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「さ、最近友達増えたし大丈夫だよ。それに……。」
「それに?」
「……空宮さん達も後輩だけど友達でしょ?」
雨乃が照れながら上目使いする。
まるで、自分の美しさと可愛らしさを熟知しているような動きであった。
「そ、そうですね。……えへへ、お友達です、私達……。」
紅葉は、自分の中の何かが、ガラガラと崩れる音がした。
堕ちた。
いや、堕ちた、ではない。
年上ながら、こんな可愛い少女が学校一の不良などと呼ばれ、恐れられていて良いわけがない。
紅葉はある決意をした。
「さ、最近友達増えたし大丈夫だよ。それに……。」
「それに?」
「……空宮さん達も後輩だけど友達でしょ?」
雨乃が照れながら上目使いする。
まるで、自分の美しさと可愛らしさを熟知しているような動きであった。
「そ、そうですね。……えへへ、お友達です、私達……。」
紅葉は、自分の中の何かが、ガラガラと崩れる音がした。
堕ちた。
いや、堕ちた、ではない。
年上ながら、こんな可愛い少女が学校一の不良などと呼ばれ、恐れられていて良いわけがない。
紅葉はある決意をした。