説明します。教習本『魔獣の基礎知識』の魔獣の落とす物の項目を開いてください。」


 

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