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甘え嬢ズ  作者: あさまる
55/88

17ー4

「……ね、ねぇ、美姫?」

先ほどまでの声色とは違うもの。

甘い蕩けるようなものではなく、固く真剣な声。

それはやや震えていた。


「うん?なぁに?」

こちらは相変わらず蕩けに蕩けている。

耳を通り、優香の脳を溶かそうとしているのではないかという甘いものだ。


「今週末さ……。」


「今週末?」

何かあっただろうか?

あまり働かない頭で美姫は考えた。

しかし、何も心当たりがなかった。


「……お、お泊まり会しない?」


それは、美姫にとってあまりにも甘美な誘いだった。


「え、お、おおおお泊まり会っ!?」

一気に美姫の脳が覚醒する。

跳び上がり、優香の胸元から離れるのであった。


「うん、私の家でお泊まり会。」


「うん……行くぅ……えへへ。」

再び蕩ける美姫。


最早、美姫には拒否など出来るわけがなかった。

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