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名も知らぬあなたへ

作者: 琥珀ルイ




夜風に吹かれて君を想う

少し肌寒いと声に出してみた

どこからか聞こえてくるネコの鳴き声

喧嘩でもしているのだろうか

僕には悲しみだけがつもっていく


ずっと夢ならばと星に願う

ひび割れた心で

手を伸ばせばそこに

光が待っているはず

そこに向かってみようよ


瞼を閉じてそっと口ずさむ

いつかに歌った恋の唄

歌詞はもうよく覚えていないんだ

次々と忘れていくばかり

君の思い出と一緒に


ずっと夢ならばと星に願う

ひび割れた心で

手のひらの中には

くすんだ雫があって

誰かの顔を映している


箒星が流れた夜

隣には君がいて

それが幸せだった


でも 明けない夜はない

醒めない夢もはない

朝が来なければいい


ずっと夢ならばと星に願う

ひび割れた心で

手を握っていたい

誰のか分からないけど

近くにある気がする


よく知っている柔らかさと温度

名も知らないその人に

おかえり

そう言って欲しくて

かなり久しぶりの投稿です。

この作品を読んでくれたあなたに素敵な夜が訪れますように。

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― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりです。この作品を読んだお陰で素敵な夜を迎えられそうです。
2018/05/13 11:23 退会済み
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