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第四話 どうでもいいんです。

珠生と斎藤は、これからのことを話合うために、珠生のベッドの上で正座で向かい合っていた。


「・・・・・・相沢の部屋って、俺が見てきた女の子の部屋と若干違うような気がする。」


その言葉にニッコリほほ笑みながら珠生が答える。


「お前が今までピーするためにピーピーピーさせたりピーしたりピーピーしてきたメスどもと一緒にすんな。(伏字の部分は自主規制です♥自分の好きなように変換させてねby作者)にわかオタク舐めんなやボケが。まず手始めに泣いて許しをこうて土下座して死んで見せてうちを楽しませろ。」


「オヤジぃ、オカン~、俺が知ってる女の子じゃないよ~!何?何なのこの子!」


息継ぎなしの笑顔で言いきった珠生とは対照的に、斎藤はガバッとベッドに突っ伏して、泣きまねをし始めた。珠生の部屋(マンガがかなり多くて、棚にちっちゃいフィギアが立ってたりする。)を見渡してみての発言だったが、完全に話がそれてしまった。


「今何時?」


「八時であります相沢将軍!」


斎藤が右手を額に付け、敬礼のポーズをビシッときめる。


「うむ、よろしい斎藤二等兵。私は作戦会議の前に腹ごしらえをしたくなった。話はあとだ。食事をとるぞ。」


「ハッ!了解しました!しかしながら相沢将軍、私めはどうしたらよろしいでしょうか!」


「なんだまだいたのか斎藤二等兵。お前はもうさがれ。」


「そんなぁ・・・俺もご飯食べたいであります相沢将軍。」


大きな体をしょんぼりさせながら、ウルウルおめめで見つめてくる斎藤に、あるはずのない犬耳と尻尾が見える。


(うがあぁーーーーその目をやめろ!!!目からビームが!メガネっていうガラス越しやから命拾いしとるけど、直視したら確実に惚れる自信がある!)※珠生はメガネっ娘です。


「あ、あんたは犬かっ!!わんこちゃんか!!この野郎、うちの動物好きを知っての行動か!

・・・・・まぁええわ。かわいそうやけど、あんたは霊体やからご飯食べられへんねん。頼むからリビングで大人しくしといてくれ。」


「・・・わかった。」


「その前に着替えるから廊下にでて。」











~十分後~



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・なんやねん。なんか文句あるんけ。」


「・・・・・・・・・・・・・・相沢・・・・・お前女捨てすぎだろ。今ならまだ間に合う。着替えてこいよ。」


「チッ、それは認めざるおえんな。でも、どうせ斎藤と親しか見ぃひんねんからええやろ。ほっとけや。」


廊下に出て待っていた斎藤が、ドアの開く音に気づき振り返ってみるとすぐ目に飛び込んできたものは、「相沢」と刺繍された真緑の上下セットのジャージをきて、ミディアムボブの髪をかちゅうしゃであげた姿の珠生だった。


「いや、いやいやいや駄目でしょう!親ならわかるけど俺もいるんだよ!?俺も一応ちゃんとしたものがついた立派な青少年なんだよ!!しかもカッコイイって言われる部類に入ってるんだよ!そんな俺が家に来たら、普通の女の子は良く見られたいもんだからこう『斎藤君がうちにくるなんて!!!キャッ♥脈アリ!?かわいいカッコしなくちゃ!』ってなるんだよ。いや、なるはずなんだよ!おれの経験では!しかもお前、それ明らか中学のジャージじゃねーか!ジャージ着るにしても、もっとまともなのがあるはずだろ!てか真緑ってなんだよ!突っ込みどころ満載過ぎて、どこから何を突っ込んでいいのかわかんねーよ!!!」


今まで自分の前で女の子たちは、可愛くみせよう、みられようとしていた。そんな子しか知らない斎藤は大きな衝撃に見舞われてしまったようだ。

珠生はそれをどうでもよさそうに聞き流す。


「あ~~~もう、ハイハイわかったから。言いたいことはそれだけか?あんたうっとおしい上にしつこいんかいな。斎藤君、あんたにえぇ事教えたるわ。ウルサくてしつこい男は嫌われるってな。大事やからよぉ覚えときや。」


「くっそぉ~~~!!お前に言われるとなんか物凄いムカつく!!」




「たまきぃ~!!あんた何一人で喋ってんの!夜に近所迷惑やで!それにもうご飯やからはよ降りてき!」



廊下での言い合いは思いのほか響いていたらしく、珠生の母親が下の階から叫んで止めにはいってくるほどだった。


「ケケケケケッ!!怒られてやんの~!!」


「ウルサイ。黙れ。斎藤。寝てるお前の顔に肉とか第三の目とか、瞼の上に目玉とか鼻の穴拡大とか鼻毛とか青髭とか描いちゃるから覚えとけよ。・・・ハイハーイ!!今行く!!ママの方が声でかいやん!そっちのが近所迷惑やで!」


前半は、「どこからそんな声だせるんだ」と思うほどの低い声で。後半は、リビングにいる母親に向けて大きな声で叫ぶ珠生は、「顔に落書きされまくって病院で眠り続ける自分」の顔を想像してフリーズする斎藤を一人残し、階段を駆け下りて行ったのだった。


会話の端々で、斎藤がナルっぽい発言を・・・。

次は斎藤君視点のお話を書くつもりです。のんびりお待ちください(・∀・)

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