5話 張り切りすぎてる
マリオのRTAしてて遅れました。
ダンジョン攻略当日
「ここがまだ最新部まで誰も行ったことがないダンジョンか。」
「なんというか・・禍々しいな」
「俺たちなら攻略出来るぞ、なんだって俺たちは勇者だからな!」
「そうだそうだ!」
「高橋君が居るんだったらどこにいても大丈夫よ!」
向こうは、高橋や自分達が強いからって浮かれてるな・・・現在その強い高橋は俺を睨んでいるんだが、俺の顔に何か付いているのか?まあいい、最前列は強ーい勇者さんに任せて俺は辛木について行く事にしよう。
「ファイア!」
おっ、前から声が聞こえる。もう戦い始めたのか。俺?・・ハハハ戦うわけ無い無い一瞬で粉々に粉砕されるのがオチだろ
「おいおい、何が未攻略ダンジョンだよ、サクサク進んでんじゃねーか」
「そうだな、このままだったらボスも楽勝だな!」
おいいいいいい!フラグ立ててんじゃねえー!
「オッシャー!突き進むぜー!」
「「「「「「オーーー!!」」」」」」
そのまま勇者たちは、突っ込んで行った・・・って、早!俺のステータスじゃ無理そうだな
「皆が突き進んでいるのに、宏太は冷静だね。」
「そうか?」
「そうだよ」
ここで俺のステータスでは追いつけないからと言うとどんな反応をするのだろうか。 まあ言わないけど
「まあ、俺たちも行くぞ」
「そうだな」
そうして俺も急ぎだした。
5分後
「フー」
ヤベー!マジで疲れる!舐めてたわ、異世界舐めてたわ!別にレベルなんか上げなくてもいいやって思ってたら今の現実だわ!あーもっと鍛えておけば良かったなー。
「先に行っていいよ、俺じゃあ追いつけないから。」
おっ!、これはいいチャンスじゃないか!
「いいや、疲れたし待つよ」
「いやいや宏太ってそんなにステータス低くないでしょ」
ゴメンな辛木、ガチで低いんだ、
「いいや!疲れたから俺は待つ!」
「なあ、アレ何?」
「ん?・・・・・・・勇者だろ」
そこに見えたのは、勇者が本気でダンジョンを引き返す姿だった。
ヤッベーこれ踏み潰される系だろ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
痛い痛い!俺いるんだぞ! ってちょっとやめろ、やめろ!
予想どうり俺は勇者達の踏み台にされました。
次の話を長くするつもりなので今回短いのは、許してください!